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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
ダンジョン攻略 50階層から61階層まで
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117話 デザート作り あれこれ

翌日 土曜日

美穂と一緒に登校して教室に入り席に着きながら

ネットを見てゼラチン精製の工程を確認していたが

難しそうで悩んでいると

芽衣が登校してきて隣の席に着きながら

俺に声をかけてくる


「おはよう」

「あ おはよ」

「悩んでる?」

「様子がおかしかった?」

「顔に出ていたから」

「そんなに…」

「幸正くん 顔に出やすいから みほさんも気づいてると思うよ?」

「そう それでゼラチンの作り方みていたけど

 難しそうで」

「わたしも見てみたけど…すぐ出来そうにないよね」

「前処理だけでも1日はかかりそうだもん

 石灰を使った場合だと3ヶ月」

「かなり大変だよね これ専門の人に量産して貰わないと

 一般人が使えないと思う」

「うん デザートだよね ゼリーの他にはプリンかなぁ」

「プリンなら出来そうだよね」


お互いにネットを見ながらそう会話していると

美穂が後ろにやってきて頭を叩いてくる


「むぅ また芽衣さんと楽しそうにしてる」

「だ、だから叩かないで」

「それでなにしていたの?」


美穂は俺の抗議を無視して聞いてくる


「昨日 侍女さんが甘いもの作らないの?といわれて

 なにかないかなって」

「幸正くん 最初 ゼリーとか考えたみたいだけど

 ゼラチン自体が作りにくくて

 違うものにしようって話していたの」


俺と芽衣は美穂に説明する


「言われてみれば甘いもの なにも作ったことないよね

 とんかつもどき 唐揚げ フライもの

 牛丼 焼き鳥 マグロ丼 蟹鍋……などなど

 偏ってるもんね ゆきくん」

「うん」


美穂に指摘されて反論すら出来ないから

頷くだけになった


「ネット見ていて食べてみたいものは色々あるけど

 この国で作れるものってなかなかないよね

 アイスクリームとか食べてみたいなって思うけど

 ゆきくん 作り方わからないよね?」

「詳しくはわからない 調べないと…

 アイスは魔法を使うしかなさそうかな 冷凍庫自体がまだ出来てないから」

「あ そっか 冷やさないとダメなのね」

「とりあえず、アイスとプリン 試してみることにする?」

「「うん」」


そこに未来も教室に入ってきて

俺たちのところにやってくる


「おはようございます」

「「おはよ」」

「おはようございます」


未来と挨拶を交わしたあと未来が昨日の焼き鳥も

陛下が気に入って貰った様子をはなしたあと

俺に聞いてくる


「それで 今日はなにをする予定なの?」


俺が答える前に

芽衣と美穂が未来に答え始める


「プリンとアイスを作ってみようと決まりました」

「わたしがアイス食べてみたいって言ったから

 アイス作りを試そうって決まったの」


それを聞いて未来は

ネットを見ながら確認しつつ


「プリンは出来そうですけど

 アイスは冷やさないと…わたしたちの魔法を

 使うことを前提ですか?」

「うん 冷凍庫がまだ実用化してないから

 魔法を使うしかないと思う」


未来の質問に俺がそう答える


「なるほど 確かに…そうですね

 一度 帰宅したときに牛乳などの材料は

 わたくしも持って来ますので」

「ありがと」


そこで予鈴が鳴ったので

美穂と未来は席に戻っていく

芽衣が念話で話しかけてきたので教師が来るまで会話を続けることにする


「昨日 家に帰って フレンチトースト試してみたよ」

「うまく出来た?」

「うん おいしかった 蜂蜜もアイテムボックスに大量にあるから

 かけて食べてみたら甘くておしいかったよ」

「デザートになるよね」

「うん 明日のお昼 作るね」

「たのしみにしてるね …みほちゃんに知られたら

 叩かれそうだけど」


俺の言葉に芽衣が顔をくもらせる


「みほさん わたし抜け駆けしてるのかな?」

「えっ」

「幸正くんに手料理食べて貰いたいと言うのは

 みほさんも未来様も同じじゃない?」

「そっか でも、明日はめいちゃんだけで」

「ありがと」


芽衣は表情を戻して赤くなる

そんな芽衣の顔を見ていてかわいいって思ってしまいながら

芽衣を見つめかえしてしまう


そのあとなにごともなく授業も進み

放課後を迎えると

俺たちはいったんそれぞれの家に帰宅していくのだった


ここまで読んでいただいた方ありがとうございます

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