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249話 拓郎との会話

ダンジョンから戻ると

時間も時間なので…それぞれ帰宅していくことになったが

帰り際に夢子が俺たちに


「明日は大森さんと吉田さん来るとは思いますが わたしも来ても?」


遠慮がちに聞いてくる


「それは…はい ラーメンやらパスタやら気になるということでしょうし?」

「はい どんなものか気になりますので」

「ぼくたちは別に問題ないです」

「ありがとうございます」


このようなやりとりを終えて夢子も帰っていき

未来、芽衣、あやこも帰って行くと

俺と美穂はさちことひまりと一緒に

桜木家の裏庭の地下室へ移動する

その際、母親に念話を送っていて拓郎の居場所を確認していた


「おじさんは…1階層にいるみたい」

「揚げ物…かな」


俺の呟きにひまりが反応する

1階層へ4人で移動していき、ひまりが拓郎の姿を見て


「お父さん ただいま」

「おかえり 坊主と…そちらの子は?」


拓郎が美穂を見る


「はじめまして、樹美穂です お母さん…絵美の娘です」

「あ 絵美さんの…はい 朝から色々とお世話になってます」

「お父さん それで…お母さんは?」


ひまりが辺りを見てから問いかけると


「美沙は…侍女さん達と一緒にハンバーグ煮込んでるよ

 確か5階層にいるはずだ」

「なるほど 他には?」

「他は…美幸さんが牛丼、ぼたんさんがプリンの方を担当していて

 絵美さんは焼き鳥作りしているはずだ

 それぞれ見習いの侍女さん達 4人ずつ別れている」


拓郎がその場にいる見習いの侍女さん達もみて

説明をすると

彼女たちも俺たちにお辞儀をしつつ作業をしている


「おじさん お疲れ様です 朝からですがどうですか?」


俺は拓郎に話しかけてみた


「はい 午前中は見習いの侍女さん達に

 料理の内容と機器の説明を行いながら色々と打ち合わせしてました」

「ほう…彼女たちはどうでした?」


俺はそこでとんかつを揚げている侍女さん達を見ながら言う


「ぼたんさんが事前に教えていたためか

 だいたいの料理はそつなくこなしています

 わしとしても大助かりでした」

「それはよかったです」

「それから…美幸さん達と相談して

 唐揚げ、とんかつ、ハンバーグは1つ…50グラムに決めました」

「なるほど 大勢に配るのが目的ですし

 がっつりと食べたい時は…当日

 会場にテナントとして…おじさんのお店などを

 開いてくれれば」

「はい なので…配る用は少なめにしてます

 それもあってか数はこなせてます

 設備もしっかりしているし

 わしがこのキッチンを使わせて貰っていいのかって

 思うほどです」

「いいんです 使って欲しいから作った訳なので…」

「それにしても…料理楽しいです

 趣味だから…なおさら楽しく感じてます ありがとうございます」


拓郎が改めて俺に頭を下げてくると

俺は手を振りながら応対してしまった

状況説明が一通り終わったので明日の予定を話すことにしたので

各階層で仕事をしている母親達も含めて

作業を終わらせて貰うことにして終わったあとで

7階層へ集まってほしいと伝えて

俺たち4人は7階層で待つことにした

ミアさんはどこにいるのかと思って念話を送ってみると

仙台市内で食べ歩きをしていたみたいだった


「悠 なにか買って帰りますか?」

「うーん カップ焼きそばなど 一応お願い」

「わかりました しばらくしたら戻りますね」

「はい」


ミアさんの様子もわかったので

7階層で母親達をしばらく待つのだった

ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

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