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262話 夕食時の報告

未来視点です

いつものように夕ご飯の席に着くと

アイテムボックスから美幸と由美お姉ちゃんからいただいた

ピザと餃子を並べていきます

それを見ながら…お爺様達は

わたくしの報告を待っているので

今回も録画しておいた動画を

空中にウインドウを展開させながら再生させていき

説明をしていきました

説明を終えると…お爺様が口を開くと


「うどん屋とそば屋に対しての処置だったわけじゃな」

「はい 月曜日に試食を行い

 火水木と…経過してましたが

 桜庭、江藤、相馬…そして和菓子屋の4つの店は

 美幸達に教えを受けに来てましたが

 うどん屋の大森、そば屋の吉田がなにもなかったようでした」


わたくしはそう説明すると

お爺様やお母様は唸りながら考えた後


「大森 吉田の両店には…あやつはなんて?」

「ゆきくんに関しては…そうですね

 月曜日の料理の数々をみれば

 うどん屋とそば屋にはメリットがないのは

 承知していたようで…特にこれと言って

 昨日の朝に桜庭…夢子さんが学校で話しかけてきた際に

 美穂さんが大森、吉田のことを尋ねたときまで

 ゆきくんも…気にとめることしなかったですね

 ひまりさんのこととか他に色々あったのもあってか

 そっちまで気が回らなかったのかも知れません」

「なるほど」

「今週も色々ありすぎたものね 毎日なにかかにかひきおこすからね」

「そうじゃな」


お母様の言葉にお爺様も頷きながら肯定します


「そう言うわけで…向こうからやってきたので

 今日は麺類の試食というかたちになりました」

「経緯はわかった」

「未来 今回は試食品は持って来てないけれど?」


お母様がアイテムボックスからとりだした

食べものを見ながらわたくしに問いかけてきました


「今回は…食べる人が多かったので

 試食品は無理でしたが…

 ラーメンはカップ麺で食べましたし

 食べてないというものだと…ナポリタン辺りでしょうか

 焼きそばと焼きうどんも想像出来ますよね?」

「確かにラーメン自体はカップ麺でも食べたことあるか

 ナポリタンだけじゃな 言われてみれば」


そこで壁際に立っていたさくらが手をあげながら口にしました


「よろしいですか?」

「さくらか…許可する」

「はい ナポリタンなら作り方もわかりますし

 乾燥パスタを急いで買ってきて…おつくりになりますけど

 いかがいたしましょうか?」

「うーむ 今日は目の前にあるものを食べることにしよう

 明日に頼めるか?」

「かしこまりました」


さくらとの応対を終えた、お爺様は

あらためて目の前にあるピザを見る


「具材を見ると…肉ではないな」

「はい シーフードを選びましたので

 エビ、イカ、サーモンなどになってます

 魔物のエビ、イカは口にしてましたが

 普通のえびのほうはちゃんと口にしたことないと思いましたので」

「「なるほど」」

「さて、食べることにしよう」


お爺様の言葉を受けて栄達がピザと餃子を各自に配っていきます

配り終えたのを見て…お爺様が手を合わせ

「いただきます」をすると…わたくしたちも一斉に「いただきます」をし

食べ始めました


「生地はパンに近いな」

「そうですね パンに比べると固めみたいですね」

「チーズとトマト そしてエビやイカ…

 エピはプリプリ感ありますね イカは歯ごたえ感じます」

「切り分けられているのは…配慮が行き届いてるのか」


お爺様、お婆様、お母様、お父様と順に

感想を口にしてます


「サーモンというと…鮭でしたね」

「はい ゆきくんは鮭も探しているようでしたけど

 まだみつかってなさそうですね」


お母様の言葉にわたくしが答えます


「そして…ピザだけではなく…これは?」


お爺様が餃子を見ながらわたくしに問いかけてきました


「餃子です 今日は…野菜餃子を貰ってますが

 肉餃子なども存在します」

「肉だけなのか?」


わたくしはネット検索をして

肉餃子の基本的なものを、お爺様達に見せながら説明をします


「豚挽肉、玉ねぎ、ショウガ、ニンニク

 塩こしょう、お酒、鶏ガラスープ、ごま油となってますね

 ごく普通の餃子の場合は

 挽肉とニラを使ってます ニラが入っていない感じですね」

「なるほど…」

「材料があれば…さくら達も出来るわね?」


お母様が4人の侍女を見ながら問いかける


「はい 可能です」

「明日の夕ご飯はパスタと餃子でよろしいでしょうか?」


さくらとぼたんが答えたようです


「あぁ、面倒をかけてしまうが頼めるか?」

「「「「かしこまりました」」」」

「それにしても…タレは醤油と酢と…これはなんじゃ?」

「辛いですね」

「そうだな かなり辛いな」


お爺様がタレのことを言うと

お母様とお父様も続けて呟いてます


「わたくしは辛いのは無理でしたのでつけなかったのですが

 ラー油というものみたいです

 唐辛子のエキスとごま油を混ぜたものと書かれてますね」

「唐辛子にごま油だったのか なるほど」

「つけすぎ注意ですね これは」

「そうじゃな」


こんな会話をしながら

夕ご飯を食べ終えて部屋に戻りながら

4人の侍女に話しかけます


「明日は色々忙しいでしょうから

 材料は明日の午前中に行ってください

 お金は…お母様から貰ってください」

「「「「かしこまりました」」」」

「未来様 明日はわたしが見習いの侍女達と着いていく予定ですけど」


すみれが明日の予定を口にしました


「そうでした すみれは見習いの侍女達の方をお願いします」

「かしこまりました」


部屋に戻るとくつろぐことにしました

ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

面白いと思っていただいたら

ブックマークや評価つけていただいたら嬉しい限りです

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