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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
中央での生活 ダンジョンに入るまで
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28話 そわそわ

未来視点になります

朝起きて朝食をいただいた後

お母様の部屋にむかいました

部屋の前に立ちノックをしてから中に入ると

生まれたばかりの弟がすやすやと

お母様の胸に抱かれながら眠りについてるようです


「失礼します」

「未来 少し待ってくださいね この子 やっと寝付いてくれたところなの」


弟を抱きながら話しかけると

お母様は弟を布団の上に寝かせると

傍にいた侍女に話しかける


「この子のこと あとお願いするわね」

「かしこまりました」


話が終わりわたくしの方に向いてから

わたくしに話しかけてきます


「それで…今日は何時くらいに予定になってますか?」

「はい お昼前…10時ぐらいには

 幸正くん達 予定になってます」

「そうですか 時間も時間ですのでわたくしたちも

 急いで準備しないとですね」

「それで…呉服店の人には?」


ゆきくんに着て貰う理由になっている

洋服のサンプル…呉服店がいないことには

はじまりませんから


「手配は出来てます 急な呼びつけになりましたし

 少々、心苦しいところはありますが」

「呉服店にも利益があることだと思いますから

 終わったあとで喜んで貰えたらわたくしとしては嬉しい限りです」


お母様がわたくしをじっと見た後

ため息を漏らす


「はぁ…美穂と幸正くんの正装をみているので

 洋服がどのようなものかは理解出来てますが

 これを普及させようと皇女という立場で動かすというのは

 予想していませんでしたよ」

「お母様としては…どう思いになられますか?

 今の着物中心の服でこれからもいいと?」


お母様は考え込む仕草をとり

数分間思案中みたいでした

やがてお考えがまとまったようでわたくしを見て口を開きました


「着物のいいところは残すべきだと思うけど

 だからといって新しいものを排除していたら発展はしないものね

 まずは改めて洋服を触ってみた上で

 呉服店に作成出来るかどうかを確認するところからですね

 開発にかかる費用も洋服がメリットあるものであるならば

 わたくしたちで捻出することにしましょう」

「お母様 ありがとうございます」


まずは第一関門は突破出来たようでホッとしました

そして指輪の機能で時間を確認をすると

ゆきくん達が訪れる時間まで1時間切っていることに気づいて

だんだんと気持ちが落ち着かなくなってきてます


「あ お母様」

「いきなり どうしたのですか?」


わたくしが突然、思い出したように声をだしてしまい

お母様に睨まれながら聞き返されました


「呉服店の人は幸正くんたちと会わせない方がいいと思うのですが」

「その理由は?」

「サンプル持ってくるのが特殊な方法だと思うのです」


おそらくアイテムボックスに入れて来るとは思います


「ふむ 未来 わたくしたちにまだ彼の能力を隠してませんか?」

「お母様はそのように思うのですね」

「美穂のあれだけの成長もあり得ないですが

 正装としてセーラー服でしたか? みたことのない服装をしていたこと

 幸正には皇室に伝わっている情報以外になにかあると

 わたくしは考えてます」

「お父様もお爺さまもでしょうか?」

「もちろんです ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だろうと

 お義父様方も()()はしていると思います」

「そうですか…お母様 幸正くんが今日何かやらかしても

 驚いたりしないでいただけると…」

「わかりました 呉服店の人には幸正達が帰ったあとでと言うことにしましょう」


お母様は傍にいた侍女に指示を出していく

そしてゆきくん達が訪れる時間まで出迎え準備などで

侍女の皆様も慌ただしく働いてます

わたくしは邪魔にならないようにしつつ

時計を確認しながら待っていました


そうして時間がやってきて

玄関から呼び鈴の音が鳴ると

心臓の音が高鳴ってました


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