123話 それぞれのステータス
だいぶ長くなってます(^^;
すみれはステータスウインドウを俺たちにみえるように表示させる
西篠すみれ 女 21歳
レベル 5
HP 32/32 MP 15/15
力 30
体力 30
素早さ 30
器用さ 15
知力 15
精神 15
運 5
それをみた未来達は
「レベル5はあったのですね」
「力と素早さが高いし格闘技をやっていると言うことだから納得」
「レベルは…はい 弱い魔物を倒しながら格闘技の練習してまして」
未来と美穂の感想にすみれが答える
その間、俺は彼女に渡すための武器を2つほど
イメージしつつ作り出していた
銀虎の手袋 攻撃力 5000 攻撃力アップ 10倍
素早さアップ 10倍
ニードルビット5本 魔力操作 自属性強化
ビットホルダー 自動修復 自動HP回復 自動MP回復
作り出したものをすみれに手渡す
「すみれさん これ」
「えっ? あ はい ありがとうございます
えっと…手袋はわかるのですが
この細長い針とこちらのは?」
すみれが首をかしげながら俺に聞いてくる
「みほちゃんたち同様のビットだけど
そのホルダーに5本しまっておいて
どちらかの太ももにホルダーを装備出来るようになってます
あと手で持てるようにもなってますし
とっさに使えると思います」
「なるほど わたしが格闘メインと言うこともありますか?」
「はい 手袋自体に攻撃力等を仕込んでおきましたし
デザインは…手の甲のほうに虎の顔が描かれている感じにしてます」
「銀色の手袋…ありがとうございます」
すみれはお礼を言いながら
手袋を両手にはめていき
片方の太ももにホルダーを装備する
「あの…スカート…出来たら…ぼくがみえないところでしてください」
俺は赤くなりながら言う
美穂は頭を叩いてくる
「ゆきくんがみないようにすればいいでしょ」
「うぅ…すぐ叩く…」
そんなやりとりを見てすみれも
「あ 申し訳ございません 気をつけます」
意識してくれたようだった
すみれの確認が終えると次はかえでが
ステータスを表示させてくれた
東篠かえで 女 20歳
レベル 1
HP 13/13 MP 8/8
力 4
体力 3
素早さ 6
器用さ 5
知力 3
精神 3
運 1
「わたしのステータス…こうなってるのね
レベルはこの国の技術でも確認出来ていたけど
詳しくまでは確認出来ないものだから新鮮です」
かえでが自分のステータスを見ながら感想を言う
美穂達もステータスを見ながら感想を語り始める
「かえでさんも前衛タイプなのかな」
「全体的にバランスはとれている感じに見えますね」
「うん わたしのときよりはMPもあるし」
美穂 未来 芽衣がそう呟く
俺はとりあえず…すみれにわたした
ニートルビットとビットホルダーをあと3セット作り出して
かえで さくら ぼたんに先に渡しつつ
かえでに話しかける
「それで…かえでさんは武器をどうします?」
「そうですね…幸正様としては青龍に関係しているなら
刀を作りたいと思っていらっしゃるのでは?」
かえでが俺にそう言ってくる
「先ほどのネットで調べて青竜刀のことを…ですか?」
「はい 幸正様…当たっていらっしゃいますか?」
「それは うん 刀をイメージしてしまうのだけど
かえでさん自身が使いやすい武器が1番だと思うので」
「わたし自身…」
かえではしばらく考える
美穂 未来 芽衣の3人は
俺に話しかけてきて
「ビットもあるわけだし」
「基本的にビットを飛ばして攻撃するスタイルになりそうなのは
わたくしたちを見ていれば…そうですね」
「うん 力もそこそこあって素早さもあるし
色々出来そうですよね かえでさん」
美穂達が話をしていると
かえでがきめたようで俺に話しかけてくる
「芽衣さんと同じようなスタイルにします 双剣で
だめでしょうか?」
楓が俺に遠慮がちに言うと
俺は「ううん」と首を振りながら武器を作る
青龍の双剣 攻撃力 5000 攻撃力アップ 10倍
素早さアップ 10倍
「武器性能はすみれさんと同じです
あと使わないときは両手首に腕輪として収納出来るようにしてます
あ めいちゃんのときもそうだったけど
双剣を使っていれば二刀流スキルも身につきます」
「ありがとうございます
刀身も青になっているんですね」
「うん 青系でイメージしました」
かえでにわたしおえると
つぎは…と…俺はさくらとぼたんをみる
「「わたしたちですね」」
「さくらちゃんから先でいいよ」
「ぼたんちゃんからでもいいのに…わかった わたしからしますね」
北篠さくら 女 19歳
レベル 1
HP 10/10 MP 18/18
力 1
体力 3
素早さ 3
器用さ 6
知力 7
精神 7
運 1
さくらがステータスを表示させると
美穂達はそれを見て話し始める
「さくらさんは…後衛みたいね」
「そうみたいですね MPも高いし知力と精神も高い
それでいて器用さもあるね」
「力がないけど…ビット飛ばしまくればいいだけですものね」
俺はさくらの方を見て問いかけてみる
「さくらさんは…どうします?」
さくらはあごに人差し指を載せつつ考えて
「うーん 幸正様はわたしには植物採取を中心にして欲しいと
思われていますよね?」
「はい 戦闘は過剰戦力ですし」
「それでしたら…どこからでも狙い撃てる遠距離射撃と
あとは…守りがほしいですね
幸正様たちは…ダメージ無効ありますけど
護衛の方やわたしたち以外の侍女の方
