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232話 毎日の報告

未来視点です

わたくしが桜木家の裏庭の地下室

7階層から家に戻り中に入ると栄が待ち構えていて

声をかけてきました


「姫様 おかえりなさいませ」

「遅くなりました すぐ向かいます」

「陛下達が心配していましたので…お急ぎでお願いします」


栄の言葉に頷きながら

わたくしは部屋に向かい席に着きながら

お爺様達に謝罪をかねて説明を始めます


「遅くなりました 念話等での連絡も

 怠っていたこと…申し訳ございません」

「未来よ 6時過ぎになっているから

 心配はしておったのだが

 あやつがまたなにかやらかしていたんじゃろ?」


お爺様が謝罪したわたくしの言葉に

ゆきくんのやらかし案件なんだろうと予想することを

返してきました

いつものことなので…当たり前の予想なのかも知れません


「はい どこから話していけばいいのか

 迷いますが…昨日の夜の話からになります」

「「昨日?」」


お爺様とお母様が首をかしげてしまってます


「夜9時すぎの話ですし…わたくしたちも

 今日の午後に知らされた内容なので」

「そ、それで…なにをやらかしたのじゃ?」


お爺様が先をせかすように言ってきました


「簡単に言えば拷問ですね

 深愛様がゆきくんの様子を録画しておいていたので

 それをわたくしもコピーしていただいてきましたので

 そちらをご覧下さい」


わたくしは深愛様からコピーして貰った

昨日のゆきくんの様子を

お爺様達にみえるようにウインドウを展開させて見せました


「「「「…………」」」」

「未来 あなたもこんな動画みて平気なのです?」


一通り確認し終えた後、お母様がわたくしに問いかけてきました


「平気ではありませんが…こないだの邪神教教団の件もありますし

 ゆきくんならやりそうなことだとは納得はしてます」

「はぁ…確かに…あの子なら…」

「逆さ釣りして頭の方を火炙り それだけでも

 されている側には大変だというのに数秒ごとに

 顔全体にウォーターボールなんて

 魔法の使い方と人の心の折り方を熟知してないか?」


お爺様が感想を呟いてます


「諜報部隊や特殊部隊よりも魔法を使いこなしてる気がする」


お父様もそんな感想を漏らしてます


「殺さなかっただけ…まだよかったのかも知れぬが

 相手の詐欺師にとっては死ぬよりも恐ろしい時間だっただろう」

「そうですね それで…2つ目は

 桜木家の裏庭の地下室です」

「食の祭典用の料理を作るため?」


お母様がそう問いかけてきます


「はい 昨日 詐欺師に騙された人も

 料理作れる人みたいでしたので

 その人も人手としてカウントされます

 他、美幸と絵美の二人は確定だと思いますが

 こちらの方の侍女は

 すみれ達4人は他にもすることあると思うので

 それ以外の見習いの方などを

 使うのは如何でしょうか?」

「そうだな あの4人は他にも色々して貰わなきゃ

 ならないことが多いな

 栄 今、見習いはどれくらいいる?」


お爺様が栄の方を向いて問いかける


「はい…年齢が15~18ですが

 見習いとして働いている人数は20名ほどはいます」

「20名か…そのもの達に明日は

 美幸と絵美に預けることでよいか?」

「かしこまりました」


栄がメモをとりながら返事を返してます


「あとは…洋服の件もありました」

「日本のお店から大量購入と聞いてましたが

 なにかトラブル?」


お母様がわたくしに問いかけてきました


「量が量ですので…まだ交渉中みたいです

 それ以外で古着屋から買い集める案も出ています」

「なるほど わかりました」

「それで…食の祭典ですがどれくらい

 集まる見込みなのでしょうか?」


わたくしが問いかけてみると

お爺様達は難しい顔をしてしまいました


「なんとも言えぬ 各地に移動ゲートを設置するのは

 あやつに頼むことにするが

 国民がどれだけ興味を示すかはわからぬ」

「確かに…そうですね

 洋服や家電などの販売も同時に…ですか?」

「その予定で…家電メーカーには急がしている」

「宣伝はどうなのです?」

「新聞、テレビ、ラジオには宣伝をして貰うことになっている」

「わかりました 来年夏までは時間ありますから

 大規模の食の祭典の宣伝ですが

 来月の首都限定の食の祭典でゆきくんに

 国民に向けて映像を映すというのはどうでしょうか?」

「なるほど その手があったか」


お爺様が思いつかなかったという具合に呟く


「わたくしからの報告は以上です」

「未来よ 毎日すまぬな

 あやつの監視というか報告を」

「いえいえ ゆきくん本人が報連相してないこと多そうですし」

「うむ それもあってか…未来にして貰っているのだが」

「はい」


こうして…夕ご飯時の報告も終わり

部屋に戻りくつろぐことにしました

ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

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