表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
312/507

309話 大型家電店 1

明智の爺さん視点です

わしらは、嬢ちゃん達に案内されて店内に入る

店内を見渡してみると広々としていて驚いてしまうほどじゃった


「こんなに売り場が広いとは…」

「じっちゃん ただ、広いだけじゃなくて整理もされているよ」

「そうじゃな 上にぶら下げられている案内板をみれば

 どこに何が売られているかわかるようじゃ」


わしと英雄が入り口付近で驚きながら会話をしていると

幸正様が話しかけてくる


「入口にいると…邪魔になりますので移動しながら」

「あ…あぁ」

「さて、どこから見ます? 陛下もどこからがいいでしょうか?」

「わしは…どれもこれもめずらしいものだから

 どこでもよいぞ それよりも、明智の方を優先にしてよい」


幸正様の問いかけに陛下がそう仰られたので

わしは自分の希望を口にする


「テレビ、冷蔵庫、掃除機、洗濯機等々を」

「わかりました おねえちゃん達 そう言うことなので」

「うん おじいちゃん こちらです」


嬢ちゃん達に案内されて、まずはテレビの売り場に向かうことになった

なんというか…テレビも薄いものばかりがずらりと並べられていた


「こんなに薄くなっているとは…」

「幸正 おぬし達の指輪の機能のウインドウはこれらを元になっているのか?」


陛下が幸正様に聞かれています


「指輪の機能の空中投影は…液晶ディスプレイとは別のものですね

 空中投影技術もぼくが生きていた頃に

 ネット上では見覚えはあるのだけど…実用化されたかどうかは

 わかりません おねえちゃん達 携帯ってまだ携帯だよね?」

「うん さすがに…指輪の機能のような空中投影だの

 脳波コントロールだのは実用化されてないよ」


由美さんが…苦笑いしながら答える


「テレビはまだ売られているんですね」

「まぁ、最近はテレビ局も減ってしまっているけど

 テレビとしての機能よりネット機能が主要になっている感じだね」

「そうなんだね 陛下も爺さんも覚えていておいて欲しいのですが

 テレビは洗脳装置と言われます」

「「洗脳装置」」

「幸正 それって自分たちの都合のいいように

 番組を放送するテレビ局のせいか?」


陛下が幸正様にそう問いかけると幸正様も頷きながら

言葉を続けます


「こないだの反月勢力のことで陛下もお察ししていると思います

 ぼくがなぜ…全国民に映像を流したのか」

「そうじゃな 事実を報道しない懸念があったからか」

「それがテレビが洗脳装置と言われるところなのです」

「なるほどのぅ…よっぽどこの国の報道機関やらなにやらは

 腐りきっていたのか」

「はい 日本のための報道をしない

 そんなゴミばかりでしたから」

「「「うん」」」


由美さん達も頷いている


「おねえちゃん達って高校生なのに…しっかりしてるよね

 腐ったテレビ局とか信じてないところとか」

「「「あは テレビ見てないもん」」」


日本の若い子達はテレビ見なくなっているようじゃった


「とりあえず、カラーテレビを普及させるのが先なので

 この辺の薄型テレビはまだまだ先の技術です」

「確かに わしが生きているうちに作りたいものじゃが」

「じっちゃん まだ元気で居てくれよ」


わしの言葉に悲しそうに言う英雄


「そうじゃな やりたいこと まだまだあるからな」

「さすがに…若返りとかはずるしすぎかな」


わしの言葉に幸正様がぽつりと呟くと

陛下が幸正様を睨み付ける


「おぬし そこまでやらかすのは…さすがにまずかろう」

「で、ですよね 爺さんには元気でいてほしいけど

 英雄さんにも後継として育って貰うしかないね」

「はい 頑張ります」

「わしもまだまだ元気でいるぞい」

「さて…テレビの次は冷蔵庫ですか?」

「お願いする」


幸正様の言葉に返答すると嬢ちゃん達が

冷蔵庫売り場に案内してくれた

冷蔵庫、掃除機、洗濯機と次々と見て回ることになった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