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268話 お昼時の会話

授業も終わり美穂と一緒に帰宅すると

ミアさんや父親と宗人が出迎えてくれた


「「ただいま」」

「「おかえり」」

「悠 美幸からお昼ご飯預かっているから…

 今日はカップ麺…食べないように」

「あ うん ありがとう」

「ゆきくん お昼 カップ麺ばかりになってるもんね」

「俺も美幸から注意されてる」


父親もばつの悪そうに言う

俺たちは居間に移動して席に着くとミアさんがアイテムボックスから

お昼ご飯を机の上に並べていく


「「「「カレーかな」」」」


俺たちは机の上にあるものを見て呟く


「そうですね カレーです 作る手間もかからないですし

 美幸としてはカレーが楽なんだと思いますよ」


ミアさんがそう言いながら各自に配り始める


「「「「「いただきます」」」」」


お昼を食べながら今日の予定をミアさん達に話す


「餃子作りですね 正太と宗人も時間ありますか?」


ミアさんが父親達に話をふると

予想してなかったかふたりとも驚きながら答える


「「ありますが、料理出来ないですよ」」

「大丈夫です 挽肉を作って貰ったり餃子の皮に

 種を入れて包む作業なので」

「「そ、それなら…」」


お昼を食べ終えて、しばらくすると

私服姿のさちことひまりが家にやってくる


「「おじゃまします」」

「「「「「いらっしゃい」」」」」

「おねえちゃんたち 着替えしてから来たんだ…」


俺がふたりを見てそう呟くと

さちこが俺を見ながら微笑み


「なーに? 制服の方が好きなのかな?」

「そ、それは…その」

「ゆきくん!!」


美穂がすかさず頭を叩いてくる


「うぅ…すぐ叩くのやめて」

「さちこおねえちゃんの制服姿がいいの?」

「答えたら怒るでしょ?」

「むぅ…じゃあ、わたしがその学校の制服着るのはどうなの?」

「それなら…みたい」

「そうなんだ…じゃあ、作って?」

「わかったから…」


俺は美穂の14歳の姿を浮かべながら

由美達の学校の制服を作り出す

きっと…未来や芽衣もほしがるだろうと思い

3人分作り出す


「ねぇ? どうして3つなのかな?」


美穂が制服を見て言う


「だって…未来ちゃん達もほしがるでしょ」

「ふーん…まぁ、いいわ ありがと」


俺と美穂のやりとりを見ていて

父親達は呆れるように俺たちを見ていた

さちこたちも同様だった


「それはそうとして…さちこおねえちゃん ひまりおねえちゃん

 餃子作りすることにしたから」

「餃子ね」

「はい 材料は足りてる?」


ひまりが材料のことを聞いてくると


「肉はある 小麦粉類は…未来ちゃんが持って来そう」

「それなら平気そう ラー油とかは?」

「ラー油 ごま油とかは…どうだろう

 お母さんに聞かないとわからない」

「じゃあ、わたしが向こうからとってくるから」

「ありがとうございます」


ひまりは向こうの世界に戻っていき

調味料類を持って、再びやってくる


「おまたせしました」

「「ありがと」」


俺と美穂がお礼を言う

さちこやひまりがやってきたあと

父親と宗人にブラックホーンと暴れ大猪を

挽肉にして貰ったりと作業を進めていると

未来、さくら、かえで、ぼたん

芽衣、みさき、あやことその両親、夢子と職人一人が

次々とやってくるのだった

毎度の事ながら美穂はやきもちやきで…すぐ手が出る子ですね

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