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359話 和菓子屋さん

「「「「ごちそうさまでした」」」」

「おそまつさま」


俺たちはあやこに「ごちそうさま」を言うと

あやこも微笑みながら「おそまつさま」と返してくれた


「それで…ゆきくん いつも通り61階層?」


美穂が俺を見て聞いてくる


「その前に…和菓子屋さんの方も見に行かない?」

「そう言えば…まったく会ってなかったね」

「そうですね たけしくんはちょこちょこと行ってるようですが」

「「うん」」


俺の言葉に美穂と未来が返してくると芽衣もあやこも頷いていた

あやこが食べ終えたどんぶり等を厨房に下げに行き

戻ってきたのを見てから裏庭に移動して

俺は場所がわからないので芽衣をみる


「みほちゃんも場所わからないよね?」

「うん」

「じゃ、みんなで手をつないで…わたしが飛ぶから」


芽衣が手をつなぐように言うと全員で繋いでいく

繋ぎ終えたのを確認してから芽衣が瞬間移動をして

和菓子屋の近くまで移動すると店の前まで歩いて向かう

店がみえてくると俺は入り口付近の様子を口にしていた


「なんか…ここも行列出来てない?」

「そうだよね あやこちゃんちよりは少ないようだけど」

「はい 予想してませんでした」


俺の言葉に美穂と未来も続けて口にする


「とりあえず、並ばない?」


芽衣が言うと俺たちは頷きながら列の最後尾に並ぶ

前にいる…おばちゃんに美穂が話しかけるようだ


「あのう…すみません」

「はい? あ…未来様 美穂様…」


おばちゃんが振り向きながら美穂達を見て驚いてしまっていたが

気にせず美穂が話を続ける


「この列って…どういうものなのです?」

「えっ…あぁ…これはですね 牛肉まんやみかん大福を

 買い求める…お客さんの列だと思います」

「そうですか ありがとうございます」

「いえいえ」


俺たちは会話を念話に切り替え話を始める


「和菓子屋さん 牛肉まん 完成したのね」

「楽しみですね」

「うん」

「ブラックホーン どこから買い取ってるのかな?」

「ゆきくん 冒険者協会にもブラックホーンや暴れ大猪は

 出回りはじめているみたいです」

「そう言えば経験値倍増ゲートを設置してからも

 それなりに時間経ってましたね」

「ですので42階層でもブラックホーンはいますし

 買い取るのも可能になっていると思います」

「なるほど」


未来の説明を聞きながら納得しつつ

列が動くのを待ちながら30分ぐらい並んでいた


「そろそろだね」

「ながかったですね」

「うん」

「並んでる…お客さんの気持ちがわかったのは

 わたしとしては勉強になった」

「「「あやこさん」」」


……

………


やっと店の中に入ることができて俺はカウンターにいる

店員さんに話しかける


「あのぅ…職人さんに用事あるのですが…」

「いらっしゃいませ…あっ、幸正様 それに未来様や美穂様まで…」


店員さんが俺たちを確認すると慌てたように奥の方に行き

職人さんをんで来る


「奥の方にいらして下さい」


職人さんが俺たちに頭を下げながら奥の方に案内したので

ついていくことにした

招き入れられた部屋は普通の居間のようだったが

その場には一人の50代くらいの男性が座っていて

職人さんが、その男性に「お連れしました」と言い横に座ると

男性が俺たちを見ながら頭を下げながら話しかけてくる


「本来なら…私どもがお伺いをするべきでしたのに

 色々と忙しくなかなか機会を作らず申し訳ございませんでした」

「「「いえいえ」」」


俺、美穂、未来の3人は顔をひきつりつつもそう返すと

店主であろう男性が頭を上げた後、あらためて話を始めるのだった


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