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244話 コーラ?

ダンジョンから家に帰宅すると

父親と宗人が出迎えしてくれた


「「おかえり」」

「「「「「ただいま」」」」」

「そういえば…ミアさんは?」


俺は学校からこの時間まで帰宅もしてなかったから

ミアさんのこと気になって父親に聞いてみた


「深愛様は…お昼食べたあと

 向こうの世界に行ったみたいだった」

「そうなんだ あ お父さん達

 このあと 夢子さんも来る予定だから」

「料亭の娘さんか わかった」

「美穂 俺たちはちょっと畑仕事してくるから」

「うん」


父親達は俺たちと入れ替わりに外に出て畑の方に向かっていく

俺たちは…居間に向かい机を囲んで座ると

美穂が立ち上がり台所に向かいながら


「コップ持ってくるけど…なにか飲み物ある?」

「一応はジュース類も…おねえちゃんちょこちょこ買ってきてくれてるから

 冷蔵庫になんかあると思う」

「わかった とってくるね」


美穂が台所から戻ってきて

各自にジュースを配っていく


「黒いのだけど…なにこれ?」

「コーラかな こっちだと炭酸水はあるよね?」

「うん あんな感じなのね」


それぞれコップに注がれているコーラを見たあと飲み始める


「………うー…口の中がビリビリする」

「ゆきくん 炭酸苦手?」


俺の呟きに美穂が俺を見て反応する


「うん でも、前世の時はストローで飲んでいたから

 もっと酷くて飲むたびにのどの方に刺激が強くて」

「そうなのね」

「わたくしも…こう言う飲み物慣れてないですね」


未来も炭酸が苦手らしい飲みにくそうにしている

芽衣とあやこと美穂は普通に飲んでいるようだった

コーラを飲みながら時間を潰していると

さちことひまりが玄関からやってきて居間に入ってきながら

挨拶をしてくる


「「おじゃましまーす」」

「「「「「いらっしゃい」」」」」


ふたりが座るのを見て俺はふたりに声をかける


「このあと 夢子さん来る予定だから」

「桜庭さんだっけ ひまりちゃんは初対面になるね」

「どんな人?」


ひまりがさちこに気になったようで聞き返す


「料亭の娘さんみたい 歳は…わたしたちより4つ下かな」

「そうなのね あれっ?

 幸正くん達とは連んでない子なの?」


首をかしげつつ俺を見る


「うん 上級生だし…あやこさんみたいに

 強くなりたいと言って来ることもなかったから」

「わたし…強くなりたかったもん」

「せめているわけじゃないから…その…」


あやこを引き合いに出してしまったせいで

あやこが表情をくもらせながら呟くと

俺は慌ててあやこに言う


「「ゆきくん」」

「幸正くん」


美穂 未来 芽衣からも睨まれてしまう


「ご、ごめんなさい」


謝ってしまう俺を見て…さちこは

笑いながら俺に一言言ってくる


「幸正くんって…女の子に弱すぎるよね」

「そんなこと言ったって…」


うつむきながら答えてしまう

そこに玄関の呼び鈴が鳴る音が聞こえると


「あ 夢子さん来たんじゃないかな」


と言い玄関に向かうと後ろから

その場にいた彼女たちに「「「「「「逃げた」」」」」」と

呟かれてしまうのを聞こえてくるのだった

ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

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