119話 プリン作り
俺は遠心分離機に魔力を充電させてしまうと
机を複数台作り出す
真ん中に穴を空けておき
穴の周りに鍋やフライパンを置くための足を付ける
要するに火を付ける機構だけ取り除いたものだ
机の下にビットをおけるようにしておく
それを数台用意すると美穂と芽衣に声をかける
「めいちゃん みほちゃん まずはプリン作り」
「「うん」」
「めいちゃんは作り方把握してるよね」
「うん 昨日のうちに予習しておいてるから」
「じゃあ、先にキャラメルソースから」
「うん みほさん フライパンに水とお湯と砂糖を」
「多めかな?」
美穂が芽衣を見て聞いてくる
「多めになると思う 30個ぐらい作るよね? 幸正くん」
美穂の言葉に芽衣は考えながら俺に聞く
「そうなるね 皇室にも持って行くでしょうし
30と30かなぁ プリンとアイスで」
指折り数えつつ俺は答える
「幸正くん ファイアおねがい」
「うん」
俺はビットをフライパンの下の穴から当ててファイアを使う
美穂と芽衣は砂糖を茶色になるまで煮つめていく
「めいさん こんくらいでいい?」
「うん いいと思う 完成したけど 幸正くん どう?」
芽衣がフライパンを俺に見せながら聞いてくる
「いいと思う せっかくだし蜂蜜もいれて」
「それもいいね」
俺は蜂蜜の壺をアイテムボックスから取り出して
そこに置くと芽衣と美穂は蜂蜜をフライパンに入れていき
キャラメルソースに馴染ませるように混ぜていく
キャラメルソースが完成したあと
それをガラス瓶に入れていき
フライパンは美穂の清浄やら除菌などで洗う
次に芽衣は鍋をとりだして牛乳を入れていき
俺に合図を送ってくる
それを見て牛乳を温めていく
沸騰させないような火力で
そのあと芽衣が
温めた牛乳を侍女さんが溶かしてくれていた
砂糖入り卵に混ぜていく
「これでプリンの生地も出来ました
みほさん カップにキャラメルソースを均等に少し入れましょ」
「うん」
芽衣と美穂がキャラメルソースを入れていく間に
俺は細かい網になっている
漉し器を作り出す
キャラメルソースがカップに入れ終わるのを見て
芽衣と美穂に漉し器を渡す
「みほさん プリンの生地を漉し器を通してカップに注いでいってください」
「うん」
二人がプリンの生地をカップに注ぐ終わるのを見てから
大きめな鍋を4つほど作り出して
鍋に薄い布を敷いておく
「めいちゃん みほちゃん プリンのカップを鍋に」
「はい」
「うん」
プリンが入っているカップを鍋に並べていき
美穂は鍋にウォーターを使って水を入れていく
その際、美穂が芽衣に確認する
「水の量って…」
「プリンのカップの半分ぐらいまでで」
「わかった」
美穂がそれぞれの鍋に水を入れていき
俺はファイアで鍋を熱していき
湯気が出てくるのをみると
芽衣が俺に
「ファイアの火力を中火にして」
「うん」
そのあと芽衣は鍋に蓋をかけていく
そして俺たちに言う
「このまま30分ぐらい蒸していき
幸正くんは30分経ったら火を止めて」
「うん」
「これでプリンの方は終わりね
次はアイスだよね ゆきくんうまく出来る?」
美穂が俺に不安そうに聞いてくる
「こればかりはやってみないとわからないから」
「そうだよね」
俺たちはアイスの方に作業を移ることにした
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