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360話 和菓子屋さん 2

「あらためまして…和菓子屋 光月堂を営んでおります

 光月倉之助と申します そして…隣にいるものは山岡平之助という

 腕のいい職人です」


店主さんが紹介すると山岡さんが頭を下げてくる


「先週の日曜日ですが白井パン屋の息子さんから色々と頂き物も貰いまして

 その日は私どもは胸焼けをするほどになりました」


そう言いつつ苦笑いをする店主さんと山岡さんに対して

俺たちもぎこちなく相づちをしつつ念話で話していた


「たけしくん どれくらいもってきたのやら」

「うーん 深愛様が色々買ったんだろうなと予想は出来るよね」

「そうですねぇ」

「はい」

「うん」


念話で話したあとで山岡さん達に聞いてみることにした


「一体どれくらいの量を…なのです?」

「はい 数えるのが大変な量でした」

「一通りは口にしてみましたが…どれもこれもおいしいものでした

 ただ、日本で作ることができても…こちらの世界で

 作れないものも色々ありました チョコレートを用いたものは

 現状、難しいと感じます」


俺の問いかけに店主さんと山岡さんが答える


「作ることが可能で…興味をそそられたものと言えば

 萩○月や赤○、中華まんやドーナッツなどなど」

「なるほど 萩○月は外側のスポンジ部分は独特ですが

 中はカスタードクリームですからね」

「「はい」」

「赤○は餅をこしあんで包んだものですし

 あれはどこかで売られていませんか?」

「えぇ…この周辺では…見たことはありませんが

 ありそうだと感じますね

 ドーナッツも…種類が豊富だなと感じました

 チョコレートを使わないのなら作れそうです

 そして…中華まんですが前回、試食させていただいたときは

 肉まんだけでしたが…あんまんなども

 頂いたので…色々と参考になりました」


山岡さんが色々と感想を述べていると

店主さんが部屋から出て行き、なにかを持って戻ってきます


「幸正様 未来様方…こちらが当店で作った

 牛肉まんや、みかん大福等です」


俺たちに試食用に切り分けてくれたみたいで

一口ずつ、つまようじがさされていて…俺たちは一口ずつ食べてみた


「牛肉まんは牛丼の具がベースなのですね」

「はい」

「でも、汁は少なめみたい」

「まんじゅうの中にいれるわけですし

 汁が多いとべちゃべちゃになりますからね」

「「うん」」


俺の問いかけに店主さんが返事をすると

美穂と未来が感想を続けて口にする


「おいしいです ブラックホーンはどこから仕入れを?」

「それでしたら…冒険者協会から各肉屋さんが

 買い取りもかなり増えているようでして

 わたくしどもも肉屋さんから購入を決めました」

「「「「「なるほど」」」」」

「お客さんの反応はどうです?」


お客さん…列もあったし好評だとは思うのだが

一応は確認のために聞いてみることにした


「はい 幸正様達もここに来るときに…ご覧になったかと思います

 行列が出来るほどの好評です

 ただ、1日あたりの販売個数も限られているので

 お客様には申し訳ないなと感じてます」

「作る手間もありますし…蒸し器で蒸すのも時間もかかりますからね」

「そうですねぇ」

「みかん大福の方も…この季節限定にしましたが

 こちらも手間がかかりますし」

「皮をむいて白いところをきれいに取り除いて…ですね」

「はい」

「牛肉まんも大福も期間限定になりそうですか?」

「「そうですね」」


そこで山岡さんが一呼吸置いてから続けて語り続ける


「どら焼きに生クリームを使ったものとか

 萩○月と似たようなものは…研究していきたいと思いますので

 試作品が出来上がったら…幸正様宅に向かいます」

「楽しみにしてます」

「「「わたしも」」」

「わたくしも」


店主さんと山岡さんと会話も終わると

俺たちは和菓子屋さんを後にして月曜日ということで

61階層でゴム集めを中心に3時半過ぎからは

由美達も合流となり5時過ぎまで

61階層、56階層、55階層、54階層、52階層と

素材や肉を集めるのだった


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