347話 皇太子殿下との会話
予告 350話更新の翌日から1日1話更新に変更します
よろしくお願いします
それぞれが作業をしている様子を見ながら
殿下達がいる場所に移動して座る
「なぁ…幸正よ」
俺が近くにやってきたのをみると殿下が俺に話しかけてくる
「はい」
「未来も美穂も14歳へ変身しての作業だが
親としては…まだ7歳という感覚なのに二人とも
精神年齢が大人になってるなと…正直色々と思うところがある」
「そうですか…二人だけじゃなく…芽衣ちゃんも大人ですからねぇ
ぼく自体が精神年齢というか前世持ちで…子どもらしくないから
人のことは言えたものではないですが…」
俺が自分のことを言うと近くにいた父親が俺を見て
「そうだよなぁ 俺の子どものはずなのに…
色々と俺も思うことあるぞ」
「お父さん 大人しくしてなくて…ごめんなさい」
「いや それはいい お前のおかげで色々と便利な生活しているからなぁ」
「同じく…殿下がいる前で…こういうのもなんですが
美穂様の護衛としているはずなのに…俺も絵美ものんびり
過ごせているのは…美穂様に危険が及ばないというか
そもそもがダメージ無効なわけだから…」
「そうだな 樹には美穂の護衛としてついて貰っているのだが
あの子は…幸正といるのが1番の安全地帯だからな」
「はい…むしろ 美穂様に手を出すようなら
手出しした相手側の方が危険でしょう?」
宗人が俺を見ながら苦笑いしつつ言う
「みほちゃんもみくちゃんも…めいちゃんも
おねえちゃん達も…手出ししたら許さないですよ ぼくは
いや おねえちゃんを犯そうとした不法滞在のクズどもは
即死させましたけどね」
「はぁ…そうだったな ゆみちゃんを犯そうとしてるところに
出くわしたんだったよなぁ 向こうの世界に最初にいった日」
父親が呆れるように俺を見る
「幸正よ おぬしは…この国をどうしたい?」
殿下が俺に真剣な顔で問いかけてくる
「どうしたい…科学力の発展と魔法科学の発展
他にも就職出来る人がふえることと
安定した生活を国民全員が送れることですかね
もちろん、外敵に備えて国防強化も大切ですね
いつ 攻めてこられても返り討ち出来る力があれば
安全でしょう?」
「外敵云々は…おぬしらがいれば過剰戦力だと思うが?」
殿下が俺や美穂達、侍女達を見て言う
「はい ぼくたちが生きているうちは安全だと思いますが
ぼくたちがいなくなったらどうなのですか?」
「それは確かに…その通りだな」
「だからこそ 科学力を発展して
ぼくたちの力がなくても国を守れるようになることが大事ですし
美味しいものとか便利なものとか色々作れるようになれば
生活も豊かになるじゃないですか?」
「うむ まだまだ この国は日本に比べれば
途上国と言わざる得ないわけだよな」
「そうですね 向こうの世界より100年は遅れているわけですし」
「いずれにせよ 国民の生活水準を上げること
教育面も含めて充実させることがのぞみか?」
「はい レベル上げはダンジョン入口の行くゲートを使えば
経験値10倍もなりますし…
国民の平均レベルも上がると思います
そうすれば…海での漁も安定性増すのでは?」
「たしかにな おぬし 明智にバトルアーマーも作らせているよな」
「空を飛べるようにしたり…まだまだ紙面段階みたいですが」
「ここまで聞いていると…おぬしは月皇にはなる気はなさそうだが
それでいいのか?」
「はい 興味ありませんので」
「なるほど 美穂と未来もそのようだが…」
「それに…ぼくがみほちゃんたちと結婚しても
血筋の関係上…月皇にはなったらだめじゃないですか?」
「確かにな 男系継承で続いているわけだからな
幸正に譲ったら血が途絶えることになるか」
「日本でも天皇家の継承問題がゴタゴタありましたから」
「そうか…」
「ぼくが大人になるまでには飛行機などが出来ていることを期待したいですね」
「そうだな…色々と移動も楽になるのだな」
「はい」
俺と殿下の会話が続いていると
向こうから健二達が俺たちに話しかけにやってくる
少しでも面白いと思って頂けましたら、評価をお願いします
下にスクロールすると評価するボタン(☆☆☆☆☆)があります
ブックマークも頂けると非常に喜びますので、是非宜しくお願い致します
良ければ、感想もお待ちしております
評価や、ブックマーク、いいね等、執筆する上で
非常に大きなモチベーションとなっております
いつもありがとうございます