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403話 地下居住区作り

次回は水曜日になります

4人で移動することになり空き家の前にやってくる


「とりあえず、家の間取りと配管等の解析をします」


俺は空き家の壁を触り解析を行う

間取り自体は加賀家と樹家が借りている家と変わらないようで

4LDKほどの、ごく普通の平屋だったので

これをベースにリビングをもう一部屋拡張して地下6階層まで

同じ間取りで作っていく

配管や浴室、トイレなどは近代日本のものに作り替えて

電気湯沸かし方式などに置き換える

それを5軒すべて作業を進めていく


「とりあえず、5軒とも地下6階層まで作り終わりました

 あとは…7階層を5軒すべてに繋げての共用スペースにしますか?」


俺が提案してみると、ゆかり様が首をかしげながら聞き返してくる


「共用スペースですか どういったかたちにするのです?」

「そうですね 台所とトイレと大浴場は作っておく予定で

 あとは…30家族が集まって食べることが出来る居間ですか?」


俺が答えると…ゆかり様が呆れ果てたように

ため息をついてしまう


「ふぅ…あなたって…そんなことばかり頭回るのってどういうことなのです?」

「と言われましても…30家族いるわけなら

 こういう仕様にした方が家族間の交流も活発に出来ると思うのですが」

「それは…確かに…そうですね」

「ついでに8階層は体育館を作ろうと思います」

「「「体育館?」」」


美穂達もどうしてまた?というかたちで

ゆかり様と一緒に聞き返してくる


「はい 子ども達もそれなりにいると思うので

 その子達が退屈しないような場所も必用と思ったまでです

 ぼくやみほちゃん達はダンジョン籠もったり

 模擬戦したり色々と普通じゃないことばかりしているので

 参考になりませんし」

「確かに…わたしたちを参考にするのは…無理だもんね」

「そうですねぇ 考えてみると…わたくしもそうですが

 芽衣さんやあやこさんも精神的に大人びてますよね」

「だよねぇ めいちゃんは…そうだよね

 あやこちゃんも…わたしたちと関わるようになってから

 色々と変わったのかもしれないね」

「えぇ 幼さはあるようですが…家の仕事もこなしつつ

 ダンジョンで食材狩りなども積極的ですものね」


美穂と未来が色々と話し込んでいるのを

ゆかり様も頭を抱えながら聞き込んでいた


「美穂と未来だけじゃなく…芽衣やあやこも

 言われてみれば…子どもらしくないですね はぁ…

 あなたたちを基準にすると色々と勘違いしてしまいますが

 確かに…あなたたちの年代は…遊びたい盛りでしょうし

 大人しくして貰うのも無理になりますね」

「はい そこで体育館です

 かなり大きなスペースにしますので

 色々と出来るはずです 日本の一般的な体育館と同様な構造にしますが

 天井の高さはかなり高めにします

 理由としては…ボルダリングなども出来るスペースも用意したいのと

 球技…テニス、サッカー、バレー、野球、ハンドボール

 ドッジホールなどなど屋内ですることを前提で

 天井の高さはある方が天井に当たることも減るでしょうから」

「ゆきくん 球技とかはルール覚えないとむずかしいんじゃない?」


美穂が突っ込みを入れてくる


「うん だから…ミアさんに子ども達の子守をお願いしようかと

 さすがに子ども達だけで体育館で遊ばせるのは

 怪我も怖いし…ミアさんなら対応してくれるでしょう?

 他にも男性陣は料理しないだろうから

 子ども達の相手を任せることもできるよね」

「そっか 深愛様なら安心出来るね

 お母様 こんな感じでいい?」


美穂がゆかり様に確認をする


「問題ないわ」

「ゆきくん 体育館なら倉庫も必用じゃない?」

「もちろん 倉庫も舞台もすべて日本式にしてしまいます

 ネットやバスケットゴールリングや

 ボルダリングのスペースの方も調整します

 ボールやラケット等も…この際 作り出してしまいますね

 あと 壁に液晶モニターを設置して

 各種スポーツのルール説明等も表示出来るようにします」


俺はイメージを固めていき8階層を作っていく


「とりあえず、これでよし」

「ご苦労様ね」


ゆかり様が労いの言葉を俺に向けてくれる


「いえいえ あとは…体育館と…ぼくの地下室の訓練場も

 ゲートで繋げておきます

 桜木家の裏庭の地下室7階層へのゲートは

 葵さんに確認してから…こちらの7階層と繋げるかどうか決めます」

「そうね 向こうの人にも連絡とらなきゃね

 ひとまずは…出来上がり?」


ゆかり様が確認を求めてくる

俺は作り漏れをしているかどうか思い返しつつ


「うーんと 各階層に冷蔵庫、全自動洗濯機

 電気コンロ、掃除機なども置いていきましょう」

「「あ…忘れていたね」」


美穂と未来が忘れていたと呟く


「とりあえず、冷蔵庫は大型のものにします

 何人家族かわかりませんが…大型にしておけば平気でしょうし」

「確かに」

「「うん」」


各家6階層の30箇所すべてをまわりながら

台所の調整やら色々としていく


「これでよし」

「ご苦労様 時間かかったわね」

「30箇所もありますし なお、電力ですが魔力充電を

 めんどくさいのでこの5軒とぼくたちの家と

 すべて連結して充電させることにします

 その方が…ぼくやみほちゃんが充電出来るし」

「そうだね 魔力は有り余っているし わたし」

「はぁ…あなたたちは…なにからなにまで自己完結させるわよね」

「はい すみれさんたちや句美子さん達も充電可能ですが

 侍女寮からだと遠いし…瞬間移動で一瞬とは言え

 こっちで出来る方が手間もかからないわけで?」

「まぁ…そうね 彼女たちには色々と仕事して貰うわけだから

 手間を増やさない方がいいわね」

「はい」

「「ゆきくん おつかれ」」

「うん 月宮の敷地内を色々と魔改造しすぎてるけど」

「大丈夫 使うのは関係者だけです」


未来が笑顔で言う


「一度 家に戻って休憩取ろう?」


美穂が提案してくると俺たちは同意して

加賀家の居間に戻ることにした


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