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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
中央での生活 ダンジョンに入るまで
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38話 初登校

前半が幸正視点

途中から芽衣視点になります

視点変更の話ははじめて書きます

週明け

俺と美穂はいつも通り制服を着て学校に向かう

朝のホームルームがはじまる直前に担任教師に連れられ

教室に向かう


「幸正さん 美穂さん 緊張していますか?」


担任教師が俺たちを見て心配そうに声をかけてくる


「初登校なので…それは…まぁ」

「わたしも同じかな 何人ぐらいいる教室なのか…とか」

「人数は20名ですね お家柄もいい家ばかりとなっております」

「そ、そうですか」


美穂が顔をひきつらせながら言う


「美穂さん 大丈夫ですよ それに美穂さんもお家柄は…」


担任教師は美穂と未来の関係は把握している様子で美穂見る


「教室に着きましたね ちょっと ここで待機お願いしますね」

「「はい」」


担任教師が教室の中に入り朝の挨拶などをしている間

俺と美穂は念話で会話していた


「金持ちだらけの教室ですか はぁ」

「ゆきくん 心底嫌そうにしているね」

「あんまりいいイメージが前世でなくて あはは」

「そんなに金持ちってひどいの?」

「直接関わったことはないけど…物語とかでは酷いのが多かったなぁって」

「そうなのね でも、今世だと…おねえちゃんとかいるでしょ?」

「あ うん みくちゃんはいい子だなと思うよ

 むしろ ぼくがやらかしてばかりで迷惑かけてばかりだなって」

「そうよね 色々やらかしまくってるもんね ほんと」

「みほちゃんもごめんなさい」

「ううん 半分はわたしだから原因」

「ありがと」


俺たちが念話をしていると教室から

俺たちを呼ぶ担任教師の声が聞こえてきた


「二人とも中に入って自己紹介お願いね」

「「はい」」


俺たちは中に入り黒板の前に立ちながら

自己紹介を行おうとすると

目の前に俺たちを見て好奇な表情になるクラスメイトの顔に

どうしようと思いつつも口を開く


「加賀幸正と言います 最近この街に越してきまして

 編入することになりました よろしくお願いします」


俺は無難に自己紹介を終える

美穂も同じように俺に続いて自己紹介をする


「樹美穂と言います 幸正くんと同じく越してきました

 えっと…わたしの顔を見てピンと来た人はいると思いますので

 あそこにいる月宮未来様の双子の妹となります

 苗字が違うのは事情があると言うことを察してください

 よろしくお願いします」


美穂が自己紹介を終えるとシーンと静まりかえるが

ただ一人だけ俺と美穂を見て立ち上がって大声を出した子がいた

おさげ髪をして目立たない感じの女の子だった


───芽衣視点───


わたしは朝の会の始まるまでドキドキしていた

どんな人が来るのだろうとかずっと気になっていました

そして…いざ朝の会が始まり

編入生が二人 教室に入ってきて

彼らを見た瞬間に新しい服…というワードが

頭の中でグルグルとこだましてました

そして幸正さん 美穂さんの自己紹介を聞き終えて

美穂さんと未来様の双子ということ

新しい服と言うこと

思わず机を両手で叩きながら立ち上がって

「あーっ」なんていう大きな声をあげてしまい

二人はもちろん教室にいた全員から注目をあびてしまい

赤くなりうつむいてしまいました


「芽衣さん 急にどうしたのです?」

「えっと…なんでもありません ごめんなさい」


先生がため息をつきながらわたしに注意してきた後

二人の席を決めてます


「そうね 空いてるところは…美穂さんは未来様の隣でいい?」

「はい」

「そして…幸正くんは…うーん

 空いてるところだと芽衣さんの隣になるようだけど

 幸正くん いい? 芽衣さんもいい?」

「はい」

「えっ? わたしの隣? あ はい」


思わず慌ててしまいながら答える

美穂さんと幸正くん 二人とも席に移動して

幸正くんが隣に座ると


「よろしくお願いします」

「はい こちらこそ あの 休み時間にお時間いいですか?」

「えっ?」


幸正くんは驚いて

美穂さんと未来様の方をみて反応を伺いながら

わたしに返事をする


「みほちゃんとみくちゃんも一緒なら?」

「はい それて構いません」


やはり未来様と関わりのある人でした

きっと幸正くんと美穂さんが着ている服も

そうなのでしょう

色々楽しみになってしまいます

わたしは授業そっちのけで休み時間のことを考えてしまいました


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