348話 ラーメンの盛り付け
予告 350話更新の翌日から1日1話更新に変更します
よろしくお願いします
「殿下、幸正くん お待たせしました」
健二が俺たちをむいて…そう話してくる
「えっと…麺を切り分け終わったところですか?」
「「はい」」
「わかりました うーん…ぼたんさんに頼んでも?」
「「はい」」
「ぼくたちでは…麺揚げ網で湯切りする腕力も足りなさそうですので」
「ネットで確認はしていたけれど難しそうで…」
二人ともそう答える
俺は殿下や父親達に問いかけることにした
「殿下 お父さん達 ミアさんもだけどどうします?
少量にして2種類食べます? それとも…醤油と味噌選びます?
ぼくは…少量でお願いします」
ぼたんが近づいてきたのを見計らって最後に自分の注文も言う
「幸正様は少量ですね かしこまりました
殿下は…いかがいたしましょうか?」
「そうだな 2種類食べたいので半分ずつ頼めるか?」
「かしこまりました それから…正太さんと宗人さんは?」
「「俺らも半分ずつで あ…チャーシューは多めに」」
「かしこまりました 深愛様はいかがいたしましょうか?」
「わたしは2種類とも1食分ずつでお願いします
チャーシューも多めに」
「かしこまりました まず、5人分作りますね
そのあとで…自分たちの分も…でいいかしら?」
ぼたんが周りを見ながら確認をすると全員頷く
まず、どんぶりを8個と小さめのおわんを2個用意していくと
「幸正様 タレを入れるための専用の計量カップ 2つ
お願い出来ます?」
「はい」
俺はタレ入れ…ラーメン店で使われているようなものを
2本作り出して…ぼたんに渡す
「ありがとうございます」
ぼたんは2本を受け取るとそれぞれのタレが入っている鍋にさして
片方ずつどんぶりに同じ量ずつ入れていく
入れ終わると…さくらが大鍋に水をたっぷりと入れていき
続いて…ぼたんが火魔法使って水を沸騰させる
もちろん塩も適量入れていた
お湯が沸いたのを見計らうと麺揚げ網に
各自の注文通りの麺の量を入れていき鍋の中に
麺揚げ網を入れて茹でていく
さすがに…ぼたんだけじゃ量が多いと思ったのか
さくらも手伝いに加わると二人で分担して作業を進める
麺を茹でている間に鶏ガラスープを
タレを入れたどんぶりに注いでいき…麺が茹で上がったのを見ると
湯切りをしっかりする
それを見た殿下達が声を上げる
「「「おぉ…」」」
「湯切りの作業って普通の女性では大変そうだな」
殿下が続けて呟く
「そうですね この作業は腕力がいるし
ラーメン店でも腕の見せ所と言われています」
「なるほど ぼたんとさくらは…ステータスがおかしいから問題ないのか」
「はい」
しっかりと湯切りをしたあと、各どんぶりに麺を入れていき
トッピングとしてチャーシュー、ネギ、煮卵、海苔を載せていき
箸とレンゲを添えて完成させると順次、俺たちのところに持ってくるのだった
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