329話 明日の予定
次の日も特に変わらない一日を過ごしていたのだが
夜8時頃にすみれから念話が届いた
「幸正様 今 お時間ございますか?」
「ダンジョンで狩りしていて…戻ってきたところ
なにかトラブル?」
「いえ 明日 唯先輩達 6人とも休みなので
午後に日本の方に連れて行って貰えないかなと…」
「お母さん達は料理だし…大人は…ミアさん
お父さん達に聞いてみる」
「はい」
俺は居間にいる父親に話しかけにいく
「お父さん 明日の午後 空いてない?」
「ん? 明日は水曜だが普通に畑に出ていると思うが
なにかあるのか?」
父親が俺の顔を見て不思議に思いながら聞き返してくる
「いま すみれさんから念話来て
すみれさん達の先輩6人 休みらしいから日本に連れて行ってほしいって
一昨日 仕事だった人たちだし…仲間はずれになってて悪いかなって」
「そっか 幸正 みほちゃんという 子ども達だけだと不便だからか」
「はい 宗人おじさんも巻き込んで」
「わかった 宗人には念話するから」
「うん ミアさん居ればあちこち行けるだろうし」
「だなぁ わかった 明日は…お昼は外食で」
「うん」
父親と話を終えて再びすみれに念話を送る
「お父さん 了解してくれたから…大人も確保出来た」
「ありがと 唯先輩達に伝えておくね」
「うん あ すみれさん」
「うん?」
「見習い20人はレベル上げ終わったの?」
「うん 昨日の夜にみんなで52階層に行ってきたよ
成長倍増と経験値倍増は最初から有効状態になっていたようだけど
幸正様 あの子達に渡した指輪って?」
すみれが成長倍増と経験値倍増のこと
不思議に思ったのかきいてくる
「うん 最初から有効状態にはしてあるけど
各自で有効無効も設定出来るようにはなってます 一応」
「そうなのですね それでパーティー状態にして
最初にわたしたち4人が倒して
あの子達のレベルを一気にあげたから問題ないです」
「そうなのね ひなさん達4人と美海さん達5人は
ぼくの予想だと衣装も独自にしていると思ったけど」
「あ…あー そうそう ひなちゃん達は日本のアイドル衣装を参考にしていたわ
それぞれの色にあわせてヒラヒラなスカートで
かなり可愛かったわ」
「やっぱり…そしたら美海さん達は?」
「みなみちゃん達も5人同じタイプの衣装だね
セーラー服? 美穂様が着ていますよね」
「うん 学校で着る制服だから 日本だと
セーラー服…ですか そうなると…
赤と薄いピンク 黄色と薄い黄色 紫と薄い紫
水色と青 黄緑と緑と言う感じの2色のセーラー服?」
「そうそう 幸正様 どうしてわかるの?」
「なんとなくかなぁ 胸元にはそれぞれの色のリボンとか?」
「うんうん 幸正様 もしかして そういうの好き?」
「すき…みほちゃん達には内緒」
「あは 美穂様 やきもちやいてしまいますからね」
「うん あとは…残り11人は?」
「あとの11人は…わたしたちのメイド服見たいな感じのがだいたいだったけど
色は…遠慮したのかわからないけれど灰色選んでいたようでした
あ…ことりちゃんとみゆちゃんだけセーラー服選んでいたわ
あの二人は16歳…二人きりなんだけど」
「メイド服にセーラー服…ことりさん達…美海さん達と合流したいのかな」
「どうだろう 今もみなみちゃん達…地下室で歌やダンスの練習しているみたい
ことりちゃん達もついていったね」
「そっか…7人グループでもよさそうね」
「どんな歌を練習しているかは…わたしはわからないけど
披露出来る日があるといいよね」
「うん みてみたい それで…戦闘は問題なし?」
「うん と言うか ひなちゃん達以外の11人も
ニードルビットだけでも十分強いですし
舞菜香ちゃんとすずちゃんが全員にステータスアップの
魔法を施していたりするから…危なげもなかったです」
「それはよかった…20人も戦力補強になったし
カレーを作るためのスパイス探しも
さくらさんだけじゃなくて…
手が空いてる人がしてもらえたらうれしいかも」
「それも心配ないわね アイドル活動しない子達はひまみたいだから
時間あるときにダンジョン探索頼むことにするわ」
「助かります」
すみれと念話を終わらせると美穂、未来、芽衣、あやこに
念話を送って明日のことを話す
すると…あやこは明日は店の手伝いをするとのことで
ミアさん含めていつもの5人と父親と宗人というかたちになった
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