156話 由美達の戦闘
俺たちは由美と桜木さんを連れて60階層に飛ぶと
美穂 未来 芽衣がビットを飛ばしていき
芽衣の弱点看破スキルによるゴーレムの核を表示させると
3人とも手当たり次第に核を破壊していく
俺は崩れて金属の塊の山に鳴ったものを回収していく
「幸正くん ゴーレム なんなの? こんなに大きいって」
「見た感じだと15メートルはあるよね これ」
「うん だから1体でもかなりの金属の量」
「「納得だわ」」
しばらくして美穂達が戻ってくると
俺は由美達の方を見て
「おねえちゃん達 レベルも相当上がってると思うから」
「「あ…」」
「ずっと脳内でファンファーレ鳴り続けていたね」
「うるさいほどだったね」
「それで…レベルどれくらいになった?」
「うん 確認してみる ………なにこれ? レベル40」
「レベルもそうだけど…ステータスが頭おかしいことになってるわ」
「ゆきくんのドーピングを使うと…みんなそんな反応になるね」
「わたくしたちも同じ反応でしたし」
「うん めちゃくちゃだもんね」
ステータスを見て固まっているふたりに
美穂達がそれぞれ呟いていた
固まっていたふたりが再起動すると
「こんな滅茶苦茶なステータスになっちゃうと
学校でも目立ちそうで怖い」
「うん 目立たないように気をつけなきゃね 体育の時とか」
「そうそう ずるしている感じだもんね これだと」
確かに学校で全力出したら目立つと思う
「とりあえず、ゴールドゴーレムがいる場所に飛ぶね」
俺たちはゴールドゴーレムがいる場所に瞬間移動していく
目の前にいる巨大な金のゴーレムをみて
ふたりとも絶句していた
「これ 日本円にしたらどれくらいになるのかな」
「あり得ない お金になりそう」
「わたしたち 日本にいない方がよくない?」
「だよね 高校卒業したらこっちに移住かなぁ」
ふたりとも色々考えてしまってる様子だった
俺はふたりに問いかける
「ふたりに倒して貰うけどへいき?」
「「うん」」
「弱点看破 バフ デバフ 発動」
由美が弱点看破と攻撃力アップなどのバフと
相手へのデバフを発動させると
さちこがSAKURAを構える
「ビットを飛ばした方が簡単だけど最初は剣で
倒させて貰うね」
さちこが俺たちに断りを入れると
刀身へ雷魔法を帯びさせていき魔法剣を発動させる
なおかつ両足に風魔法を発動させると
空中へ浮遊していきゴールドゴーレムの核
今回は胸元にあるみたいだが
そこへめがけて一気に加速していき
当たる瞬間に剣を持っている右手を前に突き出していき
核を破壊する
核が破壊されるとかたちを崩していき
ただの金の塊になっていくゴールドゴーレムを
由美が回収する
「バターのようにあっさりと突き刺さったね」
呟きながら下に降りてくるさちこに
由美がハイタッチをしつつ
「あっさりだったね」
「核さえわかれば…どうってことないよね このゴーレム」
「そうよね ステータスとか滅茶苦茶だもんね わたしたち」
「あはは」
お互いに感想を語り合っていた
俺は忘れていたことを由美達に伝える
「うまくいったね」
「「うん」」
「それでエールバトンとSAKURAどっちも
使わないときはペンダントに変わるから
それなら持ち歩いていても目立たないでしょ
さちこおねえちゃんのは桜型 おねえちゃんのは無難にハート型」
「「ありがと」」
そのあと4時過ぎまで
手当たり次第に俺たちはゴーレムをかり続けていた
由美達はゴールド中心にして貰って
俺たちはミスリルを中心に集めていた
「ゆきくん そろそろ」
「うん 終わりかな ミスリル等は英雄さんのところに持っていこう」
「「「うん」」」
未来が時間を見て言うと俺が英雄のところに行くと提案する
3人とも頷いて了承する
由美達は首をかしげて聞いてくる
「「誰?」」
「おねえちゃん達もついてきていいから
テレビとか世に出した発明家の孫」
「頭いい人なのね」
「幸正くん その人に無理難題押しつけてるでしょ?」
さちこはジト目になりながら
俺に突っ込んでくると
美穂達はさちこをみて
「昨日会ったばかりなのに…ゆきくんのこと理解している」
「どうしてわかるんです?」
「すごいなぁ」
「うーん なんとなく?」
そんな会話を交わしつつ
英雄のところにむかうのだった
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