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212話 登校前の一刻

昨日の夜も夕ご飯後にダンジョンに籠もり

56階層で色々食材を集めていた

今朝も同様で朝ご飯前の1時間ほど

56階層でコカトリスと雷鳥を由美と一緒に集めて

朝食を迎えると母親が俺を見て心配そうに言う


「昨日も言ったけど…根つめるのよくないよ?」

「うん」

「コカトリスと雷鳥 どちらも1匹あたりの大きさも

 大きいわけだし…それだけでも何十人分になるでしょ」


母親の言い分ももっともだ

すでにかなりの量は集まっているわけだから


「うん わかった

 作る側の方が…大変だろうし」

「そうね 唐揚げと焼き鳥 わたしたちだけでは無理だから」

「うん…あ、お母さん 午前中 料理教えるんだっけ?」

「その予定になってるわ 桜庭さんとこの料理人さんや

 相馬さん、江藤さんが来る予定

 もしかしたら…和菓子屋さんの職人さんも?」

「となると…牛丼やマグロ丼からだね」

「そうね」


そこで由美が口を挟んでくる


「牛丼なら…日本人 バイトでも雇って作って貰うのは?

 お金は金の塊たまっているわけだから

 換金しておけば日雇いで現金支給でもいいだろうし」

「ゆみちゃん…可能なの?」

「バイトしたい人はいくらでもいるからね 学校でも

 声かけてみるね あと さちこちゃんの方にもきいてみる」

「助かるわ」

「あ おねえちゃん 大鍋 数百個とコンロ作るからアイテムボックスに送るね」

「うん 作るのは日本でもいいだろうし

 わたしとさちこちゃんが作り上がったものを

 アイテムボックスに仕舞い込んでいくから」

「ありがと」


俺はすぐさま大鍋と魔力式コンロを大量に作り出して由美に渡す

朝食が終わると由美は向こうの世界に登校していき

俺は俺で美穂が来るまで待ってから美穂と一緒に登校する


「ゆきくん 朝もダンジョン行ったでしょ?」

「うん」

「声かけてくれてもいいじゃない?」


美穂が顔を膨らませて文句を言ってくる


「そうだったね ごめんなさい」

「わたしがいた方がいいでしょ? 55階層は」

「あ うん 浄化、除菌、除毒」

「ゆきくん 自分で聖魔法使わないし?」

「みほちゃんたちが使っているんだから…ぼくまで使うこともないと思って」


そう なんでもかんでも自分でするのもどうかと思う

美穂と未来が聖魔法を使えるわけなんだし

芽衣も闇魔法がアイデンティティになっている部分もある

俺が全部使う必要もない


「あやこちゃんも聖魔法覚えることになるから

 魚関係を対応出来る子も増えるよね」

「うん あやこさんのステータス見てみないことには」

「そうね でもまぁ…成長倍増使うわけだし

 MPも足りるでしょ」

「うん」


こんな会話をしつつ教室まで行くと

あやこがすでに教室にいて

俺たちを見ると…待ってましたと言わんばかりに

話しかけてくる

ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

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