325話 パートさん達と顔合わせ
美幸視点です
葵さんがパートさん達をつれて地下室を一通り案内し終える
頃合いを見ながら、わたしたちも午前中の仕事を終わらせて
片付けてから7階層へ集合していた
最後に葵さん達が7階層にやってきたようで
わたしは葵さんに声をかける
「葵さん 地下室案内終わったようですね」
「はい 美幸さん達にあらためて紹介させて貰います
こちらが本日から仕事をして貰うことになった
パートの方々です 全員で18人になります
午前中だけ、午後だけ、一日中可能な方
マチマチですがよろしくお願いします」
葵さんがそう言い終えると後ろにいたパートさん達が頭を下げる
見たところ…わたしより年上の方だらけでした
わたしのお母さん世代の方も何人かいそうでした
「加賀美幸と申します こちらの世界の人間ではありませんが
よろしくお願いします」
「同じく樹絵美と申します
それと後ろにいる20人は…わたしたちの世界の
皇室で見習いとして働いている侍女の方々です」
絵美さんが見習い侍女の彼女たちの紹介もしてくれたようです
絵美さんが言い終えると彼女たちも「よろしくお願いします」と頭を下げてます
それをみたパートさん達の一人が話しかけてきました
「孫みたいな世代の子がこんなに沢山
失礼ですが…日本で言うところの高校生ぐらいですか?」
「そうですね 彼女たちは高校生ぐらいの年齢です
わたしたちの世界だと…この年齢から働き始めているのが
一般的でして…」
「そうですか 若いのに…」
パートのおばあさんがみなみちゃん達を見ながらしみじみと呟いてます
この方だけじゃなく…他のパートさん達も
みなみちゃん達を見て自分の孫、娘を見てるような目になっているようでした
「葵さんから一通り説明は終わっていると思いますが
現在、この地下室で作っているものは
とんかつ、唐揚げ、焼き鳥、牛丼、ハンバーグ、プリンになっています
刺身は…人手不足のため現状作ってませんが
みなさん 作れるものは?」
わたしの説明と問いかけを聞いてパートさん達が全員
全種類作ることが可能と返してくれました
「葵さん 全種類作れる人たちを集めてくれたのです?」
わたしは葵さんを見て問いかけてみると
「はい 作れる人だけ募集しましたので安心してください
プリンなども工場で働いていた方もいますので」
「それは心強いです」
「それで…美幸さんにお願いあるのですが
幸正くん 午後にお借りしても?」
「どうぞ あの子なら0時過ぎには学校終わるでしょうし
念話で確認してみたらいいと思います」
「そういえば…そうでした 念話がありました
忘れてました 確認してみます」
葵さんって…さちこちゃんに比べて
幸正とそんなに関わってないからかな
念話のことも忘れていたみたいですし
わたしは葵さんと話も終わったので
パートさん達と交流するために絵美さんや
拓郎さん、美沙さん そして…みなみちゃん達と一緒に
パートさん達とお昼を食べながら交流を図ることにしました
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