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263話 帰宅したあとの芽衣

芽衣視点です

「ただいま」


家に帰り挨拶をすると

お母様が玄関の方にやってきて

わたしに声をかけてきます


「おかえり 芽衣 遅かったようだけど?」

「今日は日本の方…さちこおねえちゃんの家の

 地下室の方に行ってたから」

「あら? また幸正くん なにかしたの??」


お母様が顔をひきつりながら

わたしに問いかけてきました

わたしは苦笑いをしてしまいつつ


「今日は…そんなに変なことしてないから

 うどん屋さんとそば屋さんの両親がいる

 先輩ふたりに対して試食会を(おこな)っただけ」

「なるほどね 試食ということは日本にある麺類中心?」


お母様も伊達に日本に行ってないみたいで

日本にある食べもの類のことを把握しているようだった


「うん そう 今回食べて貰ったのは

 パスタ、ラーメン、焼きそば、焼きうどんで

 美幸おばさまや、ひまりおねえちゃんの両親が作ったもの

 ラーメンだけは…由美お姉ちゃんが…お店から買ってきたのだけど」

「美幸さん達 色々しているよね

 わたしは…お店の方があるから…手伝えてなくて心苦しいんだけど」

「それは仕方ないと思うから…気にしなくていいと思う

 それで…はい…これ 美幸おばさまから貰ってきたピザと

 由美お姉ちゃんからは餃子です」

「あら…また頂き物…いつもいつも悪い気がして

 それでピザと餃子 どちらもはじめて食べることになるわね

 外観を見ると…お店から買ったもの?」

「うん 日本のピザ屋さんとラーメン屋さん

 由美お姉ちゃんが、うどん屋さんとそば屋さんの

 子ども達に…お土産としてラーメン買いに行くついでに

 わたしたちの夕ご飯も買っちゃうと言う感じで美幸おばさんが…」

「そうだったのね 未来様のところとか他にも多かった?」

「そうですね 今回はかなり多かったから

 美幸おばさま かなり日本円使っちゃってると思う」

「なんか悪いわね 今度 わたしの方でなにか考えないとね」

「うん」


お母様と会話をして一度、自室に戻ってから

居間に移動して席に着く

まだ、お父様は仕事中みたいで

夕ご飯まではしばらくの間ゆっくりすることにした


……

………


お店の方から、お父様も戻ってきて席に着くと

お母様に渡しておいたピザと餃子を

お母様がアイテムボックスからとりだしていき机に並べていきます

それをみて、お父様がわたしを見て話しかけてきました


「芽衣 日本のものだと思うが…買いものしてきたのか?」

「いいえ 美幸おばさまからいただいてきました」

「また…加賀さんからか…はぁ」


お父様が申し訳なさそうに…ため息をついてしまいました


「あなた 今日は…大森さんと吉田さん…うどん屋さんとそば屋さんが

 主だったみたいですから…ピザと餃子は ついでというかたちみたいです」

「そ、そうか…そういえば商店街の方は

 相馬食堂がすごい行列出来ているとか噂があったな」

「あ それはマグロ丼を、お品書きに追加されて

 常連の方々が口コミで広めたみたいです」


わたしが説明をすると


「なるほど…マグロが食べること出来るようになったのか」

「はい そのために…あやこさんに…聖魔法を覚えて貰いましたけど」

「………またやらかしたのか 幸正くんは」

「そうですね」

「あなた 芽衣も…それくらいにして食べましょう」


ピザを配りながら、お母様がそう言いました


「そうだな いただきます」

「いただきます」


サーモン…鮭ですが

スモークサーモンというのは独特な味だと感じます

ネットを調べてみたところ

塩漬けした鮭に桜の木などの香りがいい木材を高温で熱し

長時間、煙の中に鮭を閉じ込めておくことで

乾燥させながら除菌などもする方法みたいです

日本では古くからあるみたいだけど

こちらでは…どうなのでしょう

ハムが近いのでしょうか


「芽衣 食べながらネットを調べるのはよしなさい」


ネットを調べていると

お母様が注意してきました


「あ はい ごめんなさい 燻製のこと調べていて

 これはハムも同じなのでしょうか」

「そういえば…そうですね ハムもこういう味になっているものありましたね」

「そうだな 高級ハムだから滅多なことでは食べれないが」

「そうですね」

「こういう製法は肉だけじゃないんですね」

「だな それにしても…このスモークサーモン

 これだけで食べてみたい気がする」

「でしたら…休みの日に買ってきましょうか?」


お母様がお父様を見ながらそう言うと


「頼んでいいか?」

「はい」


サーモンの独特な味が気になってましたが

野菜とホワイトソースもおいしいです

そして餃子もおいしくて…作り方を後で調べようと思いました


「餃子もうまいな…」

「そうですね わたしも作り方調べようと思います」

「お母様も作り方 気になるのですね」

「芽衣も?」

「はい 後で調べようと考えてました」

「じゃあ、一緒に調べましょ」

「はい」


こういう会話をしつつ夕ご飯を食べ終えるのでした

10月になりました

今月もよろしくお願いします

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