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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
中央での生活 ダンジョンに入るまで
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31話 ゆかり妃殿下 2

「幸正 他にもありますよね? 昨日の今日で

 未来とどうやって連絡していたのです?」

「それも未来ちゃんに渡した指輪の機能です

 この国でも電話はありますし電話をイメージして貰えたら」

「なるほど 電話ですか…美穂にも美幸にも指輪みえますが

 二人もおなじですか?」

「「はい」」


二人が返事したあと美穂が続けて話す


「電話だけでなく姿を見ながらも電話が出来る

 ビデオ通話というものもありますし

 イメージさえ出来れば瞬間移動も可能で

 かなり便利な指輪です」

「ほう そんなに色々と出来るものなんですね

 幸正 わたくしにも貰うことは出来ますか?」

「皇太子殿下と陛下には?」

「そうですね あるに越したことはないですが…」


俺は4つの指輪を作り出す

母親達にもあげたものになるが携帯電話機能と

ダメージ無効と状態異常無効の機能も持たせた指輪

作り出したあと妃殿下の前に4つを置く


「陛下と皇后様 皇太子殿下とゆかり様 あわせて4つです

 ただし、みほちゃんやみくちゃんの指輪のように

 変身機能はついてません」

「やはり、美穂のその姿は指輪の機能と」

「はい それで、通話やビデオ通話はみくちゃんに

 あとで説明して貰うことでよろしいですか?

 それとも今?」

「うーん 今 この場で説明して貰っても?」


妃殿下が俺を見ながらそう答える

俺は美穂や未来をみる

すると未来と美穂が妃殿下に念話を送ってみたようだった

直後 妃殿下の表情が変わり


「なるほど 念話は便利なものですね

 他人に聞かれる心配もなさそうですし」

「はい 次に通話とビデオ通話ですが…」


俺がそう言い終わる前に未来が瞬間移動をする


「未来が移動したようですね 自分の部屋みたいですね」


妃殿下と未来が通話とビデオ通話のやりとりをする

一通り終わると未来が戻ってくる


「お母様 これがだいたいの機能です

 他にもゆきくんの前世の世界 日本のネットワークにも

 接続は出来ているみたいです」


未来がそう言うとウインドウを開いて

ブラウザ画面のような画面にしてネットワークを表示させる


「洋服の詳細等もネットを参照して貰えたらいいのですが」

「幸正がこの世界に転生する前の世界ですか

 ここよりも技術的に進んでるようにみえますがあたってますか?」

「はい 文化レベルで言えばここの100年先という感じになります」

「なるほど 100年ですか…未来 もしかして

 あなたはこの国の文化レベルを革命させようとしてますか?」


妃殿下が未来に問いかけると

未来は真剣な表情になり


「せっかく ゆきくんという転生者がいて

 100年先の技術もふれる機会があるのです

 良いものは取り入れるべきだと わたくしは思います」

「確かに そうですね わかりました

 色々と皇室主導にするのはよくはないでしょうが

 技術発展は必要ですね」


俺はそこで妃殿下に話しかける


「僕が生まれる前の世界の日本は

 外国からの侵略行為も色々ありました

 なので国防も力を入れて貰えると」

「ふむ 国防ですか この国の現状は西に魔の森

 東は海で外国との交流も少ないですが

 それでも必要と?」

「外国がどれくらいの航海技術持っているかわかりません

 でも、日本 僕が生まれるずっと前の話ですが

 大型船でやってきて大砲…鉄砲より大きいものを船に搭載していて

 その頃の日本より圧倒的な技術力を持った国が侵略というか

 圧力をかけてきたのです」

「それで日本はどうなりました?」

「時の政府機関は結局屈することになり日本も外国と同じ

 近代化を辿ることになりましたが

 そこから戦争が色々あったようです」

「他国との戦争 この国はそれを考えれば魔の森が防波堤代わりになってますね」

「はい 大陸内からの侵略は大丈夫だとぼくも考えています

 問題は海からです」

「なるほど して 国防の案はあるのでしょうか?」

「飛行機や魔力を電力に変換して海に兵器を並べておく等

 考えられる事は色々ありますがとりあえずは

 飛行機開発も力を入れて貰う方がいいと思います」

「飛行機とは?」


妃殿下が首をかしげながら俺に問いかけると

ウインドウを開いて

1800年代から1900年代にかけての

飛行機を表示させる


「こう言うものです この国の技術力だと

 まだまだ この辺が限界だと思いますので」

「100年後はどうなるのです?」


妃殿下の問いかけにジャンボ旅客機や戦闘機などを一通り見せていく


「すごいですね こんな大型機で大勢を乗せて移動手段ですか」

「旅客機が普及出来るなら魔の森と国の西の街との間の広大な土地も

 領土として拡大して移動も楽になると思います」


妃殿下が考え込みながら頷く


「結界も数百年安泰ですし」

「はい ご要望とあればぼくとみほちゃん、みくちゃんで

 魔の森の結界から10キロ離れたところで第二結界を作ることも考えます」


それを聞いた美穂と未来はあわてて


「「ゆきくん またやらかすの?」」

「二人の杖あれば出来るものだろうし?」

「言われてみれば たしかに」

「わたくしたち二人あわせて2万倍になりますものね」

「月宮をぐるりと囲む結界でもいいと思うし

 海も3000から5000キロ先まで結界で壁を作っておけば

 悪意を持ってやってきたものに対しては結界が作用すると言う感じでも」

「「たしかに」」

「幸正 あなたね ほどほどにしなさいよ」


母親が呆れながら口を挟む


「他国との戦争なんてないに越したことはないと思うから

 防衛力は…と思うのです」

「そうですね 争い事なんてないに越したことはないですからね

 陛下達にも進言してみましょう」

「よろしくお願いします

 それで…服の方はと言うと…」


俺はウインドウを表示させながら

持ってきた服の説明を一つずつしていく


「わかりました 呉服店にこれらサンプルを見せて

 研究させることにしましょう」

「はい 普及するかどうかはわかりませんが」

「そうですね 国民がどうとるかは未知数ですが

 わたくし個人としては着物に比べて簡単に着ること出来そうですし

 悪くはないと思うのです

 さて…下着の方ですが…」


妃殿下がそう繰り出したのを聞いて俺は

あわてて


「ぼくはどこかにいきますので

 みほちゃんとお母さんに」

「恥ずかしいのですか?」


妃殿下がそう問いかけてくる

俺は赤くなりながら


「みほちゃんの下着姿は…」

「ゆきくん わたしを意識してくれてるんだ」


美穂がニコッと笑いながら言う

それを見た未来の方は俺を睨み付けてくる


「みくちゃん みほちゃんと同じサイズだろうし

 みほちゃんのサイズのも数枚あるから その…」

「わたくしも試着してみますね」


俺がそう言うと表情を明るくしながら答えてくる


「それでは ぼくは…」

「いいえ 幸正はここに残ってていいのです

 わたくしたちが着替えのため移動しますので」


妃殿下がそう言うと

侍女達も動き出し妃殿下、美穂、未来、母親と

部屋から侍女とともに出て行くのだった

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