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15話 姉妹対面 2

前話に引き続き美穂視点になります

レベルアップ時のステータスが間違ってました 修正です 2024/05/06

わたしとゆきくんはみくさんに

ゆきくんの前世のことなどすべて話した


「そうだったんですね 前世の記憶持ち…納得しました

 月宮の始祖にあたるご先祖様もそんな人だったという

 文献があるんです」

「やっぱり 月宮は前世の日本の影響が強かったのね」

「わたしたちの推測通りだったね ゆきくん」

「うん それで…みくちゃん 内緒にしてくれる?」

「それはもちろん内緒にしますわ

 その代わり わたくしと友達になってくれませんか?

 みほさんも」

「ぼくなんかでよければ…」

「わたしは友達と言うより姉妹なんだから…気楽に会話しようね」

「ありがとうございます わたくし 友達なんて作れなくて

 皇女としての立場でみんな壁を作っておられてて」

「みくさん…ごめんね わたしばかり自由気ままに生きていて」

「それは…うらやましいとは思ってました

 わたくしとみほさんの境遇が反対だったらと思うこともありました」

「レベルの割にステータスがおかしいこととか

 落ち込んでいたよね?」

「あ…それは…はい くやしかったです」


わたしはゆきくんの顔を見て


「みくさんにもドーピング出来ない?」

「みほちゃん…いいの?」

「うん お姉ちゃん 今まで頑張っていたようだし

 ずるして…やらかしてしまってる わたしに比べて…」

「みほさん…わたくしのことおねえちゃんって…」

「双子のおねえちゃんでしょ?」

「そうですが…ううん…ありがとうございます うれしい」

「それで…みくちゃん…ちょっとだけ瞬間移動しよう?」

「はい」


わたしとおねえちゃんとゆきくんは瞬間移動して

魔の森の近く…角うさぎがいる場所へ移動する


「ゆきくん どうする予定?」

「うん みくちゃん 一度パーティー外れて

 変身して角うさぎに攻撃魔法を使って殺して」

「はい すぐですか?」

「ちょっと待ってね スキル付与するから

 みくちゃんの今のレベルは」

「はい 表示しますね」


月宮未来 女 7歳


レベル 8

HP 57/57 MP 81/81

力   11

体力  13

素早さ 13

器用さ 14

知力  64

精神  64

運   8


スキル 火魔法 水魔法 土魔法 風魔法 聖魔法


「みほちゃん同様に魔法特化型かな?」

「MPと知力と精神高いよね やっぱり」

「双子だからでしょうか?」

「そうかもしれないね ドーピングスキル付与しますね」


ゆきくんが成長倍増と経験値倍増を付与する


「ゆきくん倍率どうするの?」

「うん みほちゃんとのバランス考えて90倍辺りかなぁ」

「成長倍増×90?」

「それくらいがちょうどいいと想うけど?」

「どういうことですか?」


おねえちゃんが首をかしげて聞いてくる


「ぼくとみほちゃん LV1から成長倍増×10であげていたから

 LV8まで上がるとますますステータスがのびてしまうから

 みくちゃんの倍率をあげて調整しようってこと」

「なるほど」

「みほちゃんどう?」

「うーん どうせならわたしよりおねえちゃんの方を高めにして欲しいかも」

「えっ? どうして?」


おねえちゃんがわたしの方を見て困惑そうに言う


「わたしは皇室から追い出されたのも

 聖魔法がなかったからでしょ?」

「うん そう聞いてます」

「きっと生まれた時点でのステータスもおねえちゃんに比べて

 劣っていたと思うから」

「だからといってわたくしより低めにするのは?」

「下手に同じくらいにしたらどうなるの?

 わたしも皇室に戻されることにならない?」

「あ…でも、もうやらかしてますよね? みほさん」

「そうだけど…皇室に入るつもりないから

 ごめんね おねえちゃん」

「その辺は…お爺さま達のお考え次第なので

 わたしにはなんとも」

「そっか そういえば…わたしたちにお兄ちゃんか弟は?」

「います 生まれたばかりの弟が」


弟いるんだ

なら、おねえちゃんも皇位継承はないのかな


「弟いるんだ なら…皇位継承は弟にだよね」

「そうなりますね 男性が継承するのが基本なので」

「そうなると…わたしと同じくらいでもいいのかな?」

「わたくしもどこかに嫁ぐ運命ですから…」


おねえちゃんがそう言うと悲しそうな表情を浮かべる


「おねえちゃん…」

「それで…90倍でお願いします」

「わかりました 付与… あ、みほちゃん 五芒星の杖出して」

「うん」


わたしは五芒星の杖を出すとおねえちゃんに渡す


「おねえちゃん これつかって殴って 角うさぎ」

「はい」

「あ みくちゃん 経験値は20倍ぐらいにしたから」

「えっ?」

「角うさぎ1匹殺せばきっと上がると思うから」

「はい わかりました」


おねえちゃんは五芒星の杖を両手で持つと

上空から角うさぎめがけて加速していき思いっきり殴る

そのあと、再び上空に上がってくる


「レベルアップの音が2回響いちゃったようですけど」


困ったように言いながらステータスを表示する


月宮未来 女 7歳


レベル 10

HP 57/957 MP 81/1521

力   191

体力  193

素早さ 193

器用さ 194

知力  1504

精神  1504

運   188


スキル 成長倍増×90 経験値倍増×20

    火魔法 水魔法 土魔法 風魔法 聖魔法


「だいぶステータス伸ばせたね」

「これくらいで大丈夫そうだね ゆきくん」

「こんなに伸ばして大丈夫なの? わたくし…」

「「なんとかなるよ あはは」」

「二人とも楽観過ぎるよ もう」


おねえちゃんが涙目でそう言う


「とりあえず、倍率落としておくね 成長倍増×10に」

「はい ありがと」

「そろそろ 部屋に戻った方がいいんじゃない?」


わたしがそう言うとおねえちゃんとゆきくんはあわてて

全員で部屋に戻る


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