そして一般市民の方を守れる盾がほしいです」
さくらのその言葉を聞きながら
彼女には二つ作り出した方がいいと思って
俺は2つイメージして作り出す
魔力式遠距離射撃用ライフル 攻撃力 5000
魔力増幅10倍 遠見 植物の知識連動 自動参照
ビットシールド 防御力 10000 自動反射 状態異常無効 守護者の盾
「えっと…ふたつ?」
さくらは首をかしげて手渡されたふたつをみる
「ライフルは見ての通り遠距離射撃用です
遠見スキルもつけてあるので遠くのものを拡大表示して見ること出来るはずです
あとさくらさん専用として植物の知識連動連動による自動参照もつけておきました
遠見で生えてる植物をみたときに
ウインドウを自動で開いて参照出来るようにしました」
「はぁ…こんなに色々つけていただいて…すみれさんやかえでさんより
待遇が…」
困惑気味に言う
すると…すみれとかえではさくらに笑いながら
「わたしたちのことは気にしないでいいから」
「さくらさんにしか出来ないことだから…その機能をつけていただいたのでしょう?」
「すみれさん かえでさん …はい そうですね
幸正様 ありがとうございます それで盾は?」
さくらが盾を見ながら聞いてくると
俺は説明に入る
「その盾は分裂してビットとして動きます
そして相手の攻撃を受けたときに自動的に相手へその攻撃を反射させます
それと守護者の盾はさくらさんが守りたい人たち全員に
この盾の能力を付与させるものになります
言ってみれば…この盾とさくらさんがいれば
たとえば反月左翼のバカどもが攻めてきても返り討ち出来ると言うことです」
俺がそう言うと美穂と未来が呆れるように
「ゆきくん また口が悪くなってるよ?
反月勢力とか左翼が嫌いなのはわかるけど」
「そうですね 口が悪くなってるのは気をつけてくださいね」
「ご、ごめんなさい」
二人に注意されてあやまってしまう俺を見ながら
さくらは微笑みながら
「この盾 大切に使わせていただきますね
わたしが守りたい方々のために」
「はい 色は緑系になってますがよかったですか?
さくらさんだし…さくら…ピンクというイメージもありますが」
「あ…ピンクだと美穂様と被っちゃうので…緑で大丈夫です」
一瞬だけ美穂を見て…そう言うさくら
美穂は黙っているようだったが
さくらに渡し終えると最後
ぼたんのほうをみる
俺が自分の方に見るのを見て
ぼたんはステータスを表示させていく
南篠ぼたん 女 19歳
レベル 1
HP 8/8 MP 16/16
力 1
体力 2
素早さ 5
器用さ 7
知力 6
精神 5
運 1
ステータスを見て行く美穂達
「さくらさん同様に後衛寄り…かな」
「さくらさんよりは若干劣るところはあるけど
器用さは高いですね」
「素早さもある方だと思います 幸正くん 侍女さん達も
成長倍増10倍付与させるよね?」
芽衣が俺にそう聞いてくる
「そのつもり…すみれさん達もそれでいいです?」
「えっと…10倍?」
「成長倍増というとレベルアップの時に上がる数値が倍増するものですね」
「10倍となると通常の10倍あがる?」
「わたしたちも未来様達と同じに?」
4人とも青ざめてしまっているが
俺は4人に
「ぼくたちと一緒にいてくれること前提なら
同じようになってくれたほうが色々と楽ですし」
「「「「はぁ…」」」」
「それで…ぼたんさん」
「あ…はい 武器ですね さくらちゃんと同じがいいです」
「えっと…遠距離ですか?」
「あ…遠距離射撃用じゃなくていいです」
ぼたんが遠距離用ライフルじゃなくていいと
手を振りながら答える
俺は弾倉がカートリッジタイプになっている拳銃をイメージして2つ作り出して
ぼたんにわたす
魔力式拳銃 攻撃力 5000 魔力増幅10倍 属性攻撃力アップ
素早さアップ10倍 器用さアップ10倍 遠見
「こんな感じでいいです?
あ 使わないときは腕輪に変化していますし
念じればいつでも手元に現れます
さくらさんも同じです 言い忘れましたが
あと腕輪になっていても武器に付与されているスキルは発動してますので」
ぼたんは手渡された拳銃を握って構えてみる
「えっと照準は…銃口の先端に着いているところであわせる感じですか?」
「はい さくらさんの方なら照準の望遠レンズも着いてますが
拳銃タイプだとそうなります」
「なるほど…わかりました ありがとうございます」
4人それぞれのステータス確認と武器を渡し終えると時間を見る
「3時前になりましたね お母さん 肉 魚 どっちがいいです?」
母親に聞いてみると
自分に話が来ると思ってなかったのか驚いていた
「あ 夕ご飯?」
「うん レベル上げに行くついでに…」
「そうね どっちもあまっているわよ 幸正がとりまくったために」
「あはは すみれさんたち 牛 猪 マグロ 鳥 どれがいいです?」
4人に聞いてみる
「うーん 牛 猪で」
「「「それで」」」
そのあと…ぼたんが
「牛丼なら大量に作れるしアイテムボックスもいただきましたから
作り置きも出来ますから」
そう追加して答える
「わかりました みほちゃん達もいい?」
「「「うん」」」
「ミアさんは?」
「もちろん ついていきますよ」
「じゃあ、お母さんとおばさん プリンとアイスの方お願いします」
「「えぇ」」
俺たち9人はダンジョンに瞬間移動するのだった
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