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406話 句美子と美海の家族との会話

次回は水曜日になります

すみれ達と入れ替わるように

句美子と美海の一家が俺たちの前にやってきて

句美子と美海の両親が、ゆかり様に挨拶をはじめる


「「「「いつも娘がお世話になってます」」」」

「いえいえ 侍女見習い1年目で

 色々と侍女の仕事よりも幸正のせいで余計な仕事を

 任せてしまってることについて

 わたくしとしては心苦しいです」


句美子と美海の両親達の言葉に、ゆかり様が俺をちらっと見ながら答えると

句美子と美海の両親と祖父母達が一斉に俺を見て

何か言いたそうな雰囲気を醸し出している


「あの…句美子さんと美海さんに変な力を与えてしまったこと

 申し訳ありません」


俺がたまらずそう口にすると、ゆかり様はため息をついて俺を見る

句美子と美海は俺の言葉に両親に対して話しかける


「お父さんもおじいちゃんも…昨日も言ったけど

 この力はわたしが望んだことだから」

「そうだよ 指輪の力も望んだことだしアイドルになりたいことも

 わたしが選んだことだから…幸正様を責めるのはやめて欲しいよ」


句美子と美海がそう口にすると句美子の父親と美海の父親が

頭をかきながら句美子達に話しはじめる


「あ せめてない せめてないんだが

 幸正様がやってることがあまりにもとんでもなくてな」

「俺も娘がこんなことになってるのは驚いてるが

 幸正様のことせめるつもりはないし…むしろ

 俺は幸正様に色々聞いてみたいことあるのだが」


句美子の父親と美海の父親がそう言う

美海の父親は俺の方を見て口にしていたので

俺は美海の父親に話しかける


「えっと…美海さんのお父さん

 ぼくに聞いてみたいこととはなんでしょうか?」

「あ はい 娘がお世話になっています

 俺は仕事で出版社に勤めているのですが

 昨日の宣伝番組をみまして…色々と思うことがあるのです」


確かに宣伝番組は色々とずるをしているわけだし

現状の技術力しか知らない人には思うところは多いだろう


「まず、番組を全国民に見せるという点

 テレビやラジオの立場がないと感じます」

「はい それは百も承知してますが

 来週末の宣伝なので現状のテレビ普及率等を考えた場合

 どうしても情報伝達率が悪いのです」

「はい そこは確かにその通りですし

 俺の家でもテレビは…まだ買えていませんので」

「テレビ普及率が各家庭に1台以上というのは…まだまだ無理ですし

 ましてやカラーテレビはまだ技術的に出来てませんし

 明智の爺さんには色々とサンプル品は預けていますが…」

「あの発明家の明智さんですか…あの人とも繋がりがあるのですか…」


美海の父親が驚いて声を高めて言う


「はい 学校の先輩に孫がいたので…声をかけました」

「なるほど 明智さんに色々と技術を投げていると」

「ぼく自身は専門知識もありませんから

 日本にあったものを記憶を元に再現して

 それを爺さんに渡しているだけです」

「記憶を元に作り出していると?」

「はい」

「あの…それだと…どうして大量生産しないのです?」


美海の父親が気になったのか聞き返してくる


「大量生産は可能ですが…それだと

 この国の基礎技術が発展しないでしょう?」

「確かに…そうですね」

「なのでサンプルを渡して技術発展させて

 雇用も増やして経済を発展させたいというのが

 ぼくの狙いです」

「うーむ 美海 この方 7歳だよな?」


7歳にみえない回答しかしてないからか

美海の父親が美海に確認している


「はい 歳は7歳 ですが…中身は前世持ちですので」

「なるほど…うーん

 幸正様 料理本などは出版してもよろしいでしょうか?」

「そこは構いません むしろレシピを広めて貰いたいので

 こちらとしても助かります

 カラー印刷は…まだ技術的には?」

「はい まだ白黒ですね カラー印刷も羨ましい限りです

 美海に色々とネットのこととか聞いてますが

 100年という差があるとのことですが

 この国も…科学の発展出来るのでしょうか」

「出来ると思います いや やります

 明智の爺さんだけじゃ足りないので

 技術者に声をかけて貰えるとたすかります」

「はい 仕事柄 あちこち知り合いもいますのであたってみます」


美海の父親との会話も一段落すると

句美子の父親が俺に話しかけてくる


「幸正様 句美子もお世話になっています」

「こちらこそ 句美子さんにも色々と面倒ごとおしつけてますから」

「まぁ 句美子がしたいと言うことなので…とやかく言いません

 それよりも来週末…混雑しそうで…」


句美子の父親が困り顔になっている


「もしかして…交通機関の関係者でしょうか?」

「はい 駅員をしています」

「なるほど さすがに全国からやってくるというのは

 考えにくいですが混雑は確かに

 そうなると…当日も仕事になりますよね?」

「はい 仕事ですね 句美子の晴れ舞台なのに…見ること出来ないのは

 心苦しいです」


句美子の父親が悲しそうに言う


「お父さん そこは心配しないで…ライブ映像も配信する予定だから

 駅にいても見ることは出来るよ?」

「そっか…楽しみにしてるよ」

「あ 美海さんのお父さん 句美子さんのお父さん」

「「はい?」」


俺が思い出したように二人に声をかけると二人ともふりむく


「お二人は都内勤務ですよね?」

「「そうですね」」

「ここからは距離は?」

「駅までは遠くなりましたが問題ありません」

「俺の方も通えない距離ではないので」

「ぼくたちの事情に巻き込んでしまっているので

 瞬間移動 ダメージ無効と状態異常無効だけを

 有効にしている指輪を渡しておきます

 通勤に使ってください」

「「えっ? よろしいでしょうか?」」

「他の人にも渡す予定ですので問題ありません」

「「はぁ…あ、ありがとうございます」」


二人ともため息をついた後慌てて礼を言って

指輪を受け取ってくれた

二人の父親との会話も一段落した後

二人の妹と弟も紹介された

句美子の方は妹二人に弟一人

美海は弟二人に妹二人いるようだった

紹介が終わる頃に舞菜香がやってきたようで

句美子と美海が舞菜香に声をかけにいったみたいだ


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