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340話 明日に備えて

ぼたん視点です

未来様に明日のご予定を言いつかわされたあと

わたしたちは勤務を終えて侍女寮に戻りました

みなみちゃん達は6時には戻っているようなので

夕ご飯の支度をすませてくれていたようです


食堂に向かい準備をしていた彼女たちにお礼を言ったあと

席に着いて食事を先にすませることにしました


……

………


食事が終えて後片付けをしつつ、わたしは

みなみちゃん達に念話を送って明日の予定のことで話があるので

少しだけ席に着いてって伝えます

後片付けが済み、全員が一度席に座ってくれました

そこで唯先輩がわたしに話しかけてきます


「明日の予定ということだけど…

 わたしたちは勤務だから…ぼたんさん達と見習いの子達になるわよね?」

「はい 先輩方には申し訳ないのですが…」


わたしが申し訳なさそうに唯先輩達に言うと

唯先輩が手を振りながら


「気にしなくてもいいわよ

 それで…未来様からなにを言い渡されたの?」


唯先輩が話を進めるために促してくれます


「はい 明日 大森さんと吉田さん…うどん屋とそば屋さんですが

 その息子さん達が独自でパスタとラーメンを作ったみたいで

 その麺を使って試食を…と言うことです

 丁度、見習い…みなみちゃん達も休みですし

 予定がないなら一緒に来ないかということです」


それを受けて…ひなちゃんが真っ先に声を上げました


「いきますっ いきます いきます」

「ひな先輩 そんなに何回も言わなくても…」

「あっ…」


ひろみちゃんがひなちゃんを見ながらツッコミを入れると

ひなちゃんが赤くなりながらうつむいてしまってます

ひなちゃんって…18歳の割には…幼い感じもあるものね


「ひなちゃんは参加ね 他は?」

「「「「「「「「もちろん、いきます」」」」」」」」


他の面々も参加すると言うことみたい


「先輩方には…作った料理を持って来ます」


唯先輩の「ありかどう」に続いて蛍先輩達が「楽しみにしてるね」を

わたしたちに向かって言ってくれました


食事を済ませて皿などを料理場に戻してから

わたしも家の手伝いを始めることにしました


話もだいたい終わったので…お開きになりましたが

わたしとさくらちゃんは厨房に向かうことにしました


「さくらちゃん 付き合ってくれてありがとう」

「うん 明日の準備よね」

「一応、ラーメンだもん 鶏ガラスープだけ用意しておこうと思うの」

「確かにスープは時間かかりそうだものね」

「うん 豚骨もよさそうだけど…鶏ガラの方が簡単かなと」


わたしとさくらちゃんはアイテムボックスから

雷鳥の骨を取り出して洗ったあと

大きなお鍋にたっぷりの水を入れて雷鳥の骨をいれて

沸騰させて2分ぐらい煮立てたあと

お湯を捨てて雷鳥の骨を…もう一度洗ったあとで

再度、鍋に入れて水を入れて生姜、長ネギ、ニンニク、酒をくわえて

強火で沸騰させます

沸騰したら弱火にしてアクを取りながら2時間ほど煮込んでいきます


「ふぅ…さくらちゃんごめんね」

「ううん 明日必要だろうし…このスープ」

「うん」


2時間煮込んだあと骨や野菜をとってからスープをこしていきます


「これで完成ね」

「ぼたんちゃん おつかれ」

「うん さくらちゃんも おつかれ」


わたしたちはスープが入っている鍋をアイテムボックスに仕舞い込み

後片付けをしてから部屋に戻るのでした


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