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390話 宝石少女隊 撮影 8

次回は月曜日になります

次に拓郎さんはグラスを二つとりだしてきて

ウイスキーをぐらいの1/4ほどに注いでいき

太一と光月さんの前に置きながら言葉にする


「次はウイスキーです これも大麦などが原材料となりますが

 ビールとは違う味わいになっています」

「「いただきまます」」


二人がウイスキーを口にする


「ビールはシュワシュワ感がすごく感じたが

 これは…そう言うものがないようですね」

「うむ これはこれで…味わったことのない酒だな

 少々、強い気がするのだが」


光月さんが強いと口にしたことで拓郎さんが答える


「はい ウイスキーは度数が高いものですし

 そのまま飲むのには…お酒が強い人じゃなければ

 すぐ酔うと思います

 水で割ったりするのが一般的かと思います」

「「なるほど」」

「ビールといいウイスキーといい 作り方は…拓郎さんはわかりますか?」


そこで、ひながすかさず質問を入れてくる


「いえ さすがに…わしは作り方はわからないですね

 調べれば出てくるとは思いますが

 その辺は…専門の方にして貰うのがいいかと」

「確かに…そうですね 会場に来ていただいて

 ビールなどを口にしていただいた上で

 そういう方々が興味を持たれたら嬉しいですね」

「はい そうですね そういう狙いもあると思いますから

 この食の祭典は」

「はい えっと…残りは…そちらの2つでしょうか?」


ひなが赤ワインと白ワインの瓶を見ながら問いかける


「はい こちらの2つです ワイン…葡萄酒です

 赤ワインと白ワインの2種類となります」

「赤と白…違いはあるのでしょうか?」

「そうですね 赤ワインはぶどうの皮も含めて

 潰して果汁を搾り出す方法をとっていて

 白ワインは皮をむいた後に絞る方法みたいですね

 ワインというのは長年にわたり熟成させればさせるほど

 味わいが増すと言われていまして

 高額なものは何十万もするものもあります」

「何十万…そ、そんなに高いものまであるのですか」


高額なものも存在すると聞かされて

顔をひきつるひなをよそにワイングラスに注いでいきながら

拓郎さんは話を続ける


「さすがに…そんな高価なワインは用意出来ませんので

 今回は一般庶民が口にしやすい価格帯のを選んでいます」

「はぁ…た、たしかに…そうですよね あはは」


ひなが半笑いしつつ相づちをする


「はい どうぞ」


拓郎さんが2種類のワインを太一と光月さんの前に出す


「「いただきます」」


二人は赤ワインから口にしていく


「渋みもあるようですね」

「酸っぱいと思っていたが渋みがあるのは予想外だった」


次に白ワインを二人が口にする


「こちらは酸味が感じられますね」

「そうじゃな こちらの方が予想していた味だったな

 それにしても…いろいろなお酒が存在しているのだな 日本は」


二人が感想を言ったあと

拓郎さんが答える


「はい 日本というか世界中のお酒ですね」

「この国は…外国との交流もないから

 外国の食文化も入ってこないというのが現状なんですね」

「うむ 魔の森もあるし海もそうじゃな」

「以上が…ご提供できるお酒となります」


太一と光月さんが…ぽつりと言うと


拓郎さんが締めくくりをすると、ひなは最後の〆を話し始める


「ありがとうございます 先ほども言いましたが

 お酒を飲むことを前提で…お越しになられる際は

 くれぐれも車での御来場はご遠慮ください

 会場までは電車やバスもございますので

 交通機関をご利用ください」

「できる限りのおもてなしはさせていただきますので

 御来場の際は…遠慮なさらず…ご注文ください」

「太一さんと光月堂の光月倉之助さんも

 お酒の試飲にご協力頂きましてありがとうございます」

「いえいえ 色々と味わうこと出来て

 むしろ感謝です」

「同じく 月宮酒以外のお酒もうまかったので

 感謝だな」

「それでは…以上で居酒屋の紹介は終了となりますが

 このあとは紺菱呉服店のスペースと

 そろそろ販売が開始される電化製品の展示スペースの

 紹介に移ります」


そこまで言うと俺の方を見てアイコンタクトをしてくる

ひなを見ながらカチンコを鳴らす


「おつかれさまです 色々と紹介するものが多くて

 大変だったでしょう?」

「「いえいえ」」


俺の言葉に、ひなと拓郎さんが手を振りながら答える


「太一さん達もお疲れ様です」

「いえいえ ビールはうまかったし…他のお酒も色々と

 味わい深かったです」

「わしもそうだな ビールは刺激が強かったし

 ウイスキーは強いと感じたしワインはワインで

 赤と白で味が変わるのも興味深かった

 月宮酒以外にも飲める種類が増えてくれれば

 楽しみも増えそうだな

 酒屋が頑張ってくれることを願うとしようか」


光月さんは酒屋次第だと言っているのをきいて

苦笑いしてしまう


「そうですね この番組を見て

 興味持ってくれる酒屋さんがいればいいですね」

「うむ」

「さて、ナポリタンですが…もったいないですし

 食べたい人食べてください」


俺はナポリタンを見て言う


「あ わしが食べる 拓郎さん よろしいか?」


光月さんが言うと拓郎さんがナポリタンを光月さんに渡す


「いただきます

 甘酸っぱい味なんだな 麺は硬めみたいだけど

 うどんでもそばでもない…新鮮だな」


感想を言いつつ食べている光月さんを拓郎さん達に任せると

ひなたちと一緒に紺菱呉服店のスペースに移動する


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