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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
中央での生活 ダンジョンに入るまで
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34話 輪廻の管理者様

俺が一呼吸をおいて話を始めようとすると

侍女達が飲み物や母親が持参した和菓子を持ってきて

テーブルに置いていく

それを未来や妃殿下は手に取って食べながら

俺の話を待っている

母親も美穂も同様に和菓子を口にしている


「話しても?」


俺はみんなを見ながらそう口にすると

妃殿下が「どうぞ」という風に促す


「ぼくが転生者なのは周知の通りですが

 この世界に転生させてくれた管理者の人と会話してました」

「神様ですか?」


妃殿下が俺の言葉にそう問いかけてくる


「神様と呼ばれる人かも知れません

 その人達は世界には干渉することもなく

 ただ魂の輪廻を管理するのが仕事みたいです」

「なるほど」

「あれっ? ゆきくんはどうして干渉して貰ったの?」


美穂がそう呟くと

未来や母親も頷きながら聞いてくる


「たまたまのきまぐれみたいです 前世のぼくの様子を見て

 不憫に思ってくれたから転生時に能力を与えてくれたみたい」

「「「「なるほど」」」」


そこで飲み物を口にして一呼吸おいた後


「交信はぼくの能力で出来ていたので

 さっきは一人だったので時間つぶしにしてました」

「ふーん それで…相手は女の人なのかな?」


美穂が睨みながらそう聞いてくる


「声だけしかきいたことないからわからないけど

 ふわふわしていて優しそうな声でした」


それを聞いた美穂が俺の頭をまた叩いてくる

美穂だけでなくて未来も泣きそうな顔で見つめてくる


「う…二人とも…」


美穂と未来の様子を見て妃殿下も母親も

呆れたようにしつつ


「幸正 女の子泣かせたらダメですよ」

「わたくしの娘を泣かせたら…いいですね?」


妃殿下が怖い


「ミアさん…その管理者の名前ですが

 ミアさんのことは…好きとか嫌いとかじゃないです」

「ふーん」

「ゆきくん ほんと?」


二人がまだ疑っている


「でも、会ってみたいなとは思います」


そこでまた美穂が叩いてくる


「みほちゃん 叩きすぎ」

「ゆきくんが悪いんだからね」

「そ、それで具現化出来ないのかなとか会話してました」

「ほらっ やっぱりそうなる」


美穂がまた俺を叩きながら言う


「お母さん 一緒に暮らせない?というのを

 聞いてみようとしてました」

「わたしたちの家にですか?

 家次第は広いし一人増えても問題はないけど

 相手は神様ですよね 食事とかどうするのとか

 色々気になるし…みほちゃんや未来様が…」

「ゆきくんの家はダメ」

「うん それだけはわたくしも反対します」


美穂と未来が強く反対をする


「はぁ…幸正 美穂と未来の気持ちを考えると

 反対するのはわかりますよね?」

「それは はい」

「美穂 樹家に住んで貰うのはどうですか?」

「それなら…反対しません」

「未来はどうです?」

「わたくしもゆきくんの家でないなら…」

「幸正 これでいいですね?」


妃殿下が俺を見て問いかけてくる

いやと言わせない雰囲気に


「はい…」

「管理者様のことは宗人と絵美にも話を通さなければなりません

 後日 またここに…それでいいですか?

 美幸も」

「あ はい わたしも付き添いになるのですね やはり」

「美幸は大変でしょうが…幸正の母親として監視も兼ねてお願いしますね」

「はい」


妃殿下と母親がこんなやりとりをするのを聞いていて

そりゃ、親からしたら問題児なんだし

気苦労多いと思うのだが…


「お母さん いろいろ ごめんなさい」

「あ ううん 大丈夫

 それに色々便利になっていく世の中を見るのは楽しみになるわ」


俺の話が終わると

今度は女性陣が話を始めるのだった


投稿始めてから1ヶ月経ちました

見て下さっている方ありがとうございます

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