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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
中央での生活 ダンジョンに入るまで
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23話 編入学試験 1

長かったので2話にわけました

俺と美穂の二人は未来が通っている

国立の小学校に編入することが決まったようだが

それに伴い学力テスト、魔力テスト、戦闘力テスト等

いわゆる入学試験が行われることになった

俺たちは日本の制服姿に身を包む

美穂が黒のセーラー服に赤のスカーフ

頭には黒のベレー帽と言った形をとり

俺は俺で普通に学ランを選んだ

この国はまだまだ和服っぽい服装が主流で

俺と美穂は浮いている感じが拒めない


俺と美穂、付き添いに母親の美幸と

美穂の義理母親の絵美もついてきて校門に着くと

校長、各担当の先生等が俺たちを出迎えてくれた


「お待ちしていました 当小学校の校長をしている者です」


最初に白髪の年老いた男性が俺たちに話しかけてきた

俺と美穂は挨拶をする


「「今日はよろしくお願いします」」


そのあと校長が各担当の先生等を紹介していき

一通り終わると校舎の会議室に連れられて

読み書きと計算の試験をさせられた

正直言うと、ひらがな、カタカナは大丈夫だが

漢字を書くことは自信なかった

さすがに日本の小学生低学年くらいのなら

まだ書けてるのでその辺りは正解はしてるだろう


読み書きテストが終了して

10分の休憩時間に美穂と念話で会話した


「みほちゃん どうだった?」

「あー うん ひらがな カタカナは大丈夫だったかな

 漢字は…読むだけならある程度当たってるとは思う」

「みほちゃんもそうなんだ ぼくもかなぁ」

「ゆきくん 学校なんて50年以上ぶりでしょ?」

「うん それに…ぼくは普通の学校行ってなかったし」

「障害持った人が行くところだよね?」

「うん だから学力も普通の人に比べたら…」

「それは仕方ないでしょ?

 これから普通の学校生活楽しもうよ?」

「うん ありがと」


休憩が終わり続いて計算テスト

これは…まぁ…足し算、引き算、かけ算、割り算の

単体計算なら平気のはずだが

複合計算の問題があるかどうか心配だったが

そこまで難易度が高いのは出されてこなかった


「ふぅ…」

「ゆきくん 念話でため息つかないの」

「ごめんなさい 心配だった 4÷3(1+2)=などの

 式は出てこなかったね」

「うん これって括弧から先に計算して…だったよね」

「うん そう この辺の計算 自信なくて」

「わたしたち どの学年になるんだろうね?」

「わかんないね」

「きっと…おねえちゃんのクラスに入りそうな予感はするけど」

「あー そうなりそうね たしかに」


俺たちが念話で会話していると

先生達が採点を終えてやってきると


「幸正様、美穂様 漢字は読めているようですが

 書く方は苦手みたいですね」


そう言われた俺たちはばつの悪そうに頭をかく

計算の方を担当した先生の方からは


「足し算、引き算、かけ算、割り算…2桁の計算等も

 問題ないみたいですね

 かけ算の基礎となる九九表を埋める問題も解けているようですし」


俺たちは念話で


「その辺なら特に問題ないよね ぼくたち」

「うん もっと複雑になると…だけど」


「と言うことで…お二人は1年生クラスより

 2年生クラスに編入させるべきかとわたしたちは考えてます」

「「はい」」


念話の方では


「2年生か 妥当かも?」

「1年生はひらがなからだよね?」

「日本ではそうだったけど…こっちではどうなんだろう?」

「あ そっか」

「たぶん 1年目はひらがな カタカナなんだろうとは思うけど」

「うん まぁ、そこはスキップできたわけだね」

「うん」

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