203話 3時過ぎまでのあれこれ
美穂と一緒に家に戻り
母親達に3時過ぎのことを説明をしつつ
お昼ご飯を適当に食べる
食べ終わると未来達を待ちながら
母親たちと話をする
「それで…試食品は…とんかつもどき マグロ丼
唐揚げ 焼き鳥 ハンバーグ 牛丼?」
母親が指折り数えながら料理をあげていく
「あと カツ丼も作っておいてくれる?」
「わかったわ 唐揚げや焼き鳥は人数分で
とんかつは2、3枚あればいいね
マグロ丼や牛丼も少なめに各自に小皿で…でいいわね
ハンバーグもとんかつ同様で」
「そうだね 美幸さん アイテムボックスに
作り置きしてあるものはいいとして
ないものは?」
「うーん ハンバーグかな
とんかつはさっき作ったからいいとして
絵美さんの方は?」
「唐揚げと焼き鳥が少ない感じ」
「じゃあ、3時までに足りないものを作っておきましょ」
「えぇ…」
母親達は話がまとまると台所に向かおうとすると
美穂が呼び止める
「ちょっと待って
えびフライやいかフライはストックあります?
あとは…モツと野菜の炒めものとかも作ったよね」
「「あ…」」
母親達が忘れていたという表情になる
「モツはめんどくさいから今日はなしでいいと思う」
俺は母親達にそう言う
「そうね モツは大変だから後回しにして
えびフライといかフライは唐揚げと一緒にあげるわ」
「美幸さん ハンバーグと焼き鳥お願い出来ます?」
「はい そうすると…絵美さんは揚げ物を?」
「はい」
こうして母親達は台所に向かって
それぞれ担当する料理に取りかかる
俺と美穂は未来や芽衣がやってくるのを待っていると
未来達もやってきて居間にあがってくるなり
未来が俺に報告してくる
「やはり、お母様が桜庭の方へ話は持って行ったようです」
「それで…3時に連れてくるのは?」
「問題ありません わたくしたちが向かわなくても
侍女が向かってくれると言うことになりました」
「すみれさん達も色々忙しそうだけど平気なのかな」
「今のところは問題ないと思います
あと空いてる時間に彼女たち4人以外の
護衛と侍女を連れてダンジョンに行ってくれたようです
それぞれレベルも上がってるみたいですし
32階層、42階層辺りで暴れ大猪やブラックホーン相手なら
彼女たち以外でも安定して狩れるようにはなると思います」
未来の説明を聞きながら安心した表情になると
それを見た美穂が俺に言う
「牛と猪は…侍女さん達に任せることにしてもよさそうよね
ゆきくん 昨日の夜も今朝もダンジョンに行ってたでしょ?」
「なんで今朝のことも知ってるの?」
俺は美穂を見て聞き返す
「深愛様がゆきくんの居場所把握しているから
聞いたら教えて貰っただけ」
「なるほど」
俺はミアさんの方を見ながら納得する
「とりあえず、3時まで…
ラバースライム 羊 繭 海の階層と鳥の階層で?」
「うん」
「そうですね」
「はい ゴムも糸もまだまだ足りないですし」
「あ 忘れてた ミアさん お願いあるんだった」
「はい?」
「みくちゃん うどん屋とそば屋さんの住所」
「あ はい」
未来がメモをミアさんに渡す
「場所特定してほしい」
「わかりました 2箇所とも瞬間移動で行って
そのままダンジョン?」
「うん それで」
俺たちは手をつないでいきミアさんに瞬間移動を任せる
そうして…うどん屋とそば屋さんの場所を把握してから
ダンジョンに行き3時まで時間を等配分して
ラバースライム ギガントトゥーナス ギガントシルクワーム
雷鳥 コカトリスなどを狩りまくるのだった
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