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332話 唯達と日本へ 3

前半が幸正視点で後半が唯視点です

───幸正視点


うなぎに決まったことなので全員で手をつないで

繋ぎ漏れがないか確認した後、俺は日曜日に行った場所へ瞬間移動する


お店に入り座敷の方に座りながら各自食べたいものを選んでいく


「ゆきくんは…うな重? ひつまぶし?」

「うな重かなぁ 日曜日も食べたけどおいしかったよ

 ボリュームもあるし…お腹いっぱいになるよ」


美穂の問いかけに答えると

美穂も未来も芽衣も…うな重を選ぶようだった

もちろん、父親、宗人、ミアさんもうな重を選んだみたいだ

俺は隣の机についている唯さん達の方をうかがってみると


「うな重もおいしそうだし…ひつまぶしって…

 うな重とは違う感じよね」

「だよね ご飯にまぶしてしまっているみたいね」

「うん 見た目の満足感は…うなぎそのままおかれている方が

 満足感あるよねぇ」

「ですね しかも…写真みると…かなり肉厚じゃない?」

「うん」


そんな会話をしているようだった

しばらく待っていると決まったみたいで

唯さん達も…うな重を選ぶみたいだった


店員さんに注文をして…しばらく待つことになった

総勢13人だから…お店の人も大変だろうなと思いながら待つ


……

………


しばらく待っていると順次

店員さんがうな重を運んできて机の上に配膳してくれる

全員…目の前に置かれるのを待ってから

手を合わせて「いただきます」をしてから食べ始める


───唯視点


わたしたち6人のために外食を計画していただいて

幸正様達には感謝なのですが…つばさがどちらも食べたいと

言ったばかりに…どっちも買っていただけるというのも

申し訳なくて…頭があがりません

目の前に置かれた…お膳を見て

そっと…うな重の重箱の蓋を開けていくことにしました

蓋を開けると…湯気とともに…甘塩っぱい香りが

鼻を刺激して食欲がそそがれていきます

辺りを見ると…蛍達も同様に

はじめて見る…うな重に目を丸くしてました


まずは一緒についてきている…お吸い物を

飲んでみることにしました

醤油ベースみたいで…味噌汁とは

違いますが飲みやすいと思いました

一口 お吸い物を飲んだ後

箸でご飯とうなぎをすくいながら口に運んでみると

口の中で…うなぎが溶けていくように柔らかくて

甘塩っぱいタレも…ご飯に合っていて

こんなに美味しいものだったなんて…


「おいしい…」

「うん」

「みなみと句美子がキラキラして話していたのも

 わかった気がしますね」

「そうよね こんなおいしいんだもの」

「うん…」


蛍達も…こんなこと言いながら食べてました

美海と句美子の二人がおいしかったって瞳をキラキラしながら

語っていたけれど…実際に食べてみて納得した感じでした


未来様や美穂様も同様に幸せそうに食べていますし

幸正様も満足そうに食べています

はぁ…うなぎ…おいしいです


量が多いから食べきれるのかなと心配でしたが

こんなに美味しいものだもの

夢中に食べていたら…あっという間に完食でした


わたしたち6人とも完食して

空になってある重箱を見つめながら

名残惜しそうにしてしまってます

ハッと…我にかえって…赤くなりながらうつむいてしまいました


うな重を食べた後…幸正様が深愛様と相談して

お寿司屋さんに向かって…わたしたち6人と

深愛様と正太さんと宗人さんの分の

お寿司を購入することにしたようです

幸正様と未来様、美穂様、芽衣ちゃんの4人は

お腹いっぱいだったようで…なしにしたようでした


「「「「「「ごちそうさまでした」」」」」」

「いえいえ」

「お寿司も…こんな高いのを…うな重も高かったですよね」


わたしは幸正様にうかがいました


「そうですね うな重は高級店選びましたから

 お寿司も…高級店かなぁ はじめて食べてくれるものだし

 おいしくないところは避けたかったので」

「ありがとうございます」

「いろいろなの載っていますよね」


横からつばさが話に入ってきて…お寿司を見ながら言う


「ウニは好き嫌いわかれると思いますけど

 高級品です 大トロ 中トロ ぼたんエビ

 赤貝 ホタテ イクラ などなど

 ぼくたちの世界だとまぐろとえびは可能ですが

 ウニなどは海を探さないとですね」

「「「「「「海…」」」」」」

「ねぇ 唯」


蛍がわたしを見て言う


「うん?」

「ぼたんとさくらが海の中を探しているけど

 わたしたちも強くなるなら手伝えるよね」

「そうだね うん 美海達も強くなったし

 わたしたちも出来ることをみつけなきゃ」

「「「「「うん」」」」」


わたしの言葉に蛍達もうなずき

ダンジョンの水の階層と海の探索も行うことを心に決めるのでした


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