394話 宝石少女隊 撮影 12
やっと撮影回が終わりました………
次回は水曜日になります
母親が説明をしつつ冷蔵庫から余り物の野菜や肉をとりだしていく
「簡単に野菜炒めにしようと思います
電気コンロはガスに比べて安全ではありますが
火力不足になることもあります
その辺は製品次第ということで
操作ダイヤルで火力調整を行います
我が家では魔力を電力に変換するようにしていますので
電気代は少なくてすんでいますが
実際、電力だけで行うと電気代はかかりますので
その辺の兼ね合いは家計を見ながら
各自で決めて下さい」
「確かに…そうですね 光熱費はかかりますから
ガス代との兼ね合いになりますね」
ゆうも頷きながら言葉を返す
「ご覧の通りコンロに関してはガスコンロか電気コンロかの
違いですので…特に説明もいらないと思いますが
どうしますか?」
母親が問いかけると
ゆうたちも頷きながら話を進める
「はい そうですね 野菜炒めの様子は撮影しながら
ホットプレートの方に移ります」
そう言うと3人ともホットプレートのほうに移動する
野菜炒めの撮影はカメラモードのビットを一つだけ残して
そのまま撮影を続けることにする
由美、ひまり、さちこの3人のそばに
ゆう達がやっていき、ゆうが話しかける
「ホットプレートは…もうしばらく先と言われていますが
実際に使ってるところを見せて貰えるのはありがたいですね」
「量産体制さえ整ったら早急に発売しますので
国民の皆様には今しばらく…お待ちくださることになります」
ゆうの言葉に会社関係者の人も申し訳なさそうに言う
「それでは…由美ちゃん お願いします」
ひろみが由美に言うと由美が微笑みながら説明をはじめる
「ホットプレートですが簡単に言えば電気コンロの携帯版です
小型にして持ち運びが出来るようになっているものです
またプレート部分も取り外して水洗も可能になっているだけではなく
用途に合わせたプレートも数種類用意されています
この辺は…お値段次第ですし…実際に販売する型が
こういう型になるかどうかは…わたしたちにはわかりません」
そこで由美が会社関係者の人をみる
「はい そういったタイプのものも、ご用意する予定です
またプレートだけを販売したり色々考えています」
「それはそれで…買う側としては助かりますね
最初に全部揃えるのが難しい場合は
あとから買い足せるようにして貰えるのは助かります」
頷きながら、ゆうが話す
「今、設置してあるのは溝などがない平らなプレートですが
こちらの溝があるタイプは焼き肉などを焼く場合には
余計な脂などを溝に流れていくようになっています」
由美が説明をするのとあわせるように
さちこが溝ありのプレートをとりだしてきて
カメラの前に見せていく
「日本の場合ですがプレートにも色々と加工が施してあります
焦げ付かないようにするための工夫
この辺は…わたしたちもわかりませんので
会社の専門家に任せることになります」
「はい 色々と分析して作っていく予定なので
よりよいものを…お届けできるように努力はしてます
技術的に未熟な部分もありますから
最初から完璧なものは出来ないかも知れませんが
よろしくお願いします」
由美の言葉に会社関係者の人は冷や汗を流しつつ言う
「さて…ホットプレートを使った簡単な料理
考えた結果…フレンチトーストを作ることにしました
作るのは…ひまりちゃんに…お任せします」
「はい 佐々木ひまりと言います
お父さん達が居酒屋を担当しています」
「佐々木さんの娘さんでしたか
よろしくお願いします」
「はい」
ひまりは手際よくフレンチトーストを作っていく
「食パンを焼くだけじゃなく卵と牛乳と砂糖を混ぜたものに
漬け込んで焼くんですね こういう料理もあるんですね」
「はい 焼きたてのパンは柔らかいですが
何日か経ったパンなどは硬くなりますし
こんな風に作るのもおいしいと思います」
「なるほど いい香りがしてきました」
ゆうは焼いているフレンチトーストを見ながら言う
しばらくしてフレンチトーストも出来上がり
母親の方も野菜炒めも完成して
二つの料理を皿に盛り付けられていき
ゆう、ひろみ、会社関係者の人の前におかれる
「「「いただきます」」」
「フレンチトースト柔らかいです」
「甘さもありますし…これなら…お子様のおやつにも向いてますよね」
「そうですね おいしいです」
3人とも食べ終えると、ゆうが口を開く
「急な出演でしたがありがとうございます」
「「「「いえいえ」」」」
「冷蔵庫や電気コンロ、ホットプレートのことも
おわかりいただけましたでしょうか?
まだまだ一般家庭に行き渡るのには時間はかかると思いますが
こういった電化商品も今後とも増えていくと思います
国民の皆様方…今しばらく…お待ちください」
ゆうが話し終えてから撮影を終了させて声をかける
「お疲れ様です お母さん達もありがと」
「うん あんな感じでいいかしら?」
母親が首をかしげて言う
「大丈夫だと思います 冷蔵庫もコンロも
理解してくれると思います」
母親の言葉にゆうが答える
「それなら…いいけど」
「おねえちゃん達も急遽…ありがと」
「「「うん」」」
このあと虹色少女隊の7人と宝石少女隊の4人
合同で最後の〆…土日のステージ告知などをちゃんと行い
撮影を終了させる
時間的に5時過ぎになっていてパートの方々には
申し訳ないと思い…手伝いをしていただいた方々に
ブラックホーンの肉を全員に1キロぐらい手渡して
桜木家の裏庭の地下室7階層へ送り届ける
パートの方々は…ちょっと困惑気味だったが
葵さんとゆかり様が説得してくれたようだ
俺はきょうこと撮影した動画を編集作業をするために
その場に残って作業をすることにした
他の面々は、それぞれ帰宅をしてくれるようで
桜木家の裏庭の地下室7階層には
俺ときょうこだけ…と思いきや
ふたりほど話があるらしくて一緒に残っていた
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