287話 組み分け相談 1
長めになりました
昨日もブックマーク増えました ありがとうございます
俺はウインドウを展開させて、しばらく黙って待っていると
かえでが俺の元に歩み寄ってきて声をかけてきた
「幸正様 ご相談がありまして…」
かえでの方を見ると少し困った様子だった
「なにかトラブル?」
「もめ事と言うほどではないのですが
希望を集計したところ…ラーメンが6人 お寿司は5人
ハンバーガーが4人 カレーが3人 うな丼が2人になりました」
「かえでさん達4人がわかれるところ
希望が5箇所になったからどうしようってことなのね」
「はい どういたしましょ?」
かえでが俺を見ながらうかがっていると
美穂や未来、たけしなどがやってくる
「ゆきくん わたしたち樹家はラーメンに決まったよ」
「わたくしたちは…お寿司になりました」
「ぼくはハンバーガーで…それと英雄さんたちは…お寿司みたいです」
「3人ともありがとうございます
そうすると…ラーメンと寿司はみほちゃんとみくちゃんがいるなら
かえでさん達一人入れなくても平気だと思います」
「よろしいのですか? 美穂様達?」
かえでが美穂と未来を見ながら顔色をうかがう
「わたしの方は平気 大人も…お母さん達いるし」
「わたくしの方は…お爺様達と一緒だと
見習いの方々の方が萎縮するのじゃないでしょうか」
二人の言葉を聞いて俺は一つ提案する
「ラーメンの方は…おばさんとおじさんもいるし
さくらさんに念のために全員 守護者の盾を発動させておいてくれれば
大丈夫でしょうから…ラーメンの方は…
おばさん達に任せていいと思います
寿司の方は…みくちゃん達とわけた方がいいよね?」
俺は未来の方を見て問いかける
「そうですね 見習いという立場ですし
緊張しちゃいそうだから…美味しいもの食べてるのに
わたくしたちのこと気になってしまうと可哀想です」
「なので…寿司 ハンバーガー カレー うなぎに4人分担でいいかと」
「わかりました」
「あ かえでさん ハンバーガーはマ○ク? モ○?」
「まだ決めておりません なにかあるのです?」
「こないだ アップルパイ作りした時
おねえちゃん達 シェイクにつけて食べると言う話していたの
覚えている?」
それを聞いた美穂と未来も「あ…」と言う表情をする
「色々あったから…忘れていた」
「わたくしも」
「わたしも失念していました」
「もし、マ○クに行くときにシェイクとアップルパイを
人数分? 多くなりそうだけど頼める?」
「かしこまりました」
「かえでさん ありがとう」
「かえで ありがとう」
美穂と未来もかえでに礼を言う
「あ かえでさん ハンバーガーのところに
たけしくんも混ぜて」
「はい 承知しております あと、明智さん達は
お寿司の方で一緒でよろしいでしょうか?」
「うん 爺さん達も月皇陛下と食べるなんて緊張するだろうから」
「そうですね わたくしたちはわたくしたちで食べることにします」
話がまとまるところに夢子とあやこも俺のところに
しらせにやってくる
「幸正くん わたしと太一さんは…お寿司に決めました」
「夢子さん達も寿司ですか…
英雄さんと爺さんと一緒でも平気です?」
「はい 問題ありません」
「それじゃ、かえでさん」
「はい 夢子さん達もわたしたちので請け負います」
「もしかして…見習いのさん達 お寿司希望が多いのです?」
夢子がかえでの方を見てうかがう
「5人いますから…わたしたちの4人のうちの誰かがつきます」
「なるほど 戦力だけなら…わたしも戦えますから」
「はい 危険性はないですね」
「はい」
二人の会話をよそに、あやこも俺に報告をしてくる
「わたしたち家族は海鮮丼を選びたいんだけど大丈夫?」
「海鮮丼ですか…食堂で出すときの参考?」
「うん そう」
「ちょっと待ってね おねえちゃん達 ミアさんもちょっときて」
俺は由美、さちこ、ひまり、ミアさんを呼ぶ
「「「どうしたの?」」」
「悠 どうしたのです?」
「うん 少数のところが…カレー、うな丼、海鮮丼とあるから
おねえちゃん達も分担してくれる方が助かりそうかなって」
「「「わかった」」」
「海鮮丼は…あやこちゃん?」
さちこがあやこの方を見て問いかける
「えっと…どうしてわかったの?」
「うーん 食堂でも海鮮丼やマグロ丼を出しているわけだから
研究のためかなぁって ただの感だけどね」
「うん そう 色々研究したいということなの お父さん達」
「わかった じゃ、わたしが海鮮丼に行くね?」
「ありがとう さちこおねえちゃん」
あやこが嬉しそうにさちこに頭を下げる
「あとはカレーとうな丼」
俺が残りのところを口にすると由美が俺を見て聞いてくる
「そういえば…幸正くんは決めたの?」
「決めてない お母さん達は?」
「お母さん達も聞いてきてないね めいちゃんもだよね」
「お母さん達がなににするか聞いてから決める」
「うん 聞いてくるね」
「幸正くん わたしんちはカレーでもうなぎでもいいと思うから」
由美が両親と芽衣のところに向かうと残っている
ひまりに話しかけてることにした
「どっちかと言えば?」
「うーん カレーにしようかな」
「じゃ、ひまりおねえちゃん達はカレー組 まかせても?」
「うん」
「悠 カレーなら…わたしも着いていっても大丈夫です」
「ミアさん カレーでいいの?」
「はい カレーの他にもあちこち移動出来ると思いますから
ひまり それで平気です?」
「あ はい あちこちですか たとえば?」
「うーん 大阪で…たこ焼き買ったり 博多だと明太子とかですね?」
「な、なるほど わかりました 両親に伝えますね」
「はい」
「かえでさん カレーの方はミアさんとひまりおねえちゃん達もいるから
ミアさんに付き合うことになると思うので
あちこち移動するって…見習いの子にも」
「は、はい…なんというか想像しただけでも大変そうです」
「かえでさん達も誰がどこに行くか相談して」
「そうでした では、戻ります」
「はい」
かえでが向こうに戻っていく
俺は各人数を考えて
うなぎがよさそうかなと思ってしまうのだった
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