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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
中央での生活 ダンジョンに入るまで
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35話 感想と印刷

俺が女性陣を改めて見渡していると

妃殿下がまず語り始める


「実際に目で見て確認してブラの方はどうなるかは未知数ですが

 若い時からブラを付けることを習慣づけるならば

 胸のかたち崩れも軽減されるのではないかと感じます

 こればかりは数年間 検証必要でしょう

 次にパンティはすぐにでも普及させたいと

 わたくしは思います」


妃殿下がそう言うと

侍女達もふくめて女性陣全員が頷く


「理由としては幸正も予想はつくでしょう」

「あ はい 今は着物の下 なにも履いてないことになってるから

 それを改善するのにはもってこいと言うことと

 スカートを履く場合 パンティをはいてなかったら

 その…あの」


俺が最後の方 赤くなりながら口ごもると

美穂がまた頭を叩きながら


「えっち…」

「だ、だからぁ 叩かないで うぐぅ」


美穂の様子に呆れたようにして

妃殿下が口を開く


「美穂 あなたもすぐ叩くのはなおしなさい

 それはそうとして…その通りです スカートを履いた場合

 やはり人の目が気になるというのが1番あります

 ですので…早急に普及させることにします

 作りとしても比較的シンプルですし問題ないはずです」

「はい」

「次にジャージや学生服などですが

 形状そのものよりもジッパーの構造を分析しなければ

 作ろうにも作れませんので

 そこからはじめます」

「そうですね ぼくは前世はなにも知識もない

 ただの障害者でしたし売っているものを買ってつかうだけでしたから

 構造とかわからないので あ ネットで検索すれば出てきますが

 紙に印刷するべきでしょうか?」

「ウインドウの画面を紙に印刷可能と?」


妃殿下が驚くように声を高める


「ぼくの能力 なんでもありなので あはは」


そこで母親がやれやれという風に頭を抱えながら首を振る


「ならば ジッパーの構造を印刷頼むとします」

「はい」

「ゆきくん 印刷するならば胸の大きさを測る方法とかも印刷お願いね」


美穂がそこでそう言う


「あ うん そうだよね 普及させるためには

 胸のサイズを自分で把握しないとだね」

「うん よろしくね」

「布地については…呉服店に任せることにしますが

 ジャージとスーツとジーパンとそれぞれ違うようにみえます」

「はい ぼくもわかりません ジャージはポリエステル製という

 記憶はありますがポリエステルの作り方がわからないので

 でも、この世界だと魔物の素材もいろいろありますよね?」

「確かにそうですね 魔物の素材もありますね 蜘蛛の魔物とか

 品質の高い糸が採取できると言われてます」

「それなら この世界で作れる繊維で作るのが1番だと思います

 ネットで調べればポリエステルの作り方も出そうですが」

「ふむ ネット検索ですか 指輪の機能についてるんですよね」


妃殿下が自分の指にはめてある指輪を見ながら言う


「はい 念じてみてください ネット検索と」


妃殿下が俺の言うとおりに指輪に念じると

妃殿下の目の前にウインドウが表示される


「ふむ これがネットなのですね」

「検索したいことを念じるだけでいいです」

「わかりました ジッパーの構造」


妃殿下がそう呟きながら念じたらしい

ウインドウに表示されたようだ


「色々表示されるようですが…わたくしには専門的なことはわかりかねます

 専門家にこれらを印刷物で渡すのがいいと思いますね」

「はい そうすると指輪の機能にプリンター機能も付け足します

 みほちゃんとお母さんもいい?」

「「うん」」

「幸正 色々便利になりすぎて元の生活に戻れなくなっちゃうわよ」

「そうですよね おばさん」


母親と美穂がそんなやりとりをする

俺はここにある指輪全部を機能アップテートさせる


「これでよし とりあえず、ゆかり様 プリンター呼び出しとか

 念じてみてください」


俺がそう言うと妃殿下がプリンターを呼び足す


「このあとは?」

「ウインドウに表示されてるページで印刷したいページを念じて印刷で」

「わかったわ 印刷」


妃殿下が印刷を念じるとプリンターが動く

指輪の機能で動作しているものだから

日本にあるようなインクを使ったものではなく

魔法的な印刷になっている

あっという間に印刷完了すると

妃殿下がその紙を確認していく


「すごいわね ほんと こんなことも出来るなんて…

 幸正は皇室で護衛するべき対象になりかねませんね」

「あ ぼく 暗殺しようにも無理です ダメージ無効ありますし」

「そういえば…確かにそうでしたね

 栄 この用紙はケースと一緒に」

「かしこまりました」


栄さんが妃殿下から印刷した紙を受け取ると

ジャージが入ってあるケースの中に入れていく

そのあとも服についての感想等を語った後

妃殿下が時計を見て


「そろそろ時間ですね 今日は有意義な時間でした」

「「「いえいえ」」」

「近いうちに輪廻の管理者様のことで

 またいらして下さいね」

「「「はい」」」


そうして俺たちは未来と妃殿下との対談を済ませ

屋敷の玄関から出て行き人気のいない場所で瞬間移動をして帰宅する

家に帰ると母親がぐったりとしつつため息をつく


「はぁ…疲れたわよ もう

 どうしてわたしみたいな平民が妃殿下と対談しなきゃならないのよ

 幸正 あなたねぇ」

「ご、ごめんなさい」

「ふぅ…まぁ、いいわ 便利になるんだから」

「ゆきくん おばさん わたしも戻るね」

「「うん」」

「あ みほちゃん 絵美さんと宗人さんによろしくね 輪廻の管理者様のこと」

「うん 帰ったら言う予定」


美穂も瞬間移動して家に帰宅するのだった


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