267話 朝の学校で
翌日 俺は美穂と一緒に登校して
教室に入ると、すでにあやこが教室にきていて
俺たちを見て話しかけてくる
「おはよう」
「「おはよう」」
「今日の午後 予定とか決まってる?」
「今のところは…特に決めてない
お母さん達は地下室で料理していると思うし
おねえちゃんはバイト
さちこおねえちゃん、ひまりおねえちゃんは
多分…1時前には来るんじゃないのかなと」
「なるほど わたし 昨日 お母さん達に餃子食べさせてみたんだけど
二人とも餃子作りに乗り気だったの」
「と言うことは…餃子作りしたいと?」
「そう 未来様たちにも確認しないと」
「そうだね みくちゃん そろそろ来るだろうから来たら」
「うん」
しばらく待っていると
芽衣と未来もやってきて挨拶を交わしたあと
「みくちゃん 今日の午後は?」
俺が未来に問いかけてみると
「午後は…そうですね わたくし自身は特に予定はありませんが
すみれは見習いの侍女達の付き添いで地下室で
他3人は…昨日、お爺様にパスタの報告をしたところ
食べたいと言うことで…餃子も含めて作ることになってます」
未来の説明を聞いた、あやこが未来を向いて
「未来様 侍女さん達 餃子作りもするんですね」
「はい その予定です」
「そしたら…わたしの両親も含めて餃子作り出来ませんか?」
「そうですね 人が増えるのがダメと言うこともないですし
問題ないと思います さくら達に伝えます」
未来がそう言うと念話を使って、さくら達に伝えてるようだった
そこに夢子が廊下からやってきて
俺たちのところに来ると
「おはよう 今日の予定 確認したいのだけど…」
「「「「「おはようございます」」」」」
「たったいま 決まったところです
さくら達 そして相馬食堂…あやこさんの両親も含めて
餃子作りをしようということになりました」
未来が夢子に答えると
夢子も安堵の色を見せながら
「よかったぁ わたしも餃子作りしたくて…
予定確認しに来たので…それと…うちの料理人にも
昨日少し食べて貰って興味持ったみたいだから
その料理人もついてくると思います」
「わかりました ゆきくん 場所は…ゆきくんとこでいい?」
未来が俺を見ながら聞いてくる
「うん うちの方が…さちこおねえちゃんたちも
そのまま家にあがるだけだろうから」
「たしかに…そうでしたね
あやこさんは両親連れて来て?」
「はい」
そこで芽衣が口を開いて
「餃子作りでしたら…私のお母様も興味あるようなので
連れてきます 今日なら…お店の方は抜けてもよさそうなので」
「わかりました 夢子先輩のところとかあやこさんのところ
お昼時が落ち着いたあとがいいだろうし
1時半から2時ぐらい?」
俺がふたりに聞いてみると
「うん それくらいがいいと思います」
「わたしのところもそれくらいで」
こうして予定が決まり
夢子は自分の教室に戻っていき予鈴も鳴って
各自、席に着いて教師を待つのだった
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