187話 ハンバーグ作り
美幸視点です
幸正達がダンジョンに行ってる間
わたしと絵美さんは台所でハンバーグ作りの
準備をしていた
さっき幸正から貰った挽き器を使い
ブラックホーンと暴れ大猪の肉を2キロずつ
挽肉にして行く作業をする
「レバーをまわすだけなのに疲れるわね」
「そうね こういうのは体力ある人に任せた方がいいわね」
「そうね」
わたしたちは念話を使い
夫と宗人さんを呼び寄せて挽肉作りを頼んだ
「確かに力仕事だな これは」
「そうだな せっかくだから10キロ分作っておくか」
「そうするか 宗人 猪任せるよ」
「正太はブラックホーンのほう頼む」
わたしと絵美さんはふたりの姿を見ながら
玉ねぎをみじんぎりにしてしまっていた
みじん切りにした玉ねぎを
こないだ作ったバターをフライパンにしいて
きつね色になるまで炒めていきます
「玉ねぎは終わり 冷ましておきましょ」
「用意するものは…パン粉と牛乳と卵だね」
絵美さんがネットを確認しながら準備をする
つくづく思うのだけど
この指輪の機能って…便利だわ
しばらくすると夫と宗人さんが挽肉作りを
し終えたようで、わたしたちに伝えてきます
「美幸 挽肉終わったぞ」
「ふたりともありがとう 助かったわ」
「「あぁ」」
夫達は夕ご飯楽しみにしてるといいながら
台所から出て行き畑仕事に戻っていく
夫達を見送ったあと
わたしと絵美さんで
ブラックホーンと暴れ大猪の挽肉を7:3のわりあいに合わせて
塩こしょうをふってから粘り気が出るまで捏ねていき
粘り気が出たところで
パン粉 牛乳 卵 玉ねぎを混ぜて
よく混ぜ合わせるように捏ねていく
ふたりでかわりばんこに捏ねて
ハンバーグの種を作り終えると
100グラムずつ楕円形に形を作りながらわけていく
「ふぅ…あとは焼くか煮るか…ですね」
「煮た方が失敗はしないみたいね」
「じゃあ、煮る方で作りましょう」
「えぇ…醤油、水、酒、みりん等でよさそうかな?」
絵美さんがそう提案してくる
わたしは頷きながら賛成をしたあと
ふたりで分担してハンバーグを作っていく
「絵美さん 未来様とめいちゃんにもわたしましょ」
「そうですね 夫達がひいてくれた挽肉もまだありますし
余分に作っておきましょ」
わたしたちはハンバーグを少々、余分に作っていると
4時過ぎに幸正達が家に戻ってきた
台所から玄関に赴き
「おかえり ハンバーグ 沢山作ったから
未来様とめいちゃんも持っていってね」
「「ありがとうございます」」
わたしはふたりに人数分のハンバーグを渡す
しばらくしてふたりが帰っていき
夕ご飯まで絵美さんとハンバーグをもう少し作っておくのでした
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