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20話 模擬戦

今回も短いです

それから陛下の命を受け政府がスケジュールを調整し

俺と美穂の勲章授与の式典等が急ピッチで進められ

マスコミやらなにやらで大忙しの数週間だった

もちろん俺たちのステータス等はすべて非公開

その代わりに高レベルの冒険者との模擬戦をする羽目になり

俺と美穂は相手冒険者数十名との模擬戦を

公開模擬戦としてテレビカメラ数十台など

用意されたコロシアムで行われた

客席には結界が張られた状態で本気を出すように

陛下からの命令だったので本気を出すことになった


俺たちの前に約30名ほどのレベル40~50の

冒険者やら皇室護衛部隊がずらりと並ぶ

護衛部隊の責任者の人らしき男が俺に声をかけてくる


「陛下の御命令なので全力で行かせて貰うが

 ほんとに大丈夫なんですか?」

「はい 全力でお願いします」

「美穂様に怪我でもさせたら…と思うと

 気が気でならなくて…」


男が頭をかきながら美穂を見つついうと

美穂も


「大丈夫だから…ダメージもうけませんし」

「そ、そうですか…」


顔をひきつりつつ答える男


司会が合図をすると

彼らが一斉に俺たちに攻撃を仕掛けてくる

前衛は合図とともに距離を詰めてくる

後衛も一斉に俺たちに向けて攻撃魔法を放とうとしてくる


俺は…まず風魔法でシールドを展開させると

それと併行して相手側のフィールド全域に

高重力を発動させ相手側全員をその場に押しつぶすようにして

動きを止めると

美穂はバトルジャケットを装着する

今回は大人へ変身はせず

7歳のままバトルジャケットだけ着ることにして貰った

そして背中から純白の翼を生やして空中へ飛行していき

五芒星の杖を右手に掲げると

無数の光の球を上空に展開させていく

その上で美穂が相手側に話しかける


「降参して貰えませんか?」

「なっ…」

「隊長 これ以上しても…けが人出そうだと思うのですが」

「確かに…我々全員地面に這いつくばられているし

 美穂様のあのホーリーを食らうのはさすがにまずい…

 降参だ」


リーダーの男がそう宣言したのを聞いたあと

美穂は無数の光の球を空高く離したあと

地上へ着地する

それをみて陛下が声を上げ


「そこまでっ」


俺たちの戦闘を見て集まった

マスコミはもちろん

皇室関係者も驚愕の表情を浮かべ沈黙してしまうが

数秒後 陛下が声を上げて


「実に天晴れである この国の精鋭部隊を

 たった1分足らずに無力化する

 この者達を英雄と呼ばずなんと呼ぶ

 みな 異論はないな?」


陛下がそう宣言する

茶番と言えば茶番になるがこうでもしなければ

俺たちの実力を認める人は出てこないのも確かだった


このあと陛下から直々に勲章を授与され

加賀の家にも箔がつくのだった


ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

面白いと思っていただいたら

ブックマークや評価つけていただいたら嬉しい限りです

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