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337話 ホットケーキ

美穂達女性陣がホットケーキを作り終え

机の上に並べていくと俺や英雄、爺さんは待機をする

各自に皿が配り終えたのを確認してから

ひまりが周りをみたあとで「食べましょ」と一言発すると

一斉に「いただきます」を言う


俺はアイテムボックスからハチミツをとりだして追加でかけていく

それを見た美穂が呆れたように俺を見て


「ゆきくん ハチミツかけてあるのに…まだかけるの?」

「たっぷりかけたいから…」

「虫歯にならないようにね」


さちこも俺を見ながら小言を一言言ってくる


「き、気をつける」


ハチミツをたっぷりとかけたホットケーキを切り分けながら

口に運んでいく…まだ出来立てだから熱かったりするが

半焼けの半生でもなく…しっかりと火は通っていたようで

焦げたりもしてないし…ごく普通のホットケーキであるけれど

十分美味しいものになっていた

口に運んだ俺を見ながら美穂が感想を聞いてくる


「どう?」

「おいしい ごく普通のホットケーキだけど

 懐かしいなって思った」

「よかった…」


安心した表情を浮かべながら美穂が一言呟いたあと

さらに言葉を続ける


「そう言えば…ゆきくん 子どもの頃…前世の方のね

 ホットケーキが定番だったんだったよね ファミレスとかで」


いつぞやの夕ご飯時に話したことを美穂が覚えていて話してきた…

美穂の聞いて未来達も興味持ったようで話に入ってくる


「美穂さん どういうことなのです?」

「「「「くわしく」」」」

「うん ゆきくんの前世のこと こないだハンバーグを食べたときに

 聞いたんだけど…土日に病院から帰省するときに

 ファミレスによって貰うこと多かったみたいで

 定番としてホットケーキを食べていたという話聞いたの」

「「「「「そっか…」」」」」


未来、芽衣、あやこ、さちこ、ひまり全員とも俺を見て

何か言いたそうに微笑んでいた


「ところで…ホットケーキ作ろうと言ったのは誰なの?」


ふと…気になったので聞いてみた


「それ…わたし」


さちこが答えてきた


「偶然だよね」

「うん 幸正くんの好きなものというのはしらなかったし

 ホットプレートで簡単に作れるものと考えたら

 ホットケーキミックス使ってホットケーキが簡単かなと」

「「「「「うん」」」」」

「実際、手間もかからなかったもんね」

「そうですね」

「うん 簡単に出来るのはいいよね おやつとしても」

「だよね あ 英雄先輩とおじいちゃんはどうです?」


あやこが英雄と爺さんにも感想を聞く


「おいしいです ふわふわだったし

 バターとハチミツもちょうどいい感じです」

「わしも…うまいと思った 甘さもそんなに甘くないわけだし

 食べやすくてよかった …幸正様のは…甘そうじゃが?」


爺さんが俺のホットケーキを見て言う


「うん ぼくとしてはちょうど良いかな」

「「「「「「甘党だよね」」」」」」

「そう言えば…幸正くん フレンチトーストも大好きだったね」


芽衣が思い出したように呟く


「「ホットケーキにフレンチトーストに…」」


美穂と未来が俺を見ながら呟いていた


「ちなみに…あずきがあればホットケーキで挟んで

 なんちゃってどら焼きにもできるね

 幼稚園の頃作った記憶が」


俺がついでにと言う感じに言うと

美穂がまたあきれ顔になって


「ゆきくん 前世の話をまた言ってる」

「幼稚園というのはどういうものです?」

「みくちゃん 幼稚園というのは小学校に上がる前に

 通う場所で学校生活に慣れるのが目的なのかな」

「さちこちゃん 確かそうだよね

 幼稚園と保育所は似てるようで関係する行政機関が異なるんだったよね」

「うん 文化省と厚生労働省の違いだね」


さちことひまりが話を膨らませすぎて

未来がついて行けない感じだった


「行政機関の話はわかりにくいですが小学校に上がる前に行くところなんですね」

「「あ 難しい話でごめんね」」


さちことひまりも未来に難しいと言ったようだなと感じて謝った


「いえいえ それで…どら焼きの皮に確かに似てますね

 ホットケーキ」

「うん あんこを載せれば確かに…どら焼きっぽいね」

「だね」


未来の言葉に芽衣とあやこも頷きながら言う


食べ終えて後片付けをしたあと

美穂達が気になった点を爺さんに伝えていた

ホットプレートのプレート部分

洗うのが大変だったりこびりついていて落ちにくかったり

蓋も透明なものじゃないのが不満点だったりと

思いついたことを爺さんに伝えていたみたいだ


「まだまだ…改良の余地はある感じじゃな」

「美穂ちゃん達 今日はありがとうございます」


英雄が美穂達にお礼を言う


「「「「「「いえいえ」」」」」」


話も終わり一度…俺たちは俺の家に戻ることにした


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