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172話 事後処理後の陛下達

陛下視点です

わしと未来、そして侍女4人が事後処理をすませ

皇室玄関に帰宅すると雅仁とゆかりが玄関で待っていた


「おかえりなさい お父様 未来」

「おかえりなさい お義父様 未来」

「うむ」

「ただいまもどりました」


ふたりの挨拶に未来も返事をする

わしらは会議室にむかうと全員席に着く


「色々とお疲れ様です」


ゆかりが最初にそう言ってくる


「疲れた…そうじゃな 事後処理が色々と」

「まったく あの子は…どうして、いつもこうなのでしょう」


ゆかりが頭痛そうにしながら呟く


「とは言え…あやつは我慢した方だと思うぞ

 あの教祖の言動を見ると…わしとて

 はらわたが煮えくり返ってしまう思いじゃった」

「わたくしも同様です 結界がなくなれば

 最初に被害受けるのは最西の街です」

「それをあやつは…生け贄だといいおって」


わしと未来は、そのシーンを思い出しながら口にする


「わたくしたちも映像投影で見ていましたので

 状況はわかります

 幸正がぶち切れるのもわかります

 あの子が我慢していたのもみております

 やり過ぎ感はありますが…」

「確かに…やり過ぎじゃな 全国民を巻き込むなんて」

「「「はぁ…」」」

「映像投影も…ゆきくんなりに考えはあると思うのですが?」


ため息をついてる、わしらを見て未来がそう呟く


「確かに…未来の言う通りかもしれぬ

 あやつ…全国民に向けて話しかけていたからな」

「はい そして教会関係者と信者に向けては言うまでもありません」


未来の言葉に気になった、わしは雅仁に指示を出す


「雅仁 即死した信者などで

 家族等いるかどうか調べるように手配を

 両親が即死で子どもが残されていたりした場合は

 早急に保護」

「はっ 至急、関係省庁に指示を出します」

「お爺様 警告は出したのに即死を選ぶと言うのも

 困った信者です」

「確かに…そうなのじゃが…信者というものは

 洗脳されているからな はぁ

 ともかく、あの教団から金が流れている会社なども

 すべて抑えて国有化ないし解体指示も出さねばならぬ」

「そうですね 特にマスメディアは早急に解体ですね」


ゆかりがそう指摘する


「都合のいいように事実を曲げて報道する連中だからな」

「はい ただ、今回は全国民が一斉に見ていたことですからね

 ねつ造記事なんて出しようがありません」


ゆかりの指摘に、わしは思い至った


「幸正がなぜ、全国民に映像投影をやった理由

 まさにそれじゃ…あやつ…報道機関を信用してないということじゃな」

「「「「「あ…」」」」」


わしの言葉にその場にいる全員が納得する


「ゆきくん 前世日本の報道機関が相当酷かったのかな」

「かもしれぬ」

「あの子は日本の悪いところを常に頭にあるみたいですものね

 国防を大事にとか…そうですし」

「そうじゃな この国が日本のような愚かな道を辿らないように

 と言う思いもあるかも知れぬ」

「「「「「はい…」」」」」


そのあと、食事をして

わしと雅仁、ゆかりは深夜まで政府機関に

対応指示を出したり忙しく動き回っていた

171話172話ともに

マスコミの報道しない自由についての話ですね

ねつ造が出来ないように全国民に映像投影をするという

やり方はあれですが…

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