345話 健二とかおりと皇太子
未来視点です
予告 350話更新の翌日から
朝6時の更新だけの1日1話更新に変更します
よろしくお願いします
お父様と一緒に地下2階に移動してみると
美幸と絵美、ひまりおねえちゃん、ゆみおねえちゃん達が
それぞれ料理を担当してました
お父様は初めて地下室を生で見たようですが
動画で見せていましたし…それほど驚いていない様子でした
「未来 動画ではみていたが…実際に目の当たりにすると
やはり…幸正の力は無茶苦茶だな」
「はい ご覧の通り料理場になっていますから 地下2階は」
「俺らの屋敷の地下にも大浴場だのなんだの作ったようだが
あらためて…あやつは…こんな力をあっても
なにもしないよなぁ」
「そうですね わたくしにも以前に言っておりました
この国を治めるとか…やりたくないから
わたくしの弟に…その辺は任せればいいと」
「そ、そうか…未来としても…その方がいいだろう?」
「はい 弟には悪いけれど…」
「まぁ…まだまだ生まれて間もないからな
どうなるかはわからないが…俺が皇位を継いで
そのあとの世代だから…まだまだ先だな」
「はい さて…大森さんと吉田さんに声をかけにいきます」
「うむ」
わたくしは健二さんとかおりさんのところに向かうと
二人とも夢中になって、ひまりおねえちゃん達の作業を見ていました
二人の後ろから声にかけることにします
「健二さん かおりさん ちょっとよろしいですか?」
わたくしの声にビクッとしながら二人とも
わたくしの方に振り返ります
振り返り、わたくしの隣にいる、お父様を見て
慌てるようにひれ伏ししてしまいました
「そんなに恐縮しないで楽にしてください」
「「は、はい」」
二人が面を上げつつも青くなっているようですが
わたくしは二人に話を続けることにしました
「驚かせてしまったようで申し訳ございません」
「「い、いえ」」
「お父様が時間ありましたので誘いました」
「二人とも楽にしてよい 今日は皇太子としての立場ではなく
未来と美穂の父親としているから…そんなにビクビクせずともよい」
「「そ、それでも」」
「健二さんとかおりさん このあと 二人が作った
ラーメンの麺とパスタを披露して貰いますから
そんなに硬くならないで」
「あ はい せっかく作ってきたわけで…そうですね」
「それに…ひまりさんはパスタ用に作っていただいてますし
他にもチャーシューや煮卵も幸正くんのお母さん達に
作っていただいているわけだから…緊張してたらだめだね 健二」
「そうだね」
「二人とも楽しみにしているから」
「「はいっ」」
お父様の言葉に二人とも元気よく返事をする
一緒に降りてきていた…かえでとすみれがキッチンセットを
アイテムボックスから取り出して設置を完了して
健二さんとかおりさんを呼びます
「健二くん かおりちゃん このキッチン使って」
「「はい ありがとうございます」」
二人ともキッチン台に向かいます
二人が準備に取りかかろうとしているところに
ゆきくん達が降りてきたみたいでした
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