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392話 宝石少女隊 撮影 10

次回は金曜日になります

サブタイトル間違ってました 修正しました 9:15

ゆうが見つめている視線の先にある

電化製品の展示スペースを確認すると

冷蔵庫が数台と電気コンロ、ホットプレートと

展示はされているがシートに被されていたり

紹介しにくい状況みたいだった


「なるほど あの状態だと冷蔵庫の中身も空だろうし

 紹介しようにもしにくいですね」

「はい なので…どうしようかと」


ゆうも困った表情をしながら言う


「そうですね とりあえず、展示スペースの紹介を簡単にしたあと

 実際に使っている冷蔵庫を紹介するのがいいと思います」

「なるほど そうすると…その冷蔵庫は?」

「それなら…うーん…お母さん ちょっといい?」


俺はハンガー掛けの作業をしている母親に

大声で話しかける


「うん? どうしたの?」


母親は俺の声に気づいて近くまでやってくる


「ちょっと家に戻って冷蔵庫持って来てくれない?

 中身入っているよね?」

「あ そう言うことね 展示品はなにも使われてないから

 紹介するために?」

「うん そう 冷凍庫にも色々入ってるよね?」

「そうね 日本の冷凍食品とかアイスとかも入ってるわね

 じゃあ、行ってくるから」

「ありがと」


母親が瞬間移動で家に向かっていった


「冷蔵庫はちょっと待ってください」

「はい とりあえず、展示スペースの紹介をはじめても?」


ゆうも時間がもったいないのか撮影をはじめたいらしくて

促してくるので頷く


「それじゃ、ゆうさんとひろみさん スタンバイいいです?」

「「はい」」


二人とも返事を返してくれたのでカウントをとってから

カチンコを鳴らして撮影をはじめる


「最後に紹介させていただくのは…こちらのスペースです」

「大きな箱が並べられていますね

 これらはなんでしょうか?」


ゆうが最初に話し始めると

ひろみは並べられている冷蔵庫をみながら問いかける


「そこに会社の方もいらしていますので聞いてみましょう」

「そうですね」


二人が展示スペースで冷蔵庫などを並べている

会社関係者の人に話しかける


「「こんにちは」」

「はい お嬢さん達…えっと」


会社関係者の人は辺りを見て戸惑いながら二人を見る


「突然失礼します 食の祭典の宣伝番組作りをしていまして

 展示スペースの紹介を撮影中なのですがよろしいでしょうか?」

「あ…はい わかりました」


会社関係者の人がゆかり様の姿も確認したようで

事情を察したようで応対してくれる様子だった


「こちらに並べられているのは…どういったものでしょうか?

 国民の方々は見慣れてないものだと思いますので

 説明をよろしければ…お願いします」

「はい そうですね

 こちらに並べられている箱は冷蔵庫というものです

 標準的なものは上に凍らせるための場所…冷凍庫があり

 下に冷やすための場所の冷蔵庫があるかたちになっています」

「大きさも色々ありますね」

「はい 大型なものから小さいものまで

 作ってみましたので展示をすることにしました

 まだまだ…お値段的には高価なものになってしまいますので

 購入出来る家庭も限られてくるとは思いますが

 できるだけ早く…お安く…ご提供できるように

 努力をしますので…今しばらくは…お待ちください」

「なるほど…そうですね 購入できる人が限られるのは

 心苦しいです」

「はい 冷蔵庫以外にもそちらに並べているのは

 電気コンロとホットプレートの試作品でございます

 電気コンロはガスを使わないかたちのコンロになっています

 ホットプレートも同様な原理のものですので

 こちらも試作品として…すぐに作ることができました

 と言うよりも…私どもの会社に

 これらの電化製品を持ち込んできて頂いた

 明智さんのおかげですが…それを元に研究して

 ホットプレートのほうは…試作品を作るところまでは来ています」

「これらの商品は…まだ発売は先でしょうか?」

「はい 量産体制がまだ出来ていませんので

 来年3月までには販売出来るようには頑張りますので

 これらも今しばらくお待ちください」

「わかりました 使用感とかは…さすがに展示品では

 試すことが出来ませんので…こちらで用意することにします」

「えっ? あっ…はい わかりました

 もし、おじゃまでなければですが…見学をしても

 よろしいでしょうか?」


会社関係者の人が逆に…ゆうに問いかけてくる


「はい 問題ありません」


俺たちが撮影をしているうちに母親も戻ってきていた

母親と一緒に由美達もやってきていて

冷蔵庫やホットプレートを取り出したり

キッチン台もアイテムボックスからとりだして

準備をしている様子だった


「それでは…あちらに冷蔵庫やホットプレートを

 実際に使用している人たちがいますので

 あちらに移動しましょう」


ひろみが母親達の方向を見ながら言う


「「はい」」


ゆうと会社関係者の人も返事をして移動をするところで

カチンコを鳴らして撮影をとめる


「会社の方…いきなりで申し訳ありません」


俺は会社関係者の人に頭を下げながら謝る


「あ いえいえ 驚きましたが…そう言えばそうでしたね

 番組撮影をするという話は昨日聞いていましたが

 わたしも自分の仕事に集中していたので忘れていました」

「あらかた撮影は終えましたので

 最後の展示スペースの紹介です」

「なるほど もしかして…明智さんに資料などを

 お渡ししたのは?」

「はい ぼくです」

「そうだったのですね 色々と興味深いものばかりでして

 会社としては毎日あわただしいです」

「ごめんなさい 量が多すぎたでしょうか」

「いえいえ 生活を豊かに出来る電化製品の開発は

 会社の意義もありますから助かります

 量産体制を整えるのが大変ですが」

「これからもよろしくお願いします」

「はい こちらこそ」


会社関係者の人と会話をしつつ

母親達が準備しているところに向かうのだった


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