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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
ダンジョン攻略 50階層から61階層まで
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133話 午後のひととき

お昼ご飯を食べ終えて一息ついたあと

俺は芽衣の両親に改めて話しかける


「おじさん おばさん 明日と明後日の午後は仕事ですよね?」

「はい 販売まで残り一週間になりましたので

 生産や在庫の確認など色々忙しいのですが…なにかあるのですか?」


銀四郎が俺に困ったように返答してくる


「明日 お母さんとみほちゃん おばさん

 ミアさん みくちゃん ゆかり様 めいちゃん 侍女さん4人で

 日本に金と日本円を換金しに行く予定なのです

 明日はともかく明後日は日本の洋服店をめいちゃんが視察予定で

 よかったらどちらか手が空いてるなら着いてきてくれると

 参考になるんじゃないかと」


俺がそう説明すると

ふたりとも驚いて俺たちを見て思考停止してしまってるようだった

そこで母親がふたりに声をかける


「紺菱さんが都合つかなくても

 わたしとゆかり様が子ども達の監視はしますので

 めいちゃんのこともちゃんとみますから」

「えっ? あ…はい それはありがたいのですけど

 日本に簡単にいけるものなんですか?」

「この子の能力はなんでもあり…みたいなので

 この世界と違う世界へも移動も出来るようです

 こんな滅茶苦茶な子どもを持つ親としては

 頭が痛いのですけど…」

「「はぁ…」」


ふたりがため息をついていると

芽衣がふたりに話しかける


「お父様達忙しいみたいですし

 日本の洋服店はわたしがちゃんと動画撮影しつつ

 見てきますので…むりには」


それを受けてふたりともお互いを見て


「あなた…わたしはいなくても従業員の方々いたら平気では?」

「確かに そうだな みさきには仕事を与えてないな いまは

 じゃあ、明日と明後日 みさきも芽衣の付き添いでいいか?」

「はい しっかりといろんなもの見てますね」

「幸正くん 明日と明後日 妻もついていくことにしましたので」

「はい おばさん よろしくお願いします」

「こちらこそ 美幸さんもよろしくお願いします」

「はい」


そこで芽衣が口を開く


「ついてくることに決まったようなので

 幸正くん お母様 服装どうするのです?」

「あ…おばさん どうします? 着物のまま?

 それとも洋服?」


俺は芽衣に言われて

そういえば…と言う感じにみさきに問いかけると

俺を見て返事をする


「着物着ているのは…ゆかり様だけなのでしょうか?」

「そうですね お母さんはブラウスにジーンズだよね?」


母親を見て聞くと母親が頷く

それを見て…みさきは考え込んだあと

俺に答える


「わたしも美幸さんと同様なスタイルで…お願いします」

「わかりました とりあえず、お母さん おばさんの胸のサイズとか

 ウェストとか身長とか測って…」

「そうね みさきさん ちょっと別の部屋に…」

「はい」


母親とみさきは部屋から出て行くのをみてから

俺は父親に確認することあったので聞くことにした


「お父さん かってくるものって野菜の種と果物色々

 ほかにいるものあります?」

「あ…そうだな お酒類とか…飲んでみたいものあるかな

 ウイスキーやビールもこの国じゃないし

 日本酒はこの国にある酒と変わらないだろうから

 それはなくてもよさそう…」

「わかりました ビールやウイスキーですね

 ぼくが買うわけにもいかないのでお母さんに頼みます」

「よろしくな 日本じゃ…お酒は20歳からか…?」

「はい 子どもは買うのもまずいので」

「なるほどな」


俺と父親の会話を聞いてて芽衣もおじさんに確認していた


「お父様はどうします?」

「あ 俺か? 日本のものわからないからなぁ…

 正太さんが今 話していたビールなどは気になったな」

「わかりました お母様に伝えておきますね」

「ありがと それはそうと…とんかつもどきはうまかった

 芽衣は作り方 覚えたんだったよな」

「はい 油使いますのでなかなか作る機会が…

 お母様と一緒にしますね」

「たのむ」

「はい」


そんな会話をしていると

母親達が部屋に戻ってきて俺に伝える


「みさきさん 胸は86のD 身長153 ウェスト47だったわ」

「わかりました ブラウスは白でいいの? 下着の色は?」


俺はみさきに確認する


「あ はい 白で 下着も白で」

「わかりました 今作り出しますね あ 10月も後半なので

 ブラウスだけじゃ寒いかもしれませんので

 上にカーディガンも作ります」


俺はネットを開きながら

母親に教えて貰った数値を元に数着作り出していき

みさきにわたす


「どうぞ」

「ありがとうございます 簡単に作り出しているけれど

 これをわたしたちで量産してくれと言うかたちなんですよね」

「はい ぼくがいなくなったら…作れなくなると言うのはダメですし

 文化として定着して…国民の産業になるほうが

 みんなに利点があると思うんで」

「確かに…そうですね」


みさきがやれの言葉に頷きながら納得すると

銀四郎も頷いていた


「生産ラインもボタンやファスナーの生産も

 人手が必要ですし新しい職として色々求人が増えてますからね

 危険な冒険者を選ばなくても稼げる職場があるのは

 平民としては助かりますから」


銀四郎もそう語っていた


「自動車産業もまだまだですし

 テレビやラジオもまだまだ高価みたいですよね」

「「そうだな」」


俺の言葉に父親達が頷く

母親と芽衣とみさきは時計を見て


「幸正くん そろそろ3時過ぎになるけど

 お母様が料理色々作りたいということみたいで

 おばさんと夕ご飯作りしてもいい?

 お父様いいですよね?」

「あ うん ぼくは構いません おじさんは?」

「えっと みさき…美幸さんに?」

「とんかつもどきやら唐揚げやら色々教わりたくて

 美幸さんに頼んでみたら了承いただいて…」

「美幸さん…ありがとうございます」

「いえいえ 夕ご飯作りはしなきゃならないですから」


母親がそう言う

芽衣は俺を向いて


「もう少ししたら…料理作りになるけど

 それまでの間 おやつでも?」

「うん お母さん アイスでも…」

「そうだね あなたも食べるよね?」

「いただく 銀四郎さんたちは?」

「「はい いただきます」」


こうしてアイスを食べながらゆっくりしてから

母親達は台所に向かうのだった

ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

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