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349話 ラーメンの試食 1

明日の351話からの更新は1日1話更新で朝6時更新に変更します

よろしくお願いします

それぞれの目の前にふたつずつ出来立ての

ラーメンが並べられていき湯気も立ち上っていた


「熱いので…お気をつけて…お召し上がりください」


ぼたんが殿下にそう伝えると頷きながらレンゲを手に取り

まずはスープを飲もうとしている様子だった

殿下だけじゃなく…全員ともスープから先に確認する様子だった


「まずは醤油から…みた限り半透明なスープだな」


殿下がレンゲでスープをすくい…確認しながら

見た目の感想を口にする

そのあとスープを口に運びながら目を閉じながら味わっているようだった


父親達もスープを飲んでいるようで


「臭みもなくしょっぱくもなく…飲みやすいな」

「そうだな あっさりしているし…先週食べた醤油ラーメンと

 遜色ない味だな」

「あぁ…」


父親と宗人が会話をしている中、殿下も味わったのか感想を口にする


「確かに臭みもない しょっぱさも柔らかいな

 それで…ぼたん これは…出汁はなにを使ったんだ?」

「はい まず、鶏ガラスープなので鶏ですが

 にわとりが手持ちになかったので…アイテムボックスにあるもの

 雷鳥、コカトリス、火の鳥の3種類のうち

 雷鳥の骨を用いました

 生姜、ニンニクなどと一緒に煮込んだあとで

 こしたものになっております」

「雷鳥の骨で出汁か…ぼたんよ 骨で出汁は一般的なのか?」

「はい 鶏ガラなら…この国でも用いられている技法です

 豚骨などは…まだないみたいですが」

「豚骨というのは?」


殿下が頭に???を浮かべながら聞き返している


「豚の骨ですね 暴れ大猪でも代用は出来そうかと思いますが

 今日は…昨日の夜に未来様に云いつかわされたので

 時間的に豚骨スープを作るのには無理がありましたので

 鶏ガラスープにしました」

「なるほど アイテムボックスにも骨類はまだまだあるのか?」

「それは…もう…山ほどありますので…もったいない感じもします」


ぼたんがアイテムボックスを確認しつつ困惑気味に答える


「うーむ…利用出来る部分は利用したいものだな」

「そうですね」

「さて…もう片方のスープも味を確認しよう」


殿下は味噌ラーメンの方のスープも口に含む


「先ほどの醤油とは違って…これはコクもあるな

 同じ鶏ガラスープを使っているのに…こうも違うとは」

「はい」


父親と宗人も同じように味噌ラーメンのスープを口にする


「うん 俺は味噌の方が好きだな」

「コクもあるし…醤油に比べて濃い目だな」

「そうだな」


確かに醤油に比べて味は濃いみたいだった

それぞれスープを確認したようなので…俺はさくらに話しかける


「さくらさん こしょうも殿下達に」

「そうですね 幸正様は必要でしょうか?」

「ぼくは平気です この量だから…すぐ食べ終わると思いますから」

「わかりました」


さくらが一礼をして俺の傍から離れると

殿下の近くに向かいコショウが入った小瓶を殿下の目の前に置きながら話しかける


「お好みでコショウをお使いください」


目の前に置かれたコショウを見たあと

さくらの方を見て殿下が「いただくとしよう」と言いながら

コショウをラーメンにかける

殿下が使い終わったのを見てから父親達もそれぞれかけていき

いよいよ麺の方に移るのだった

それを健二とかおりが真剣な表情で俺たちを見ている


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