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149話 カレーの味見と英雄へお土産

家に戻ると父親達が扉の前で待っていた


「「「「「「「「「「「「「ただいま」」」」」」」」」」」」」

「「おかえり」」


簡単に挨拶をすませると

父親が時計を見て


「早かったけど…今日は服屋だけ?」

「そうですね 洋服店に3時間近く…です」


母親が買ってきた荷物を見せながら答える


「「3時間…」」


父親達が困惑そうに呟いてしまっていた

そんな中、ミアさんがアイテムボックスからカレーのルウだけの

パックを4つほどとりだして机に置くと


「みなさん とりあえず、味見をしてください

 甘口 中辛 辛口 激辛と買っていますので

 味見をして選んでください

 選んだあとで、ご飯込みのパックをわたします」


それを聞いた各自はスプーンを手にして

それぞれ味見をして行く


「「「これがカレー…」」」


美穂達3人がそう呟いている

大人達も同様…だが


「俺は激辛が丁度よさそうだった」

「そうだな 辛口だともの足りない感じだった

 それにしても野菜や肉を煮込んでいるようだが

 いろいろなもの入っていそうだな」


父親と宗人が感想を言う

俺はそれを受けて…さくらに話しかける


「さくらさん これがカレーで探してほしいのは

 これに使われているスパイスです」

「なるほど カレーって辛いですね」

「でも、甘口だともの足りなく感じるね さくらちゃん」

「わたしは中辛がちょうどよかったです」

「「うん」」


侍女4人は中辛がちょうど良いみたいだった

美穂達は


「わたしは…甘口かな 中辛は食べれないことはないけど」

「わたくしも…甘口ですね」

「わたしも…無理すれば中辛食べること出来るかも…でした」


3人とも甘口を選んだみたいだった

母親たちも中辛を選んだようで

辛口が誰も選択してないみたいだった


「辛口 あまっちゃいますね」

「大丈夫ですよ ゆかりに持たせますから」

「えっ? 深愛様?」

「皇室の方々に配ったらいいと思います」

「ありがとうございます」


ミアさんがカレーを配り終えると

芽衣とみさきのふたり、未来とゆかり様 侍女4人が帰宅していく


「お母さん達 ちょっと出かけてくる」

「「どこにだ?」」

英雄(ひでお)さんのところ」

「わかったわ」

「時間かかるのか?」

「6時までには戻ってきます」

「わかった」


両親と会話を終えると

俺は明智家の玄関に瞬間移動をする

ミアさんと美穂は家に残ったようだった


呼び鈴を鳴らすと中から

英雄さんがやってきた


「幸正くん いらっしゃい

 今日はどのような用事で?」

「昨日、今日と日本に行ってきたので

 お土産をわたしにきました」

「日本にですか?」


英雄が驚きながら言う


「じいさんもいますよね?」

「はい 作業部屋にいます」

「それじゃあ、作業部屋に」

「はい」


英雄とともに作業部屋に移動していき


「じいさん おじゃまします」

「あぁ…幸正様か まだ実用化は出来てないぞ」

「とりあえず、色々とお土産持って来たのでどうぞ」


俺はカレー、ハンバーガー、うなぎ

カップ麺を数個ずつ机に置いていく


「幸正様 これは?」

「日本で買いものしてきたのでお土産です

 カップ麺は熱湯を注いで蓋を閉めて3分間待ってください

 そうすれば食べること出来ますので」

「カップ麺というのもすごい技術だな

 これも研究したくなるわ」


爺さんがカップ麺を眺めながらわくわくしている


「英雄さん 金属はどうですか?」

「はい だいたいは目処が立ちました

 英語表記の魔法と威力調整の数式 発動数を

 指定すればうまく行くと思います」

「なるほど いよいよですね」

「はい」

「はやめに作ってほしいものとしては

 冷凍庫と冷蔵庫です」

「冷蔵庫に間しては比較的簡単じゃな

 日本のサンプルも分析出来たし

 それと魔法術式を組み合わせることにした」

「それはそれは よかったです

 これで一般家庭にも冷凍庫や冷蔵庫が普及出来ますね」

「そこなんだが…最初は高くなると思うから

 いきなりは難しいじゃろう」

「そうですか 金属 たりないのです?」

「大量生産するための工場コストだな」

「なるほど どれくらいの企業がやってくれますか?」

「大手の企業が揃って手をあげてくれたようだ」

「よかったです これからも無理難題言うかも知れませんけど」

「あぁ 大丈夫だ むしろ楽しいぞ

 カップ麺も研究しようと思う」

「食品会社を巻き込んでくださいね」

「わかっておる」

「それじゃ、好きなもの食べてください ぼくはこの辺で」

「はい ごちそうになります ハンバーガーが気になります」

「わしはカップ麺にするぞ」


そんなふたりをよそに俺は家に帰宅するのだった


ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

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