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185話 カツカレー

学校が終わり俺と美穂は一緒に帰宅する


「「ただいま」」

「ゆきまさ みほちゃん おかえり」


母親が出迎えてくれると俺たちは居間に移動する

居間には父親達が席に着いていて

加賀、樹の両家が揃っている状態だった


「幸正 植える場所は…決まったぞ」


父親が俺を見ながらそう言う


「はい ご飯食べたら早速」

「そうだな まずは昼飯…美幸と絵美さんが

 何やら朝から作っていたようだが

 匂いからしてカレーだよな」

「うん カレー頼んだから」

「そか こないだ食べたのは店で売っていたものだが

 美幸達が作ったものはどうなのか楽しみだな」

「そうだな 匂いだけでも食欲がそそるから

 待ち遠しい」


宗人も早く食べたくて仕方ないと行ったところだった


しばらく待っていると

母親と絵美が台所から戻ってきて

アイテムボックスから皿や飲み物が入ったコップを机に置いていく

そのあと3つの鍋と炊飯器をアイテムボックスから取り出すと

各自に聞いてきた


「あなたは辛口?」

「あぁ…辛口で」

「ぼくは中辛 あととんかつ載せて」

「幸正は中辛のカツカレーね」


母親が俺たちに確認し終えると

次に絵美が宗人と美穂に確認する


「あなたは? 美穂は甘口だよね」

「うん 甘口で かつ少なめでカツカレーに」

「俺は辛口のカツカレーで」

「わかったわ あと…深愛様は?」

「わたしは中辛で…トッピングはカツと唐揚げ」

「深愛様は唐揚げも…と」


母親達がそれぞれのカレーを皿に盛って配り終えてから

全員で「いただきます」をして食べ始める


「なぁ…美幸 この肉ってコカトリスか?」


父親が母親に食べながら聞いていた


「えぇ そうね 辛口はコカトリス

 中辛は暴れ大猪 甘口はブラックホーンと言った感じにしてあるわ

 野菜はじゃがいも、人参、玉ねぎね」

「なるほど この辛口 俺にはちょうど良いぞ」


父親は気に入っている様子だった

宗人も同様で黙々と食べている

額からは汗は出ているようだが…

美穂も甘口選んでいるから問題なく食べれているみたいだ


「ねぇ この甘口って…他にはなに入っているの?」


美穂が気になったようで呟くと

絵美が答えていた


「甘口にはりんごをすりおろしたものとハチミツもいれてあるわよ」


絵美の言葉に俺はテレビCMを浮かんでしまったが

それはともかく絵美から聞いた美穂も

じっくり味わって食べて感想を言う


「食べやすくておいしい」

「「よかった…」」


美穂の言葉に絵美と母親がホッとしていた様子だ

父親、宗人、ミアさんと…おかわりもした様子で

母親達は喜んでいる


「幸正は?」

「ぼくは…お腹いっぱいかな

 カツカレーも久々だったなぁ…と

 辛さはちょうどよかった」

「辛さはこれくらいでも食べれるのね」

「うん」

「他にはなにかある? 感想」

「カレーそのものはおいしかったから

 とくには…

 前世だとハンバーグカレーが特に好きだったけど

 ハンバーグ 作り置きしてないよね」

「そういえば…ハンバーグはまだ作ったことなかったわね」

「美幸さん 夕ご飯はハンバーグでも?」

「そうしましょ あなたたちは…それでいい?」

「「あぁ」」

「「うん」」

「はい」

「じゃあ、夜はハンバーグカレーで」

「幸正 あなた 夜もカレー食べるの?」

「うん 大量に作ったんだよね」

「作っているけど…飽きないの?」

「昼夜続けるだけなら飽きないから」

「わかったわ 幸正はカレーね

 あなたは?」

「俺か? うーん 丼物で」

「どんぶりですね 海鮮丼か牛丼になるけど

 それでいい?」

「あぁ」

「絵美 俺も同じで」

「わかったわ それで美穂は?」

「わたしもカレー…ハンバーグで」

「わかったわ 深愛様はどうします?」

「そうですね 海鮮丼とハンバーグ あとは

 作り置きがありましたら焼き鳥なども」

「わかりました 焼き鳥も作り置きありますので」

「よかった…」


母親達の問いかけにそれぞれ答える

お昼ご飯を食べ終えて…俺は父親と宗人からメモを受け取り

そのメモに示されている庭の場所に向かうと

美穂とふたりで土魔法を使い穴を掘っていく

穴掘りが終わると俺は美穂に声をかける


「数回 行き来するから…みくちゃんたち来たらよろしく」

「うん」


そうして62階層と庭を行き来して

ぶどうの木を6本ほど庭に植えていき

植えた場所を土魔法で美穂がしっかりと補強をしてくれているのだった

ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

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