138話 日本に来て早々…
俺、母親の美幸、美穂、美穂の育ての母親の絵美、ミアさん
未来、ゆかり様、芽衣、芽衣の母親のみさき
侍女のすみれ、かえで、さくら、ぼたん
総勢13人になってしまっているがゲートをくぐり
目の前に広がる紅葉している山と大滝を
しばらく眺めてしまっていた
そんな中で女の子の叫び声が聞こえてきた
「近寄らないでっ!」
俺たちは…その声にハッとすると
俺はすぐさまミアさんに索敵を頼んだ
「悠 大滝の近くの足場辺りに
女の子一人と男が4人いるみたいです」
「ありがと さくらさんたちは…お母さんたちの方…おねがいね」
「「「「かしこまりました」」」」
「みほちゃん めいちゃん」
「「うん」」
俺たちは女の子と男どもの間に高速移動すると
芽衣と美穂の二人が男どもを闇拘束して自白を発動させる
俺は女の子の方に声をかける
「おねえちゃん このゴミどもは知り合い?」
「え あ ううん 知らない人たち
わたし 大滝を眺めに来ていただけで
そしたら…この人達に絡まれて」
「そうですか…で、おい ゴミども」
俺はゴミどもの方を向いてトーンを下げて言う
「なんだと クソガキ」
「どうなってやがる 身動きとれないぞ」
「このガキ なにしやがった」
「うるさいですね そんなことどうでもいいんですよ
このおねえちゃんになにしようとしていたんですか?」
「そりゃあ、こんな山奥に一人いるんだから
襲ってくださいって言ってるようなもんだろ なぁ」
「そうだ 楽しんで 楽しんだあとは滝に落としてしまえばいいだろうしな」
「俺たちは逮捕されたところで不起訴になるから
やりたい放題だからな ふははは」
ゴミどもが口汚く自白していくのを
美穂と芽衣は顔を強ばらせてみていた
「みほちゃん めいちゃん ごめんね
自白もさせたから…このあとはみるのがいやなら
お母さん達のところに戻ってて」
「ゆきくんは?」
「幸正くん この人達をどうするつもり?」
二人とも俺を見ながら不安げに聞いてくる
「こいつらも言ってるように
ここは山奥だからね 人の目もないですし…ね?」
俺はそう言うと
こいつらの周りに炎を作り出す
「「「なっ」」」
「おねえちゃんも…みほちゃんたちと向こうに行ってて」
「え…魔法使い? ぼく どこの人?」
俺に聞いてくるが俺は笑いながら
「その話は…こいつらを始末してから話しますから」
「始末って…ぼく 日本の法律は?」
「殺人罪のことですか?」
「うん ぼくが捕まっちゃうでしょ?」
「大丈夫ですよ 痕跡残さないし
なんなら こいつらを太平洋の真ん中に放り投げてもいいし」
「ゆきくん あんまりやらかすのはダメだよ?」
美穂がそこで呆れるように言ってくる
「とりあえず、おねえちゃん達は向こうに行ってて」
「「「うん」」」
美穂達が離れていったのを見届けてから
俺はこのゴミどもの方を向くと
こいつらの記憶を探っていく
「ふむ 不法滞在者ですね 強盗、詐欺、レイプなどなど
やりたい放題ですか」
「なっ、なぜそれを知ってやがる」
「今 おまえらの記憶 覗かせて貰ったからですよ
そしておまえらゴミどもに関係している人間もすべて把握出来ました」
「「「なっ…」」」
「と言うことなので…全員殺しますね」
「く、口から出任せ 言ってんじゃねー ガキ」
「はったりだ」
「そうだ」
「やれるもんならやってみろよ」
「ふーん そうですか…じゃあ、遠慮無く
ここにいる4人とおまえらの記憶から辿った
悪党ども全員を始末しますね あの世に行きながら
自分たちの行いを悔い改めろよ
郷に入っては郷に従う…とかやらないような
クソ外人は…ぼくは許しませんからね
それとですね おまえらみたいな外人を野放しにしている
司法、警察、政治家なども許しませんからね すべて始末しますよ」
俺はそう言い放ったあと
こいつらと関係者全員に死を念じた
すると糸が切れたようにその場にパタンと倒れ込んでいき
息絶えていくのだった
そのあと、こいつらを高火力の炎魔法で消し炭にして
炎を消してから…お母さん達の元にむかうと
案の定 お母さんとゆかり様が目くじら立てながら俺に怒鳴りつけてきた
「「ゆきまさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」
「はい わかってますよ 怒られるのは」
「「はぁ…」」
二人ともやれやれという感じにため息をつくと話を変える
「それで…この子は?」
「あなた お名前は? 怪我はない?」
助けたお姉ちゃんに問いかけていた
とうとう即死能力を使っちゃいましたね
ダンジョンなどでは使うことしなかった能力
しかも記憶を覗いて関係者全員皆殺しとかやばいですね
デ○ノート以上にやばいね
デ○ノート…常々あったらいいなと
思ってましたけど
今の日本に対してイライラもあり物語にぶつけている部分は否定出来ません