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16話 未来の武器

俺たちは急いで瞬間移動して部屋に戻ってきて

廊下の様子をうかがう


「護衛の方には気づかれてないようですね」

「よかったです」

「うん」


未来も美穂もホッとした様子で呟く

俺は未来の方を見て


「全員バトルジャケット解除しておこう」

「「あ うん」」


全員で元の格好に戻ったあと俺は未来に尋ねる


「みくちゃん 武器はどうする?」

「武器ですか…一応 薙刀の扱い方はお稽古でしてましたが」

「じゃあ、杖より薙刀がいいのかな?」

「うーん わたくしも後衛タイプですし…」


未来の言葉を聞きながら考える


「薙刀と杖 状況に応じて変形出来るものがよさそうかなぁ」


ふと呟くと美穂が


「どこかの魔法少女アニメでもそういう武器あったよね」

「うん みほちゃんよく覚えてるね」

「えへへ♪ みなおした?」

「うん」


某魔法少女が使っている感じのにしよう


三日月の杖

攻撃力 9500

効果 聖魔法効果1万倍 ダメージ無効 状態異常無効


杖の先端に三日月型の飾りを付けて

三日月の真ん中に紺色の珠が着いている感じで


作り出したものを未来に手渡す


「こんな感じでいい?」

「月をイメージしたものにしたの?」

「みくちゃん 夜の方のイメージかなって」

「夜…そうかも 服装もそうですよね うん」

「それで杖を使いながら念じてみて形状変更とか」

「うん 形状変更…」


未来が念じると三日月の部分の形状が変形していく

薙刀の刃のように変形する


「わ…薙刀にかわったの」

「これなら接近戦でも平気だよね?

 もっともダメージ無効等着いているから

 相手の攻撃なんて通らないけど」

「あー ダメージ無効 状態異常無効…

 ゆきくん この武器ブローチとかに出来ない?」


未来がそう注文してくると俺は杖の機能をいじる


「みほちゃんもする?」

「えっ? わたしにも?」


美穂がやきもち焼いてきそうだからと言うのは言わないでおこう


「ブローチがいいの? 髪飾りでもいいよね?」

「あ…うん 髪飾りの方がいい」


俺は未来と美穂の杖の機能をいじる


「二人とも念じてみて」

「「うん」」


二人が念じると杖が髪飾りに変形して

二人の側頭部に装着する


「わたしのは星型ので…おねえちゃんのが月形」

「かわいい?」

「二人とも可愛い」

「「ありがと」」


二人とも赤くなりながら言う


「なお、置き忘れとか防止のために

 指輪とリンクしているからたとえ敵が髪飾りを奪ったとしても

 念じれば武器は戻ってくるから」

「なるほど…ゆきくん いつも思うんだけど

 わたしの安全第一でそういう機能付けてるでしょ?」


美穂がそう突っ込んでくると

赤くなってしまう


「みほちゃんに万が一のことあったらいやだから」

「そ、そういうこと すぐ言う…ありがと」

「ゆきくん わたくしも同様?」

「うん みくちゃんには指輪の機能として

 悪意ある攻撃者に対して自動的に反撃する機能も付けておいたから」

「えっ? そんなのつけて平気なの?」


皇女という立場だからこそ

暗殺者やなにやらいるだろう

敵対勢力もあるだろうし防衛手段として付けておきたい


「反月宮勢力もなくはないでしょ?」

「それは…うん」

「相手が暗殺しに来るなら自動的に相手を無効化してしまえばいいだけ」

「ゆきくん 考え方が極端だよね」


未来が呆れたように言う


「死なせたくないから」

「うん ありがと」


武器のことも一段落するころ

廊下からぞろぞろと大人達がやってくる


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