315話 アニメ専門店 4
俺は陛下、明智の爺さん、英雄、さちこと一緒に
ロボットアニメのコーナーにやってきていた
目の前にある棚にずらりとロボットアニメ全般の
ブルーレイパッケージやら設定資料集などが並べられていた
「この辺ですね ガ○ダ○シリーズを始め
ロボットアニメのコーナー」
「幸正様 アニメの内容は確認出来ないのでしょうか」
明智の爺さんが俺に聞いてくる
「指輪の機能を使えば見ること出来るはずですが
さすがにここでアニメ鑑賞するのは時間的に難しいので
英雄さん ここにある作品で気になったものは
タイトルをメモしておいてください」
俺は英雄にメモを提案する
「はい わかりました」
俺に言われたとおり英雄が気になった作品をメモしていく
「幸正くん 設定集でも買っておいた方よくない?」
さちこが俺にそう言ってくると
俺も頷きながら「そうだね」と言う
「あと さちこおねえちゃん 装○娘とか武○神○とか
他にもランチャーとかキャノン砲とか
長距離ライフルとかついてあるバトルアーマー系の
作品の資料とかない?」
俺がさちこに聞いてみると、さちこは辺りを見回しながら
「ちょっと探してみるね なかったら…指輪で検索して印刷すればいいよね」
「うん そっちの方が手っ取り早そうか」
「とりあえず、探してみるね」
さちこは棚を見回って探しにかかってくれた
それを見ながら陛下が俺に話しかけてくる
「幸正 辺り一面にずらりと並べられているのだが
これら一つ一つがアニメなのか?」
「はい ここに並んでいるのはロボット作品のものになってます」
俺はウインドウを開いてパッケージの中にある
ブルーレイのこととか再生するための再生機が必要なこととかを
色々と陛下に教えていく
「ふむ 指輪でも録画機能はあったが
その録画したものをブルーレイという円盤に
書き込んで生産する訳なのか」
「はい さすがに月宮の技術では…まだブルーレイは
難しいとは思いますがテレビ放送はフィルムでしたよね?」
「うむ そうじゃな 馬鹿でかいフィルムになっていたようじゃ」
「とりあえず、あれを小型化して家庭用までに
おろしてくるのが先だと思います」
「なるほど…確かにそうじゃな」
「一応 爺さんにブルーレイディスクと再生機も
預けてしまうのがいいのでしょうか?」
「そうじゃな 明智 それでよいか?」
陛下が明智の爺さんを横目で見て確認をとる
「はい ここにあるものも色々と興味深いものばかりです
いくつか買いたいのですが…よろしいでしょうか?」
爺さんが俺を見る
「はい どうぞ」
「ありがとうございます あちらのロボットの人形とかもほしいのです」
「あ そうですね フィギュアモデルいろいろ買った方が
設定資料集だけよりよさそうですね」
明智の爺さんと英雄はしばらくの間
辺りを見て歩きながらメモをとりながら買い物をしていく
俺は陛下と色々とみながら会話を続けていた
「飛行機も色々あるようじゃな」
「ロボットアニメの戦闘機は実現出来るかどうかわからないので
実用性を考えると…まずは初期の飛行機ですが
重力コントロールが出来るなら
飛行機にこだわらずに飛空艇なども作れるかと」
「飛空艇とは?」
陛下が聞き慣れない単語だったのか俺に聞き返してくる
「空飛ぶ船ですね 重力コントロールが出来る金属をつかって
船を作りそれを浮かべさせる」
「ふむふむ それなら…現状の造船技術でも応用出来るな」
「はい 飛行機も開発していき
術式などを使った魔法技術も平行して使って行く
個人的には魔法が使えなくなったときのために
科学だけの技術も残しておくべきだと思います」
「確かに 魔力切れで発動出来なくなったり
それどころか魔法そのものがなくなった場合にも
備えるべきじゃな」
「はい」
この世界は元々、魔法があったわけでもない
邪神と呼ばれている転生者のチート能力で魔法を
世界に組み込んだんだと思う
ならば、消えることだってあると思うから
科学も発展させることが重要だと思う
陛下と会話をしていると
さちこが戻ってきて色々と手に商品を持ってきてくれていた
「おじいちゃん こんな感じだけど…どうかな?」
さちこが明智の爺さんにバトルアーマーをきこんでいる
美少女アニメの設定集などを持って来て見せる
「おぉ…背中に羽根付きのものを背負ってる感じなのですね」
「時間あるときに…わたしがこれらをイメージしたものを
バトルジャケットにして変身してみるから」
「嬢ちゃん そう言うことも出来るのかい?」
「はい 可能だと思います」
「よろしく頼む 冒険者に装備させることが出来るなら
色々と使えそうじゃ」
こんな会話をしながら買い物もすませて
由美達、ひまり達と合流して地下室へ戻るのだった
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