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298話 さかな市場での様子 2

前半がさちこ視点 後半が夢子視点です


───さちこ視点


注文していた料理がつぎづと運ばれてきて

各自の手元に置かれていってます

全員分、行き渡ったのを見てから「いただきます」を

各自、口にしてから食べ始めようとしている様子を

わたしは見ながら自分も食べ始めようと

海鮮丼を手に持ちながら箸を動かしていく


「さちこおねえちゃん これ…まぐろはわかるんだけど

 中央に載っている赤黒いのは?」


あやこちゃんがカツオの刺身を指しながら聞いてきました


「それはカツオだよ まぐろと同じく日本では人気の高い刺身ね」

「カツオ…他は…黄色いのは?」

「それはウニ ウニは濃厚なんだけど好き嫌いがわかれるかな

 苦手な人もいるみたい それと…そっちのが穴子だね

 穴子はかば焼きかな 焼いてる状態ね」


一通り載ってある具材を説明していく

わたしの説明を、あやこちゃんだけじゃなく海鮮丼を注文した人は

聞き入っていました


「カツオもおいしい…まぐろの赤身とはちょっと違うよね」

「うん そうだね」


そこで、あやこちゃんのお父さんがわたしの方を見て聞いてきました


「海鮮丼には大葉やわかめでしたよね? これ 載っているのですね」

「はい わかめです 載せてある丼ですね 今回は

 緑色のものとかある方が見た目もいいというのがあるかも知れないです」

「なるほど…このウニというのも濃厚ですね

 あやこ ウニはどうだ?」

「うん 問題なく食べれる おいしいよ」


どうやら…あやこちゃんはウニもおいしく感じるみたいでした

みんなの食事を見渡してみて

あらためて、ここに連れてきてよかったなって思いながら

自分も食べていく


───夢子視点


目の前に置かれた海鮮丼を手に取りつつ

さちこさんの具材の説明を聞き入りながら食べ始める


「おいしい…カツオもおいしいしウニもおいしい

 独特と言えば独特ですね」

「お嬢様 握りって…こうなっているんですね」


隣にいる太一さんが上に載っている刺身を剥がして

ご飯部分を観察していました


「握れそうです?」

「わかりません ちょうど良い固さに握るのは

 技術がいると思います」

「そうなのですね にぎり寿司を、お出しするのは

 時間がかかりそうですか?」

「はい…海鮮丼の方は参考に出来るかと思います」

「そうですね 相馬さんが実際にしていますし」

「はい それにしても…ウニに穴子にカツオですか

 俺らの世界でもいるんだろうか」


太一さんがわたしの丼を見ながら呟く

幸正くんは、いると予想しているようですが

わたしはわかりません


「こればかりは…海を探索しないとですね」


わたしの返答に頷くだけの太一さん


「まぐろも色々…赤身 中トロ 大トロはわかりますが

 表面を焼いているものもあるんですね

 完全な生とは食感もかわりますし

 焦げているところも風味が利いてます」


太一さんが炙り?というのを食べながら呟いてます

それを聞きながら、わたしは海鮮丼を食べ終わった後で

食べるのが楽しみになってました


ふと、目の前にいる英雄さんと明智さんの方を見ると

二人とも満足そうに食べていました


「うまいのぅ…こんなうまいのに

 わしらの世界では海の幸がまだまだないのは悔しいのぅ」

「じっちゃん 頑張ろう

 さちこさんが提案してくれたバトルスーツ?を

 普及させたら冒険者の人も海系の階層で

 楽にできるよな」

「そうじゃな そうすればもっと魚も捕れる

 嬢ちゃん バトルスーツの具体的なデザインとかあるかいの?」

「ん? あ…はい」


さちこさんが食べているときに話をふられて

あわてて、こちらの方を向きます


「具体的なものというと…この辺かなぁ」


明智さんにウインドウを見せながら答える


「なるほど…思ったより軽装じゃな」

「そうですね 背中に翼をつけていたり

 そういえば…わたしの変身後の状態も軽装備だった」

「そうなのか…参考に出来ぬか?」

「どうだろう わたしでよければ…平日の放課後に?」

「ぜひ…」

「さちこさん ありがとうございます」

「いえいえ」


英雄さんがさちこさんにお礼を言うと

さちこさんは少し照れながら答えてました

さかな市場の話が続いてます

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