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《超長編》 異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
あらたな出逢い

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234話 顔合わせ

美幸視点です

昨日は幸正が一昨日寝不足だったり

さちこちゃんちの裏庭に地下室を作ったりで色々あったけれど

今朝はちゃんと起きたようで朝ご飯前に

刀の鍛錬やらダンジョンで各種魔物狩りもして

朝ご飯の席に着きつつ

わたしのアイテムボックスに牛、猪、鶏肉と渡してきていた

ここんところ毎日…時間さえあれば

狩ってるようだけど…根つめてやってたら

身体に悪いから親としては心配


「ゆきまさ 根つめないようにね」

「うん」


生返事している幸正に対して

頭痛くなってくるのだけど…はぁ


「お母さん ゆかり様からは?」

「侍女さん達のこと? いただいてるわ

 8時半頃にはこちらに20人ほどくるみたいね」

「みくちゃんからも説明は聞いてるけど

 おねえちゃんくらいの年齢の子たちらしいから」

「見習いということみたいだったね」

「うん ぼたんさんたちがどれくらい教えているかは

 わからないけれど…1から教える方が無難かもしれない」

「えぇ……それで…あなた

 わたし 夕方まで向こうにいるけど

 お昼ご飯は?」

「ん? アイテムボックスに渡してくれれば

 食べるから…向こうに行く前に頼む」

「わかったわ あと

 ゆみちゃんはバイトの日だったね」

「はい なので…夜は9時過ぎに」

「夜ご飯は?」

「買って帰ってきます」

「わかったわ」


……

………


朝ご飯を済ませて幸正とゆみちゃんを見送ったあと

見習いの侍女さん達を待っていると

最初に絵美さんがやってきました


「美幸さん 今日から大変になるわね」

「そうですね 材料は…ゆかり様から受け取ってます」

「アイテムボックスって…近くにいなくても

 転送してくれるのは便利だね」

「えぇ…」


昨日のうちに…ゆかり様から

玉ねぎや卵や牛乳などをわたしのアイテムボックスへ

転送していただいていて…準備も着々と進んでるのが

実感してしまってます


絵美さんとの会話をしていると

ぞろぞろと見習いの侍女さん達が庭にやってきました

先頭には…ぼたんちゃんの姿が見えます

ゆかり様の話だと、ぼたんちゃん達4人は

他にすることがあるらしく料理作りには

不参加という話でしたが

なぜ彼女がいるのか首をかしげていると

ぼたんちゃんがわたしを見て話しかけてきました


「美幸さん 絵美さん おはようございます」

「「おはよう ぼたんちゃん」」

「それで…ぼたんちゃん 他に仕事あるのでは?」


ぼたんちゃんに挨拶を返したあと

わたしは尋ねてみたところ

彼女は後ろにいる20人の見習いの侍女さん達をみて


「初日ですし…料理を把握している

 わたしたち4人の誰かがついていた方がいいと

 侍女長の栄さんから申しつかわされて…

 わたしがくることになりました」

「「そう言うことだったのね」」

「はい あなたたちも挨拶を」


ぼたんちゃんが後ろの子達を見て言うと

彼女たちも頭を下げながら挨拶をしてくる


「今日からよろしくね」

「「「「「「「「よろしくお願いします」」」」」」」」


一通り挨拶が終わると

わたしたちは庭にあるゲートをくぐり

桜木家の裏庭の地下7階層へ移動するのでした

ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

面白いと思っていただいたら

ブックマークや評価つけていただいたら嬉しい限りです

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