33話 ミアとの交信
昨日 はじめて評価貰えました ありがとうございます
女性陣が部屋から出て行ったあと
俺はそのまま待機 周りには侍女が数名待機しているが
気にせずミアさんに交信を送ることにした
「お久しぶりです」
「悠 ずいぶん色々やらかしているみたいですね」
「えっと…はい」
ミアさん 色々見てるようだった…
「まぁ、わたしは魂の管理はしているものも
神様ではありませんし…世界には干渉しませんし」
「あの ミアさん 気になったのだけど」
俺はふと気になったことを聞いてみることにした
「なにをです?」
「魔の森の封印 結界を強めたけど問題は?」
「ないと思いますね 封印されている邪神は
結界がなくならない限りは出てこないだろうし」
「なるほど じゃあ、数百年保つ効力で問題なかったわけですね」
「悠が生きているうちは大丈夫でしょう」
「よかった あと…考えたのだけど
魔の森があるからこそ大陸での国と国との戦争が
引きおこらないんじゃないのかなって」
「確かに それはあるかも知れませんね
魔の森があって国と国が隣り合わせにないですし
行き来するのも現状は難しいでしょうからね」
「他の大陸はどうなんです? 海の向こう側」
「うーん 海にも魔物がいるみたいですから
簡単にはいかないようですね」
「なるほど 飛行機は開発しても?」
「飛行機ですか…いずれは発展する世界ですし
問題はないと思います ただ」
「ただ?」
「飛行機を作って海の向こうに行けた場合
人の往来が発生することになります」
「はい 月宮の中にも悪党はいるでしょうし
売国奴が外国に技術を渡したら戦争の火種になりますよね」
「そうですね そこをどうするか…対策を
しておかないとダメでしょうね」
「はい あと 魔の森の封印とは別に
月宮の周りを結界で覆うのは?」
「そこまで頑丈に防衛ラインを作って
悠はなにと戦うつもりなのです?」
ミアさんがやや呆れたような声で俺に問いかけてくる
「外国勢力…」
「はぁ…悠 あなたがこれからやらかそうとしている技術革命は
他の国を何十年も引き離すことですよ?」
「はい」
「その上に結界とか他国を寄せ付けないようにするつもりなんです?」
「悪意を持ってやってくる連中は国に入れないようにしたいのです
前世のように…隣国がうるさい内政干渉ばかりしてくるような国とは
関わりたくないので」
「まぁ…悠の前世の日本があれですからねぇ はぁ」
「でも、国防はしっかりすることを陛下に進言して貰うことにします」
「現状を考えればまだまだ外国がやってくるのはないと思いますから
考えすぎですよ」
「はい 幸せな結婚生活送りたいし
他国の脅威とかいやなので」
「そうですか 結婚生活が1番の目的なんですね」
「好きな人と幸せに過ごせれば…
ミアさんはこの世界に具現化は出来ないのでしょうか?」
「うーん 悠の能力があれば出来ると思いますが
わたしとちゃんと会いたいのですか?」
「声だけしか聞いたことないから会ってみたいというのはあります」
「どうしましょう わたし 人間に比べて寿命が長い
永遠とも言えるぐらい生きている存在ですし」
「姿とかは?」
「姿は自由に変えられますよ 悠が望むような年齢で」
「仕事もあるんだよね この世界に具現化する場合 仕事は」
「そこは大丈夫です 思考が並列処理していますので
わたしという人格の一つが具現化するだけですので」
「なるほど それじゃ、こっちの世界の母親に確認したあとで
一緒の家に住むのは?」
「そんなにわたしに傍にいてほしいのですか?」
「だめですか?」
「はぁ…仕方ないですね 傍にいてあげますね」
「ありがと ミアさん」
ミアさんとの交信に夢中になっていると
部屋の外から女性陣が戻ってくることにも気づかずにいて
俺の後ろにはいつものように美穂が仁王立ちをして
俺を見下ろしていた
「ゆきくん なにしてるのかな?
わたしたちが戻ってきたことにも気づいてなかったみたいで」
「えっと…おかえりなさい」
俺は周りを見てそう言う
裏でミアさんに
「美穂達が戻ってきたから今回はここまでで」
「わかりました 具現化するのはあとでね」
「はい」
「ゆきくん! 脳内でなにかしているでしょ?
念話が出来るのを考えたらなにかやってるのはお見通しなんだからね」
美穂がそう問い詰めてくる
「はぁ みほちゃんには隠し事できない」
「美穂 あなたって いつもこんな調子なんですか」
俺がため息つきながら諦めると
美穂を見ていた妃殿下も呆れた様子で美穂を見て言う
「すこしはお淑やかさを…」
そして妃殿下はぶつぶつと小言を美穂に語りかけてくる
「え あ はい 気をつけます お淑やかにするように」
美穂が言うと
頭が痛そうに妃殿下と栄達侍女が頭を抑える
妃殿下達が美穂に気をとられてる間に
未来が俺の隣にやってきて
俺の目の前に太ももを見せるように立っていた
「あの…みくちゃん?」
「わたくしの姿どうでしょうか?」
「か、かわいいけど…その目の前に太ももあると
そのずっと見ていてしまうから」
「ゆきくん こういう風にスカートからみえるものが好きなんですね?」
未来が微笑みながら俺に話しかける
俺はたまらずうつむいて赤くなってしまってる
美穂は未来とのやりとりが気に入らなかったようで
俺の頭を叩いてくる
「いたっ また…たたく」
俺は美穂の方を見上げながら言うと
美穂は顔を膨らませながらそっぽを向きながら
「それで…なにしていたの?」
「うん ゆきくん 念話していたんでしょ?」
美穂が聞いてくると続けて未来も聞いてくる
俺は全員を見てから話し始める
「お母さんに話そうとは思っていたことだけど
ゆかり様も驚かずに聞いて貰えると」
「幸正 また なにかやらかすの?」
「十分驚いてますから今更…です」
二人がそう答えるのを聞いてから話を続けることにした
ミアさんのイメージボイスは誰だと思います?